ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



鹿児島県の県議会議員選挙で選挙違反に問われていた12人の人たちが無罪になりましたが、この事件はとても不可解な事件ですね。

鹿児島県のド田舎のさらに20人くらいしかいない集落の人たちに191万円渡して票の取りまとめをしたとして、県議会議員とその集落の人たちが逮捕されたわけですが、選挙違反をするにしてもすごく非効率的ですよね。普通に考えたらこんなことやらないし、警察だっておかしいと思うはずですよね。実際その地域の警察官は最初からおかしいと思っていたみたいだし、どうしてここまでしつこくやったのかがわかりません。

テレビに映っている無罪になった人たちの顔を見ていたら、とてもお金をもらって選挙違反やるようには見えませんよね。これだったら現在の国会議員で大臣をやっている人たちの方がよっぽど人相が悪く、悪事をはたらいているように見えます。

たぶん選挙がらみのタレこみか何かがあって県警が動き逮捕したのだろうけれど、普通は検察がこんな不十分な証拠だったら立件しないと思うのです。よほど強い圧力でもかかったのか、よほど県警がメンツにこだわったのか、あまりにも不可解です。この部分をしっかりと究明してもらいたいものです。どちらにしても逮捕された人たちは迷惑な話ですよね。

しかもその取調べの中で44歳の警部補が、紙に家族の名前なんかを書いて足で踏ませて取調べをしていたそうですが、まるで江戸時代です。テレビに出てくる悪代官を想像してしまいました。先日踏み切りに入った女性を救った警察官が亡くなりましたが、ニュースでみているとその方は地域の人たちにとても信頼されていたようでした。役職は巡査部長で、年齢は50歳を越えていましたよね。そんな人がいるかと思えば、こんな人間のクズみたいな警察官もいて、こっちのクズの方が役職もずっと上だというのですから警察組織がいかにおかしいかがよくわかります。

しかもそのクズに下された処分は減給3ヶ月だったと思います。それで終わりなんてひどすぎます。懲戒免職にして逮捕するのが当然だと思うのですが、そうならないのですね。絶対におかしいです。しかも未だに謝罪すらしていないそうです。そして無罪になった人たちの名前は公表されていましたが、この警部補や県警の本部長の名前は公表されていません。甚だ不公平です。バカが権力を持ってしまうとロクなことはしません。

公務員の方々は自分の行っている仕事が公権力の行使だということをもっと強く認識すべきです。役場の窓口の人だってある程度の裁量権を持っているのです。そしてその権力は住民へのサービスのみに行使されるべきものであって、自分の利益や面子のために行使されるべきものでは決してあってはならないのです。宮崎県や和歌山県などの知事まで巻き込んだ談合事件など、このところ裁量権を逸脱した事件が多すぎます。そのくせ国民へのサービスになるようなことでも前例がないと積極的に働こうとはしません。この腐った構造をどうにか変えることはできないのでしょうか。

無罪になった人たちは国家賠償請求をするそうですが、当然です。失われた4年間は帰ってきませんから国家に賠償してもらわなくてはいけませんし、おそらく賠償を受けられるでしょう。ところがこのお金は税金から支払われます。この警部補や関わった警察官はビタ一文支払わなくていいのです。これだけのひどいことをしておきながら、仕事を失うこともなく、謝罪もしない、名前は公表されないし、賠償金も支払わなくてもよい。いい職業です。こんな奴らが日本の治安を担っているのです。美しい国には絶対になりません。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )