よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

昭和の足跡(12)東京モーターショーとルノー

2020年06月20日 | 昭和の足跡
私の親父は自動車の整備の仕事に携わっていた。職場はタクシー会社での整備だ。その関係でたまに会社の車で帰ることがあった。決まってルノーだった。この時代、日本の国産車が無く、ルノー以外はヒルマンをよく見かけた。日本初の国産大衆車は1961年のパブリカだ。トヨタが名前を全国に公募したのを覚えている。

そんな関係で、毎年東京の日比谷公園で開催される東京モーターショーに親父がルノーで連れて行ってくれた。なにやらお祭り気分で、楽しかった。

当時のルノーは独特の車体で、子供ながら「犬」のようなイメージがあった。これによく似たのが、後で出てきたフォルクスワーゲンとかスバルだろうか。

当時の映画やテレビドラマが100%外車から徐々に国産車に移り、高度成長とともに、モーターショーの開催も晴海会場に変わっていく昭和の良き時代であった。

日本の不思議 何故マイナンバーが普及しないのか

2020年06月14日 | いろいろ
コロナ禍対策でアメリカ市民に対する経済支援策として最大独り1200ドルが決定された。日本と異なり一律ではないから、それぞれ所得に応じての給付になるが、低所得者や年金受給者は1200ドルがもらえるという。アメリカ市民でなくとも永住権所有者で米国年金受給者であれば対象に入って入りので助かる。そんなわけでNJで働いている娘は所得に応じた600ドル弱を受け取ったという。我々は年金所得所になるので二人で2400ドルを政府発表から一か月でチェックで受け取った。アメリカはご存知のように、国民全てがソーシャルセキュリティー番号で管理されているから、何事も迅速に出来る。

翻って日本はどうか。マイナンバー制度すら普及していないのに、当初は所得に応じた給付金を考えていたようだが、簡単にとん挫したのは当然の帰結だろう。あのまま進んでいたらトンデモナイ混乱になったと想像できる。しかし、一律に変更したまではいいが、そのあとがうまくいかない。

本来のマイナンバー制度が確立していれば、こんな時造作もなくアクションがとれる。なぜ制度が進まないのだろうか。プライバシー侵害を恐れている? 現代は全ての局面でプライバシー侵害のリスクに晒され、その保護の為のセキュリティ対策の真っただ中に生きている。それを恐れていたら取り残されるだけである。

髭剃りの話

2020年06月03日 | いろいろ
日頃、髭剃りには貝印の二枚刃を愛用している。日本に帰る度に二枚刃の替えをホームセンターで買って帰る。日本にいる時は三枚刃だったが、今では五枚刃が流通している。さそかしソフトに、スムーズに剃れるのであろうが、果たしてそこまで必要なのだろうか、と思ってしまう。

昨年日本へ帰った時、亡くなった義父が愛用していた一枚刃の使い捨て髭剃りが嫁の実家にたくさん残っていたので貰って来た。それ以来使っているのだが、この歳(72歳)になって気づかされたことがある。

習慣とか先入観とは恐ろしいもので、一枚刃だから一週間くらいでダメになるからと新しいのをとっかえひっかえしていたのだが、待てよ、それほどダメなのかな、と思い直してどこまでいけるか今試している最中である。

もう一か月同じものを使っているが、結構いけるのである。最初の切れ味こそないが、あとは殆ど変わらない。剃り方を工夫すればまだまだいけそうである。要するに剃る度に石鹸で滑らかにして、縦、横、逆さ、時には斜めに剃ると綺麗に剃れるのだ。

昔懐かしの一枚刃も捨てたものではない。使い捨ての感覚で皆使っているのだろうが、おっとどっこい。この世の中、無駄で成り立っているのがよく分かる。今回のコロナ禍、いかに日頃の生活が無駄で踊らされていたかを思い知らせてくれたような気がする。たまには原点回帰が必要だ。