ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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うちの長男は「駿(しゅん)」という名前です。「駿馬」とか「優駿」などの「駿」です。足の速い優秀な馬という意味です。自分が足が遅く、運動会やマラソン大会が苦痛で仕方がなかったので、足の速い子供になって欲しいと名づけました。
妻も運動は苦手で、いくらそのような名前をつけたとしても、「ロバとヤギを交配したところでサラブレッドが生まれるわけがないよな」と思っていました。実際のところ、運動会でも一等になったことはありませんでしたし、マラソンも僕が子供の頃よりはマシでしたが、それでも速いというほどではありませんでした。

2ヶ月ほど前に山口市内の中学校対抗の駅伝大会が開催されるということでうちの長男がメンバーに選ばれました。それから、部活(野球部)とは別に朝と放課後に毎日練習が始まりました。本人も何故自分が選ばれたのかよくわからない様子でした。
1年生から3年生の中から17名が選ばれ、長男たちの1年生からは8名が選ばれたとのことでした。出場できるのはAチーム6名、Bチーム6名の計12名、残りは控えの選手だとのことでした。普通に考えると1年生のうち3名が選手になり、残りの5名が控えになるとのことでした。

選ばれたときには長男は「17人の中で自分が一番遅い」と言っていましたが、毎日毎日感心にも真面目に練習していました。妻とも「勉強は真面目にやらないけど、駅伝の練習は真面目にやってるね。でもこれだけいくら真面目にやっても補欠じゃかわいそうだね」なんて話していました。「せめてBチームの最後でいいから、引っかかってくれればいいのにね」とも話していました。

ところが大会の10日くらい前にタイムを計ったら、Bチームに入れるかもしれないと言うので妻と喜びました。そしてさらに最終選考のタイムの計測では全員の中で4番目になり、1年生でただひとりAチームに選ばれ、しかもアンカーになったのでした。
信じられないことでしたが、先生の指導が良かったのでしょう、ずいぶんと速くなったそうです。それまで長男のスポーツの大会の見学には一度も行ったことがありませんでしたが、この日は初めて見学に出かけました。

★会場のセミナーパークと亀山


会場はセミナーパークという県の施設で、ここにはクロスカントリーのコースがあり、いつもマラソンの練習をしている人の姿を見ることができます。自宅から車で5分位のところにあります。後ろに見える山は亀山といい、ロッククライミングのゲレンデのある山です。

★スタート前の様子


全25チームでの争いでした。スタートが近づくにつれて、見ているほうも緊張してきました。

★スタートしました


スタートしました。会場の中を走り回って写真を撮りました。

★先輩たちが頑張りました


2年生、3年生の先輩たちが頑張り3位~5位の間をキープしていました。そしてアンカーの長男にタスキが渡ったときには4位でした。

★長男がスタートしました


アンカーになったと聞いたときには、何故1年生にそんな重責を負わせるのだろうと思っていましたが、アンカーにタスキが渡る頃には差が付いていて、一番楽なポジションだとわかりました。トップバッターが一番大変なポジションでした。

★頑張っていました


ここは登り坂になっていて「ハアハア」という苦しそうな息遣いが聞こえてきました。

★ゴール前の走りです


4位をキープしたままゴールにやってきました。この写真を撮るときには涙が出そうになりました。

仕事で子供のスポーツに夢中になっている親御さんたちに出会うことが多いのですが、今日はその気持ちがよくわかりました。

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