よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

ビデオのデジタル化 スタート

2017年01月19日 | アメリカ通信
古い家族ビデオのデジタル化をいよいよスタートした。

スタートするにあたり、ビデオキャプチャーを手に入れなければならないので、早速インターネットで調べたところ、EZ CAP イージーキャプチャーというのが価格お手頃感ありで、ユーチューブで使い方を観たが簡単操作なので早速買い求めた。

今時、なんでもかんでも中国製だから選択の余地はないわけで、20ドルなり。ところがだ。すべて手順通りにインストールし、録画がスタートしたのだが、録画画面が大揺れで、これでは観るに堪えないレベルだ。やはり安いのはダメか。

早速返品し、しばし考え、思い切って高い製品を買うことにした。Roxioブランドで、ハードは台湾製、インストール用CDはアメリカ製で、何となく気が落ち着く。価格は倍するが、画像品質には代えられない。と言うわけで、昨日からデジタル化によるパソコンへの保存を開始した。録画に時間がかかるので長期戦となるが、最初の一本目が終わり、画像チェックしたが全く問題ない。これで今までのものもUSBメモリーに残せるので、娘たちにも渡せることが出来る。記録メディア媒体も一世を風靡したテープからディスクに移り、さらにUSBなどのフラッシュメモリー大容量タイプに移り変わり、確かに便利になった。今では256GBのUSBが50ドルで手に入るから技術の進歩も半端ではない。パソコンのハードディスクが1テラ、約1000ギガへと移る中、メモリーも早晩更に安くなりそうだ。

余談だが、アメリカは商品を買っても気に入らなければ返せるから便利な国である。衝動買いする連中にはもってこいのシステムで、日本人も慣れるまでは躊躇してしまう。こういう習慣はなかなか変えられないから問題も起こる。アメリカ企業が日本で苦戦することがあるのも日本の習慣を無視するからだが、その逆もある。卑近な例では、ユニクロがアメリカで苦戦している一つの理由が、この返品システムである。返品条件のハードルを上げたものだから、アメリカ人もソッポを向いてしまった。長年培ってきた習慣というのは大きな壁なのである。

何はともあれビデオデジタル化は無事スタートした。

デジタルとアナログの狭間で 今年のささやかな楽しみ

2017年01月05日 | アメリカ通信
アナログ世代だがデジタルの便利さはよく分かる。だが、デジタル化を追いかけるあまり、日常生活の中で失っていくものも多く、これで良いのかと考えさせられる。我々の思考回路が便利さに負けて機能不全に陥り、思考能力が退化しつつあるのではないだろうか、と危惧してしまう。そんなことを思いつつ、今年はそんな便利さの恩恵にいささか浴したいと思っている。

今年のささやかな楽しみは二つある。

ひとつは、1997年以来撮りためた家族のVHSビデオをデジタルに変換して残そうと思っている。2013年にデジタルのビデオコーダーを買ったから良いのだが、VHSをどうしようか悩んでいた。デジタルの進歩は素人にも簡単にデジタル化のチャンスを与えてくれる。これもパソコンの容量と処理能力の進歩のお陰であるのには間違いない。1000円ほどの専用コードを買って来ればパソコン取り込みが可能というから、それならばとやる気になる。時間だけはたっぷりあるから、いよいよこの土曜日から取り込み作業をスタートする。

二番目は、LPレコードとCDのコンボである。前から目に付けていたのだが、LPプレーヤーにCDとカセットプレーヤーがコンボになったポータブル・マルチプレーヤーが100ドルから200ドルで売っている。一義的には、LP(アメリカではVinyl、日本語のビニール)を聞きたいと思い立った。便利さから言えばCDなのだろうが、レコードの、時折針が擦れたような、そんな不均一な、綺麗ではない音がやはり良い。人間、綺麗すぎたり、整いすぎたりするのには直ぐ飽きてしまう。

日本の家には約120枚ほどのジャズのレコードが眠っている。全部こちらに持ってくることはできそうにもないから、帰った時に2~3枚づつ、こちらのCDでは手に入らない、例えば日本録音盤などを持ち帰り、聞いてみたいものだ。

マルチプレーヤーではレコードをCD-Rにも同時録音出来るようなので、正しくデジタル化の恩恵も受けられるというもの。今年の後半には是非このマルチコンボのプレーヤーを購入したいものだ。

今年のささやかな目標である。