畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載241「冬瓜」(その2終わり)

2021-03-19 10:57:44 | 野菜

 10キロほどまで大きくなった。

     冬瓜(その2終わり)

 自家栽培野菜が盛期に入る7月に店をオープンするのが通例だったが、そのころになると蔓が盛大に伸びだし、畑全面を覆うほどになった。

 そのころから黄色の花も盛大に見え、そして小さな実から大きな実まで葉の下に隠れて育って来る。数えきれないほどの数が出来、うれしい誤算に喜んだのだったが、一つだけ誤算があって悩まされた。種の説明では中玉種とあったのに、なんとぐんぐんと大きく育ち、10キロを超えるような中玉とは言い難い巨大な冬瓜に成長したのです。

 昨今の家庭は小人数の世帯が多くて、10キロを超えるような冬瓜は食べきれるものではない。テーブルの上にいくつもゴロゴロと並べてみたが売れない。値段を下げても売れない。レシピをつけても売れないと散々な始末。ついには「目方を当てたら無料進呈」という企画までしたけれど、なかなか挑戦者は現れなかった。

 さて、たくさん作ったのに売れ残り、始末に困ったのだった。でも、美味しい食べ方は色々ある。夏のスタミナ源の一つ「クジラ汁」の具としても最高。そして、大きな切り身に切り分けて柔らかくなるまで煮てから鍋から取り出して十分に冷やす。そして、アンを作って「冷たい冬瓜のアンかけ」に仕上げる。盆暮れに頂いたカニ缶などが眠っていたら、アンの具としても贅沢な一品になる。

 冬瓜もいろいろな種類があり、手ごろな大きさの「姫冬瓜」などという種類もあるから、ぜひ栽培してみていただきたいものです。

       (終わり)

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うおぬまの里を訪ねる(その1)

2021-03-19 04:48:06 | お出かけ

 昨日は前から予定していたお出かけ。

向かった先は、八海山酒造が運営する「魚沼の里」です。

 

 広大な施設にいくつもの店など展開されている。

この建物は、古い民家を移築した蕎麦屋の「長森」です。

 

 バウムクーヘンを焼いているところが見られるお菓子工房。

これはその工房兼売店の前ですが、雪解けが進んている。後ろの雪原は蕎麦畑になります。

 

 お菓子を選んでいるうちに昼食時間に。

蕎麦を食べる気分ではないと、右の建物に向かう。

 

 ここも、古民家の移築か、古民家風の建物。

店名はややミスマッチな感じもするけれど、入ってみることにしましょう。

 ここ、魚沼の里にはこのほかにも、誰でも入られる「社員食堂」、

そして、このアンドフォレスト、長森といくつもの食べるところがあります。

     (続く)

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