よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

オカダ ジャパン

2008年01月28日 | サッカー
オカダジャパンのタイトルでジーコの写真はちとおかしいと思いの諸兄、最後にちょっとだけジーコの話を。

さて、南米のチリが日本で試合をするというので、ここアトランタのスペイン語チャンネルで今日こちらの日曜日に録画の放映が珍しくあった。

結果が0-0とわかっているのだが、日本の選手がどう戦うか、という興味から観戦したのだが、相変わらず課題は多い。

前半は全く面白くない試合運びで、エキサイトするシーンはゼロ。高原なんか、居るんだか居ないんだか、さっぱりの印象だ。両サイドからの攻めでのセンタリングも殆ど無し。コーナーキックのチャンスも生み出せずで、格下相手に苦戦といった感じだ。

後半、高原に代わった大久保がハッスル、ハッスルで、生き生きと動き、全体の動きが俄然変わった。点こそ入らなかったが、今回の試合は後半で漸く普通の試合になりかけたと言ったところだろう。サイドからの攻撃が多くなればチャンスも生まれようというものだ。ということは、全体の戦いを組み立てる司令塔が居ないと言う事に他ならない。

今時、アフリカン・カップなんかも相当面白い。欧州サッカー、南米サッカーに加え、アフリカ勢もエキサイトする試合が多い。エジプトなんか意外と強いのだ。あと面白いのは、あのジーコが移ったトルコのフェネルバーチェは好調だ。たまに試合のハイライトを観るとジーコが小躍りしている。

3人同士会

2008年01月25日 | いろいろ
会社勤めの頃、3人同士会というのがあった。別に正式名称ではないが、同じ職場で、母親(いづれも旦那方)と同居の3人である。好んで同居状態になったのではないので、同好会ではなく、正しく同士会である。よし坊より2歳年上のクマさん、3歳年下のタニやん。

この同士会、朝出勤すると、確認することがある。「おはよーっす」の挨拶の間に、素早く相手の目の充血程度と顔の疲労感を観察する。そして、目が訴えていれば、その晩は決まりの赤提灯となる。

嫁姑のバトルは一日たりとも平穏な日は無い。小バトルと中バトルが続き、大噴火となる。この大噴火、最低でも月一回起こる。その都度、紛争解決(殆ど解決など無いのだが)に徹夜状態で、目を真っ赤に充血させてのご出勤とあいなる。最低月一回の大噴火3人だから、大体週一での赤提灯。

紛争の原因は、多少家によって事情があるが、殆どは共通しており、その繰り返しである。紛争当事者の事の顛末を聞き、自分の過去のケースを頭の中で検索、意見を述べたり、参考になりそうな事をインプットしておく。

たまに、嫁姑のバトルをテレビドラマ化してやっているが、あのように軽く、明るく出来れば世の中は楽チンだ。だが現実は違う。恐ろしいのは、そんなドラマを観ている姑(即ち、我が母親)が、ドラマの姑を指して、「何てひどい姑だろう」と言い放つ時だ。思わず、嫁と顔を見合わせ、身震いする。

この同士会、良かったのは、皆最後は嫁に味方したことだろう。どう考えても、嫁と姑では、最初から立場が違い、嫁は圧倒的に不利なのだ。ひたすら耐える構図だ。最近は嫁が強くなったと言うが、現実はそう変わってはおるまい。

同士会を通して、3人が結論付けたことが二つある。その1。決して子供と同居しない。その2。子供に決して同居させない。

実は、その2の 子供に同居させない、には問題がある。子供が娘の場合はどうするか。人は好きになってしまえば、相手を信じたくなるから、嫁ぎ先が同居でも乗り越えられると思うかも知れぬ。愛は全てを乗り越えられる、と。バカ言っちゃいけない。世の中そんな甘いもんやおまへん。てなことで、その時になったら、よし坊は、敢然と立ちはだかり、娘の(暴挙)を阻止するつもりだ(正直なところ自信は無いのだが・・・)。

雪の中、企業戦士は・・・

2008年01月19日 | アメリカ通信
昨日からの冷え込みで、今日は朝から予報通りの雪である。写真は降り始めたところを撮ったもの。ここアトランタ周辺も冬場は一瞬雪がチラつくことはあっても積もることはそう滅多にない。今日の雪は何年かぶりで積もりそうな気配だ。

雪が降ると必ず思い出す昔の出来事がある。アトランタに来た翌年、1996年の事である。未だ生活に慣れていない時期、会社のアメリカ人達がそわそわしている。盛んに天気予報のことを話題にしているのだ、明日は雪らしいと。後で聞いた話は、皆スーパーに薪を買いに行ったらしい。

アメリカ南部は基本的には雪とは無縁のはずだが、実は92年頃全米の天候不順のあおりでジョージアも大雪に見舞われ、日頃の備えが無い生活だったので、大混乱に陥り、電気を含め数日マヒ状態となった。その時の教訓が生きていて、雪と聞けば、薪買いに走るのだ。

さて、その日、よし坊は家に帰って早速日本人的対策を講じようとした。スーパーや、自動車部品専門店に電話してスノーチェーンを売ってるか聞いたのだが、何処も「売り切れ」の返事。後日この事をアメリカ人に聞いたら、元々そんなもの置いていないので、体よく「売り切れ」と返事したに過ぎないと分かった。

翌朝、見事に雪は積もっていたが、そこは日本人。行けない事は無いと、車を出した。ジョージアの住宅地は何処も家の前の道はアップダウンのある道ばかり。ガレージから10メーター下の道まで車を出し、いざ上り方向へ発進するが、スリップして動かない。と、向かいで子供と雪遊びをしていた旦那が気がついて近づいて来た。「俺が後ろから押そう」。ところがそれでも動かない。次にその旦那、ドア際に来て「ところで、何でこんな状況でオフィスへ行くんだ。こういう日はキケンだから皆休むのさ」。

ニッポンのサラリーマン、どんな事があっても、地を這ってでも会社に行くのだ、という何とも哀しいサラリーマン根性が染込んでいるから、そんな事は微塵も頭によぎらずである。
念のため、アメリカ人従業員に電話したら、皆、オフィスへ行く事など毛頭考えていなかった。

翌日は晴れたが、道路は凍りついた状態でもっと危険な状況だった。それでも、哀しい企業戦士だ。今日は動く、いざ出陣! どの道も誰も走っていない。車は滑りっぱなしだ。それこそ、超ノロノロ運転。その時俺は一体何をやっているのだろうか、と考えた。この状況で事故でも起こしたら(親)会社はどう思うのか。企業戦士よ、よくやった、事故は大目に見よう、とでも言うだろうか。そんな事は言うまい。お前はバカだ、でケリだろう。あ~、企業戦士とは嫌な言葉だ。

パクリの連鎖

2008年01月16日 | アメリカ通信
世界を偽ブランド品が跋扈する。あの中国が堂々と他国のブランド物をせっせとコピーしまくって、売りさばいているのを周囲の人々、国々は苦々しく思っているわけだが、お隣韓国でも有名なコピー品市場がある。しかし、日本でもそういうことを生業にしている人々がちゃんと居られまして警察とイタチゴッコをしておるわけです。

女性用バッグ装身具の業界に詳しい人に聞いた話ですが、日本では、ルイビトンとかシャネルとかの有名ブランドのバッグ用生地を、その筋の業者が荒稼ぎしているとのこと。警察は警察で、ちゃんとマークして、頃合のいいところで捉まえる。捕まりゃ塀の中だが、1~2年喰らうと出てこれるので、又おっぱじめる。何故リピートするのかと言うと、塀の中にいる間でも十分家族が食える以上の稼ぎが出来るから、再度のオツトメもいっこうに苦にならないらしい。

最近、ワイフがある番組を観て、頭に湯気を上らせていた。韓国で売られているお菓子類が殆ど日本品のパクリであるにもかかわらず、インタビューされた韓国の人は殆どが、韓国オリジナルと思っていたからである。日本と韓国の関係は兎に角深い。

今や先進国?となった日本の国民にとっては、捨てては置けないという感情でもっともな事である。

が、である。そんなに日本人はえらそうに言えるのかと言うと、どうもそういうことにはならない。
昔、ロスで遭遇した話。日本からのギャルが二人。ショッピングモールを歩いていると、マガジンスタンドの前で立ち止まり、「ね、ね、見て。これってセブンティーンでしょ。日本のを真似してる~」。そう、Seventeenという雑誌があり、装丁も日本のセブンティーンそっくり。残念ながら、このギャル達は本家がアメリカだとは知らない。数えだせばキリがないくらいの本家アメリカが日本にあるのだ。知らないのはイッパンピーポー(一般ピープル、即ち我々庶民)。テレビのクイズ番組の類は殆どが本家アメリカ。これを聞いてワイフ仰天するのである。

いずれにしても、流れとしては、コピー大国と言われた日本が経済力をつけて足抜けし、続いて韓国が脱皮、今中国に焦点が移るという、パクリの連鎖の様相です。

アジア人は天性のパクリ性なのか、それとも、もともと貧しいゆえのことなのか、よく分からぬが、特徴的プロファイルを言うならば、恥ずかしそうに、照れながらパクル日本人、厚かましくパクル韓国人、堂々とパクル中国人。そんな感じです。

アメリカ人はそんなアジアを見てどう思っていたのだろうか、今どう思っているのだろうか。聞いてみたいものだ。今も昔も、そしてこれからも、情報発信はやはりアメリカということなのだろう。

セクハラ・パワハラ、日本とアメリカ

2008年01月11日 | アメリカ通信
何処へ行ってもセクハラ・パワハラの類は無くならないが、それにしても日本の状況はひどい。それでも、セクハラは時代と共に女性が働く場所での足場を固めてくるにつれ、社会問題としての認知度も高まってきてチラホラ訴訟例もあるが、泣き寝入りも相当あるだろう。加えて、最近はパワハラによる会社内のイジメが蔓延り、自殺予備軍としての鬱病患者の急増というとんでもない現象に繋がっていると聞くから、世のサラリーマン諸君は恐ろしい世の中で仕事をしていることになる。

頼りの会社はどうかと言うと、ミザルイワザルキカザル、の如き「見て見ぬ振り」とくるから、相変わらずの日本人のこすっからさが垣間見えてしまうのは、何とも寂しい。

アメリカで、セクハラ・パワハラが起こったら大変だ。キチンと対応しないと、訴訟へ直結する。訴訟に負ければ相当の賠償金と、処理対応を怠った責任者は、恐らく職を失う。だから、緊張感が日本と全然違うのだ。月とスッポンの差と言っても良い。

日本の企業や駐在員がアメリカに来て、戸惑い、且つ失敗するのは、セクハラ・パワハラを含めたハラスメントの本当の意味を理解していないからに他ならない。「アメリカに行ったらセクハラだけには気をつけろ」と言う餞別言葉が今も多いと聞くが、それを聞けば、取りあえず女には注意しよう、となる。これでは片手落ちなのだ。

アメリカでは、「Hostile work environment」という言葉がある。「嫌な感じのする職場環境」とでも言おうか。職場で、従業員に不快感を感じさせないような環境を常に維持する事が求められている。会社はその努力を怠ってはならず、又そのような環境が出現したと認めたら、直ちに改善へ向けて対応をしなければならないのである。
アメリカの日系企業の最大のセクハラ訴訟として常に代表的な事例として取り上げられるダイヤ印の自動車会社の例はこれを怠った事で起きてしまった。日本人社長以下のお歴々は、コンセプトさえも知らず、放置してしまったのである。

日本で職場のハラスメントやイジメに対する解決システムというかルールがキチンと働かないのは、やはり、日本人の人間に対する尊重の念が薄いからなのかね。これって、何処から来るのだろうか。宗教か? じゃ、ユルユルの仏教じゃ駄目っちゅうことか。そういえば、家は浄土真宗だが、意識するのは葬式の時だけだな。自戒。

躍動する大統領選

2008年01月08日 | アメリカ通信
アメリカの大統領選は面白い。日本のチンケな議員選挙や内輪でのドロっとした総裁選びとは比較にならない大人の風格がある。

初戦のアイオワでは、民主党がオバマ、共和党がハッカビーの第一位で幕を開けた。昨年を予選ラウンドとすると、いよいよ決勝ラウンドである。

候補者は、何回かの厳しい公開討論の関門と、身辺のスキャンダル攻撃を乗り越えなければならず、そのハードルの高さは、日本の甘っちょろいセンセイ方には想像もつくまい。

アメリカの凄さは、今回では、やはりオバマである。未だ議員一年生である。しかも、黒人。にもかかわらずあの人気である。

まず第一に、夢と希望とやる気があれば、大統領選に打って出られると言うアメリカの政治土壌は、なんとも羨ましい。日本では、議員になっても、若造であれば年季奉公が必要とばかり、軽くあしらわれるだけだが、アメリカではRespectと共に大きなうねりとなる。
アメリカ市民の政治への関心は、日本人の比ではない。選挙ともなれば、自分の家の庭(フロントヤード)に支持者のネームプレートを立てて応援する。

第二に、黒人が初めて大統領選に挑戦する戦いである。アメリカもこの8年で大きく変わったと思う。クリントンの後、共和党ではパウエル(ブッシュ政権一期目の国務長官)が立つ話も有ったが、彼は断念した。断念理由の一つは黒人故の暗殺のリスクらしい。特に奥さんがそのリスクの故に猛反対だったと聞く。アメリカは白人であろうと黒人であろうと、大統領になればそのリスクは常にある。近年の例ではケネディ暗殺と不可解な背後関係、十数人の関係者の不可解な死。それを考えると、背筋が寒くなる。それでもオバマは挑戦する。若々しさを感じる。

民主党に限ってみると、黒人の挑戦とともに、女性大統領と言うもう一つの期待もあって、正に躍動するアメリカを見ているようだ。

次のニューハンプシャーは見ものだ。オバマもアイオワのようにはいかないだろう。

アメリカもブッシュが政権末期で注目するものも居ない。日本は福田政権がスタートして間もないのに、政権末期のような雰囲気が漂う。

アメリカも恐らく政権交代だ。日本もそろそろ政権交代させないと益々腐っていく。