ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

学校公開

2007年07月10日 | ゆきちゃんの日記
今日は由紀子の学校の公開日でした。 

だれでも好きな時間に
好きな授業を自由に見てもいい!

と、いう日です。 
 

午前中は由紀子の作業学習を見ました。 

去年まで織物班でさおりを織っていましたが、

今年は紙すき班です。 

牛乳パックをほぐして紙をすいて、
ハガキやカードを作ります。 

もともと紙箱をむしるのが好きなので、
牛乳パックのコーティングを剥がす作業は
得意中の得意!(笑) 
 

母は、由紀子が織ったさおりの布が
手に入らなくなったのがとても残念なのですが、 

由紀子は毎回ルンルンで作業に行っていると
先生が言ってました。 
 

そんな由紀子のルンルンを見てみようと思って、
そっと作業の部屋を覗いてみました。 


 
ケースの中にほぐした牛乳パックの繊維と、
ノリをとかした液体が入っていて、
それを器具を使ってすく作業らしいのですが・・・。 

 
そのヌルヌル感が気持ちがいいらしく、
先生の目を盗んでは作業をサボってかき回してました。
 

今日はラベンダーの花を
ミキサーにかけて混ぜたものを紙にしていたので、
 
とてもいい香りがして・・・

なおさらゆきちゃんはリラックスしてしまうのでした。(笑)
 
°。゜(# ̄ ▽. ̄#) いい気持ちー°。 
 

でも、ちゃんと作業もしていたんですよ。 


 
ハガキやカードを一枚、一枚手すきで作ってました。 

今年の販売実習では
ハガキをいっぱい買うことになりそうです。(笑) 

 

午後からは高等部の教科授業を見学してきました。 

一年生の授業は英語でした。 

能力別に分けられて、
それぞれの授業が行われていました。 

文法の授業を受けるクラスから、
授業ではなく自立訓練を受けるクラスまで
4~5クラスあったでしょうか? 


養護学校の中でも
ずいぶん差があるんだなぁ~と、思いました。 
 

見学をしながら、
私なりにいろいろイメージをしてみたのですが、 

由紀子が高等部に入った時に、
いったいどんな生活をするのか・・・ 

想像をする事はできませんでした。 


だって、由紀子はできる事と
できない事の差がとても激しいから・・・ 

勉強だけの問題ではないのです。 

生活のサポートをどれ位してもらえるのか・・・
そのことの方が大きな問題のような気がするのです。
 
でも、それは見学するだけでは解からない事です。 
 

「高等部は義務教育じゃないからね・・・。」 

誰かにいわれた言葉が心に引っかかったままです。
 
義務教育が終わる・・・
その現実の大きさに今頃うろたえる母です。 


 
高等部の授業を一通り見学してから、
中学部に戻って修学旅行の発表会の見学をしました。
 
旅行中のビデオを見せてもらったのですが、
由紀子は始終笑顔でした。 

先生が話してくれた通り、
由紀子は修学旅行を満喫してきたようです。 

本当に楽しそうでした。 
 

そんな姿を見ながら、
高等部の事で悩むのも大切なことだけど、
今は由紀子が少しでも成長できるように
サポートをすることのほうが
大事なのかもしれないと思いました。 
 

高等部に入ったら、
また新しい環境に戸惑って
中学部1年生の時のように潰れてしまうのかもしれない。 

でも、由紀子はきっと、
また立ち上がってくれるでしょう。
 
あのつらかった頃、
いろんなことができなくなってしまったけれど、
ちゃんとまたできるようになりました。
 
いえ!それ以上にできるようになりました。 

現在の由紀子は確実に小学校の時よりも
成長してたくましくなってます。 

 

だって、ビデオの中の由紀子は
私が想像していた以上に
いろんな経験を楽しめるようになっているんですもの・・・。 
 

高等部に進学することはもう決めたことです。 

不安や戸惑いが消えたわけではないけれど、 

それから先のことは、
その中で解決して行こうと思います。 

私はこれからも由紀子の笑顔を守ることに
全力を尽くすだけです。 
 

今日、ビデオを見せてもらって
本当によかった!!
(*⌒ー⌒*) 
 

だた・・・ビデオの中に由紀子が登場する時、
食べるシーンが多かったのは、
私の気のせいでしょうか?


φ(*゜▽゜*)ψいただきます 
   
 
o(〃^▽^〃)oあははっ♪


=END= 
コメント
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