よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

ヒノマル株式会社のアベ社長

2007年07月31日 | いろいろ
ヒノマル(株)は、大きな功績を残して退任したコイズミ社長の後を受け、全社の期待を担って社長の座を射止めたアベ新社長の滑り出しは順調のように見えた。何しろ毛並みの良さと端正な容姿で好感度は抜群。問題はオヤジも副社長まで勤めたその息子、謂わば二世社員でぼんぼん育ち。大事に育てられ、何せ修羅場をくぐっていない事だ。

就任早々、役員の不祥事が出だした。こともあろうに、人勤担当役員が男女差別発言をしてしまった。本人は謝り、それでケリがついたとでも思ったのか、社長として目に見えるケジメをつけず、不問に付してしまった。
次に火を噴いたのが、農産物部門長の新任役員である。この部門長は、今まで何かと黒子に徹してイロイロやってもらっていたので、今回役員に引き上げたのだが。組合から、会社の経費を不正使用しているとの指摘があるも、本人説明では、ルールに則って処理しているとの答えだったので、社長自ら、社員に対し、この件は問題なしと説明、事が大きくなる前に事態収拾をしたつもりでいた。

組合は、実は動かぬ証拠を掴んでおり、出来れば本人が辞職する形で穏便に済ますつもりでいたが、本人が一向にその気が無いとみて、本人に対し、定例の社長・組合長懇談会でその証拠を出すと通告したところ、翌日本人が自殺。

驚いたアベ社長、なすすべも無く、真相うやむやのまま、急ぎ後任を選んだのだが、これが又拙かった。後任の親父も元は会社の役員で、評判は良かった。それに反し、この息子は出来が悪い。カネにルーズで、前任者と同類。途端に社内からブーイングの声があがるが、選んだ手前、クビにも出来ず、アベ社長、又また「本人は不正はしていないと言っている」で済ましてしまった。

トドメは、企業年金の不手際である。キチンと管理されているはずの企業年金が、長年、相当杜撰な管理状態だったらしく、今までの支払いが無茶苦茶であることが判明、一挙に社内全体がパニック状態に陥った。アベ社長、最初は軽微なミスだから大したことは無かろうと高をくくっていたが、担当役員からの報告で、企業経営を揺るがしかねない大問題と聞いて、大慌て。しかも、一ヵ月後の株主総会を控えて、最悪のタイミングとなったのである。

さて、株主総会当日。開会と同時に大荒れとなった。はなから、社長辞めろ、の大コール。が、兎も角総会を怒号のうちに乗り切ったアベ社長、よれよれでご帰宅。

その夜のアベ社長:折角掴んだ社長の座。そう簡単には手放せない。ここは、役員総入れ替えで行くしかない。オレは社長だ!!






サッカー、冬の時代になる前に

2007年07月29日 | サッカー
「日本惜しくもベスト4」「実力出し切れず」。恐らくこんな見出しが紙面を躍るのかね、日本では。

”「実力出し切れず」? 冗談じゃありませんぜ、旦那。どこに今の日本に実力があるとおっしゃるんです? Jリーグが生まれて15年、熱狂的なサポーターに支えられ、ここまで来たのはよいけれど、今だに地方の草サッカー。
こりゃ、いっぺん振り出しに戻らにゃ、拉致が開きませんぜ。その一つ、そろそろサッカー協会に老害が出ているのじゃござんせんか。上から下まで総リシャッフルしないと、次のワールドカップ出場なんぞは到底夢のまた夢。”
こんな声が聞こえてきます。

このまま行ったら、サポーターもソッポを向き、気が付いたら今のプロ野球のように人気が落ちていた、何て事にもなりかねない。負けたときが仕掛け時。手を打つのは今しかない。

まず、監督。Jリーグ監督、或いは経験者からの日本代表監督はダメ。どうしても良く知っている自分のチームの選手に目が行くもので、今回もジェフ偏重が言われている。ジーコも柳沢を使って肝心なところでミソをつけた。色の付いていない監督となると、外国からの招請となるが、そうすべきだろう。色の付かない冷酷な目で人選を任せるべきだ。

次にマスコミ。内容の悪い試合には、間違っても「惜敗」等という言葉を使ってはいけない。「何をやってる、日本」とか、「無様なプレー日本」とか、容赦なく叩きつけなきゃ薬にならぬ。知名度のある選手にも遠慮は要らぬ。例えば俊介。「左が泣くぞ」とか、「右でも打て」とか。兎に角スポーツ記事には、諂い記事が多く、記者のセンスと観察力を疑うものが多い。

日本の実力は何処にあるのか。正直なところ、ワールドカップに出場するにはおこがましいレベルだろう。過去アジア杯二連覇したのは、サッカーブーム昂揚に押された幸運に恵まれたようなもの。アジア圏では、伝統的に強い中東勢、北朝鮮、韓国と強豪がおり、更にオーストラリアがいる。他国もこれからはもっとレベルが上がるはず。

アジアのサッカー王国として環境に恵まれているのにも関わらず、その実力は一向に上がらぬ。Jリーグ15年。一皮剥けていいはずが、剥けるどころの話ではない。寒い冬が来ぬ前に、、、、。




お粗末な見出し「タイガー惜しくも優勝を逃す」

2007年07月25日 | いろいろ
ゴルフの全英オープンは、プレーオフによるハリントンの劇的逆転劇で終わった。残念なのはガルシアだろう。手の中に入りかけていた大魚がスルッと逃げてしまったからだ。

翌日や翌々日のメディアの記事を見ると、「タイガー、惜しくも優勝を逃す」的な見出しが躍っていた。知らない人は、さぞ、タイガーが接戦で敗れたかのように錯覚してしまう。ゲームを見ていれば分かることだが、タイガーは早々と優勝戦線から離脱していたわけで、それにも関わらずのこの見出しである。惜しくも優勝を逃したのは写真のガルシアであって、タイガーではない。

前から気になっていたのだが、スポーツ記事には、凡戦で負けたり、大敗した場合でも、「惜しくも優勝を逃す」のフレーズが蔓延って居るような気がする。特に主役が高い知名度だとなおさらだ。

「惜しくも」とか、「惜敗」という言葉には、もうちょっとのところで負けたとか、接戦で競り敗れたような、あと一歩、というニュアンスであるはずだが、今頃の記事がそんなのはお構いなしである。

記事を売らんが為にやっているとすれば、言語道断の話で、言葉がドンドン破壊されていく。公共にニュースを提供するプロフェッショナルは言葉をもっとキチンと使うべきだと思うのだが、こんなことで憤っているのはわしだけやろか。

コパ・アメリカ 終わってみれば

2007年07月19日 | サッカー
ベネズエラで行われていた南米選手権コパ・アメリカ。南米の両雄、ブラジルとアルゼンチンのファイナル対決となったのは順当なところだったが、終わってみれば、何と3-0でブラジルとなった。どちらかが勝つとして、それはよいのだが、アルゼンチンが一矢も報いる事が出来なかったのが以外と言うか、今の実力と言うべきか。

ブラジルは、主力のロナルディーニョ、カカを欠き、一方のアルゼンチンはリケルメ、テベス、メッシを擁しながらのゼロ。今更ながら、ブラジルの層の厚さと実力を見せ付けられたような気がする。確かに強い。底力を感じる。

やはりサッカーはボール支配がキチンと出来ないと穴が開く。ブラジルはパス回しもアルゼンチンを上回っていたのは観ててよく分かった。よりオーガナイズされ、一瞬を突いた縦パスをモノにするブラジル。

大方のビッグゲームが終わり、サッカーファンの残る楽しみは中国での女子ワールドカップだ。その前哨戦で今月末に、なでしこジャパンがアメリカに遠征に来る。実力ナンバーワンのアメリカとは是非とも引き分けで帰って欲しいのが我が願い。

カタールに勝てないニッポンとは

2007年07月13日 | サッカー
格下のカタールに一点先行しながら同点引き分けに終わったアジア杯の初戦は、正直言って、何で?である。

アメリカにいる関係で試合を観ていないから内容を評価する事はできないが、ファンのブログやコメントを読んで納得した。どのコメントも共通してあるのは、今やお家芸ともなっている「パス回しの好きなニッポン」「シュートを打たないニッポン」のオンパレードだ。相変わらず同じ事をやっているなってぇ感じだね、こりゃ。言わせて貰えば、ナショナルチームとしての自覚欠如と、その結果としての進歩がさっぱり無い。こんな結果じゃ、やはり、Jリーグは田舎リーグかと言われてもしょうがない。

今やニッポンは熱烈なサッカー大好き国家だ。最早プロ野球なんて目じゃないのはいいのだが、その割りに何で強くなれないのか。体が小さいなんて理由にならん。日頃メキシコの試合をよく観るが、彼らも決して大きくない。それでも世界の15位あたりで頑張っている。

パス回しをするなと言うのではない。パス回しは、それによって相手陣営に大きな空きスペースを作らせ、開いたところで縦パスで一気にゴールを狙うのだが、お家芸ときたら、横パス多用で一向に縦パスが無いのだ。

それと、ペナルティエリア近くからの動きが極めておとなしいのが我がニッポンである。がむしゃらに突進すれば、PKを誘発することもあるし、チャンスは何倍にも増えるもの。

一体、いつになったら一皮剥けるのか。待つのもくたびれるもんだ。


コパ・アメリカ と ライオネル・メッシ

2007年07月11日 | サッカー
サッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)も大詰め。今年はメキシコが元気が良く、ロナルディーニョ、カカの主力抜きで躓いていたブラジルも、何とか準決勝まで持ち込んだ。

この終盤戦、メキシコとアルゼンチンのファイナル対決を期待するも、今日の準決勝で両チームが激突してしまうので、ちと残念。アルゼンチンの選手は総じて、相手のボールを奪取するのが上手い。ボールの動きを良く読み、相手の体を入れ替えるように自分のボールにしてしまう。

アルゼンチンの試合を観てて、改めて、ライオネル・メッシという選手の非凡さを感じる。
若干20歳にして既に有名なFCバルセロナ(バルサ)に所属、あのロナルディーニョに引けをとらぬ活躍をしているが、母国アルゼンチン代表として、リケルメとともにその活躍には目を見張るものがある。

足が速いのは当然だが、相手のブロックをかいくぐるドリブルでの突進力は並々ならぬものがある。観ていて、「これぞ、フォワード」という感じになる。フォワードのお手本みたいなものだ。
伝説のマラドーナ以来の逸材として期待が大きいのも十分頷ける。

世界的に見て、ロナルディーニョの後を引き継ぐのは、同じブラジル出身のKakaか、それともこのMessiか。今の時点ではメッシに軍配を上げたい。

フロリダ フィッシング

2007年07月10日 | アメリカ通信
久しぶりにフロリダでの仕事が出た。この機を逃してなるものかと、釣り竿を二本車に放り込み、金曜の朝から車を飛ばす。

去年は行こうと思ったら変な天気が重なり、とうとう行けずじまいだったので、今回は気合は十分だ。

仕事がタンパだから、その近くのセント・ピータースバーグで釣ることにした。 ここには、湾の南北を結ぶ新しい有料の長い自動車専用の橋があるが、その脇が北部分と南部分共フィッシングピアになっている。古い自動車橋をピア分だけ残して利用している。車で釣りたい所までいけるのが便利な釣り場だ。

さて、土曜日の早朝3時起床、4時過ぎにピアに到着、早速イカを餌に糸をたらす。毎回、サビキを使っての鯵釣り。

糸を垂らしながら、今日の晩飯のメニューが浮かんでくる。早めに切り上げれば、遅めの晩飯に間に合う。鯵のタタキと鯵フライに酒だ。

気がつくともう2時間過ぎたが何も掛からない。夜が明けた。すこしアタリが出てきたが、掛かるのは変な小魚ばかり。引き上げ間際に何とフグが掛かったのには驚いた。

お目当ての鯵はとうとうゼロ。その代わり、写真の魚が良く掛かり、最初は放っていたが、ワイフと味見をしようということになり2尾持ち帰った。日曜日の晩飯の煮付けの一品となるのだが、さてお味のほうは。。。

映画三昧 ー 猿の惑星

2007年07月02日 | 映画
1960年代の後半に作られた「猿の惑星」は、SF映画の中でも傑作の一つだろう。封切り当時は大学の一年か二年だったと思うが、意表をついたあのラストのシーン、忽然と現れた自由の女神には、思わず唸らされた。

猿やゴリラのメイクも良い。CGで何でも出来てしまう現代の、ある種のつまらなさ、とは違い、出色の出来だろう。

映画としては、その後第五作まで製作されるのだが、二作目には、チャールトン・へストンを探しに来る役で、ジェームス・フランシスカスが出てくる。彼は日本で放映されたミスター・ノバックの先生役で出ていたので直ぐ分かった。

昔のテレビドラマでは、アメリカのドラマが圧倒的に幅をきかしていたと思う。思いついた所では、医者物の「ベン・ケーシー」、戦争物の「コンバット」、ホンワカほのぼの系の「パパ大好き」「名犬ラッシー」「奥様は魔女」等。そして学園物の「ミスター・ノバック」。

あまり一般的に馴染みが無い役者だが、三作か四作目でリカルド・モンタルバンが出ている。大体顔が個性的なのと、なんたって名前がモンタルバン。その昔どんな映画に出ていたかは忘れたが、名前と顔だけは頭の中に残っていた。

2~3年前、一作目のリメークがあったが、オリジナルを観た者にとって、やはり、リメークはいただけない。