今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

ホームラン記念日

2005-09-03 | 記念日
今日(9月3日)は「ホームラン記念日」
1977(昭和52)年、後楽園球場で巨人の王貞治選手が通算756号ホームランを打ち、それまでアメリカ大リーグのハンク・アーロンが持っていた世界最高記録を更新した。2日後の9月5日に、政府は日本初の国民栄誉賞を贈り、その栄誉を讃えた。国民栄誉賞は、前人未到の偉業を成し遂げ、多くの国民から敬愛され、夢と希望を与えた人に贈られる賞で、現在までに王貞治・古賀政男・長谷川一夫・植村直己・山下泰裕・衣笠祥雄・美空ひばり・千代の富士・藤山一郎・長谷川町子・服部良一・渥美清・吉田正・黒澤明・高橋尚子の15人が受賞している。王選手は引退までに868本のホームランを打った。
戦後の復興期、まだ、庶民の娯楽の中心は、映画か相撲、そして野球であった。そのような時代に、高校時代には全国優勝を遂げた王貞治は、プロ野球界でも既にスターであった長嶋茂雄 選手とともに巨人の2枚看板として活躍した。当時、全国各地で地域や学校・会社などでチームを作り、子供から大人まで、多くの人たちが野球に熱中していたが、王、長嶋の2人は、正にそれらの人の希望の星であった。あの野球マンガ、スポ根ものの元祖ともいうべき名作中の名作。「巨人の星 」は梶原一騎(原作)・川崎のぼる(画)のコンビで「週刊少年マガジン」(1966年から1971年)までに連載され、その後TVアニメ化もされて、爆発的な人気を得た。主人公の星飛雄馬は、父一徹により幼年時から野球のための英才教育を施され、プロ野球の巨人軍に入団。ライバルの花形満や左門豊作らに大リーグボールを武器に戦う。しかし、巨人軍でプロ選手としての道を歩み始めた飛雄馬の剛速球は・・・王・長島には通用しなかった・・・。漫画の世界のスーパースターでも叶わない王と長島なんだから、当時の人達、特に子供達が野球に夢中になるのは当たり前だよね。
思い出せば、戦後、間なしのまだ、私が子供の頃は、野球のミットも皮のものは高くてなかなか買えず、皆布製のミットをつけて野球をしていた。私は左利きであったが、左利き用のグローブは特に高価なので、右利き用のものをはめて野球をしていた。昼間は、近くの学校のグラウンドなどで野球をしているが、夕方からは、私鉄の変電所があり、その前の広場は夜でもライトが点いていたので、勉強もせずに夜遅くまで、近所の子供と野球に熱中していたのを思い出す。ライトといっても薄暗いのにね~。特に夏の甲子園の時期になるとどこの誰もが、じっとしていられなくなり、一斉に、野球を始めたものだ。この頃の子供達は勉強もせず家の外でよく遊んでいたね~。しかし、最近では、子供が戸外で遊んでいる姿など見たことがない。子供の頃、大きい子、小さい子が入り混じって、集団で遊ぶことは大切なことなんだがな~。
《画像は、昨年(2004=平成16年)8月27日の西部22回戦(西部ドーム)に勝ち、監督として通産勝利数を1034勝とし、巨人の2枚看板であり先輩でもある長嶋茂雄氏と同じ歴代10位に並んだ時の写真である。28日朝日新聞朝刊より)》
参考:
日本プロ野球名球会会員
http://www.meikyukai.co.jp/member/member.htm
伝説のプレーヤー/日本プロ野球
http://www.webmie.or.jp/~m-yama/index.html
ON対決関連の過去の記事(2004)/王監督、長嶋さんに並ぶ1034勝
http://www9.plala.or.jp/jin89/kiji2004/040828_1.html