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よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

アイスティー

2008年02月16日 | アメリカ通信
「扉を開ける。カウンターの奥に客が一人。それならと、俺は手前の隅に腰をおろし、おもむろにタバコを銜える。バーテンが火を差し出しながら、何にします?そうだな、今日はアイスティにしてみるか。久しぶりだ。キツメのアイスティが喉を通っていく。」
たまにゃ、こんな感じで飲んでみたい気がする。

アイスティを知ったのは、ニューヨークだった。もう20年以上も前の話だ。日本からの出張組み二人(よし坊とイシダ兄い)とNYの商社マン氏(通称ファッツォ)の3人、日本飯屋でたらふく食べ、2件目のピアノバーでお開きかと思いきや、イシダ兄い、未だ飲み足りないと。ファッツォすかさず3軒目はカウンターのバーへ。さて、イシダ兄い、段々管を巻き始めた。そこでファッツォ、ママに「何とかしちゃってよ」。ママ「アイスティ飲まそうか」。てなことで、ママは早速楽しそうにカクテルを作り出した。いろいろ混ぜ混ぜで、「コレ、クアントローっていうリキュール。これを入れて出来上がり。飲んだら腰から落ちると思うわ」と、酩酊中のイシダ兄いに楽しそうに差し出した。

注目の中、イシダ兄いは、アイスティを美味いといって、半分くらい飲んだところで、見事にストゥールから崩れ落ちた。この時残ったアイスティを始めて賞味したが、なるほど、相当に効く酒だ。ホテルに帰ってバタンキューの有様。

昔から、女の子が気をつけないといけないカクテルに、オレンジジュースにウォッカを混ぜたスクリュードライバーというのがあるが、この比ではないだろう。色は紅茶のアイスティにそっくりだが、内容を聞けば納得である。4大スピリッツのウォッカ、ジン、ライムとテキーラに例のリキュール、クアントローを入れ、コーラで満たせば出来上がり。
いかに女性が強くなったとは言え、オトコが「アイスティ飲んでみない」などと勧めたときはW要注意。