よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

得体のしれないものを見た

2017年06月18日 | アメリカ通信
今朝ウォーキングに行くのでガレージを開け、ドライブウェーに出て、何気なしに足元を見た。何やら紐みたいなものがある。30センチの長さ、2ミリくらいの太さ。じっと見ていると動いた。先の方を見ると、三角形をしている。何だ、これは?

ミミズにしては長すぎる。頭が三角というのも初めてだ。身体はナメクジのようにぬめっとしている。朝から嫌なものを見た気分だ。

ウォーキングから帰り、早速調べたのが、このコウガイヒルと言う、お初にお目にかかったやつだ。

人間、死ぬまでにお目にかかる動物生き物はしれている。知らない事の方がはるかに多いのだと実感する。

普通の動物にしてもそうだ。動物園へ行けば一通り見ることはできるが、日常生活では無理と言うもの。

我が家の前庭の植え込みにはウサギが住み着き、毎日のように芝生の上に糞をする。姿をみつけては追いかけっこをする始末で、エンドレスゲームとなりつつある。クリークの向こうに、たまに鹿軍団が休息をとっている。一度だけ狐が裏庭で寝そべっていたことがあった。

鳥も、デッキの端にフクロウが休息していたことがある。運がよければ鷹が木に止まっている光景に出くわす。夜になると結構やかましいのが鳥や他の動物達の大合唱だ。暗くなると一斉に始めるのだ。

世の中、知ってるようで知らない事が殆どなのだろう。

Hershey's チョコレート

2017年06月09日 | アメリカ通信
先月、ニュージャージーの娘の所に行く途中、ペンシルベニア州ハーシー市にあるハーシーズ・チョコレートに寄った。ディズニーに匹敵する広大な敷地の中にハーシーズ・チョコレートワールドがある。アメリカを代表するアイコニックなブランドで、日本でもキットカットやキスチョコで名が知られているが、このチョコレート、日本との縁も深く、アメリカに居る間に一度は訪れたいと思っていた。

チョコレートで思い出すのは、我々のひとつ前の世代が経験した「ギミー、チョコレート」である。よし坊の段階の世代は終戦直後の生まれだから、実体験はないが、終戦直後を題材とした映画やニュースフィルムで観た光景は印象的である。終戦と同時に乗り込んだGHQとともにチョコレートもやってきた。ひもじさと珍しさで、たちまち焼きだされた子供たちを虜にしたに違いない。それが「ギミー(give me)、チョコレート」なのである。あの、GHQのジープを追いかける子供たちの光景だ。

海外から入ってくる食べ物はすべからく日本人好みに、しかも芸術的レベルに改造される。チョコレートもしっかりとした硬さ、Crispyとでも言おうか、美味しいのである。ワイフはこのパリッとした硬さが断然良いと言い、それは否定しないが、さりとてハーシーのややふんわりとした噛み心地と言おうか、その触感も捨てがたいのである(蛇足だが、歯の弱った老人にはハーシーズのチョコのほうが良い)。

ハーシーズ・チョコと「ギミー、チョコレート」は戦後日本の原点を象徴するひとつの側面だろう。