よし坊のあっちこっち

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映画三昧ー永山一夫

2009年09月02日 | 映画
長年捜し求めていた、と言うか、あきらめていた名前が突然目の前に現れたのにはびっくりした。あまりにも突然だったから、ネットで何を調べていたのかもすっかり忘れてしまった。永山一夫。どこかで見たような、そうだ、奴だ。以前のブログで書いた、北朝鮮に渡った、忘れられない悪役である。これで、長年のつかえが漸く取れた。

悪役といって重要な役柄ではないから、いつも出番は少ない。なにしろ、映画が始まり、最初に配役名が順番に出てくるが、いつも決まって最後の方、その他大勢の中に名前が見えるのである。役柄は鉄砲玉であったり、チンピラだったりして、最後にあっけなく殺されてしまう。殺されるまでに、必ず大写しで、ニヤッと、ふてぶてしい顔を見せたものだ。

東映の俳優と思っていたが、調べてみると日活のやくざチンピラ映画にも出ているので、こういう役柄では重宝されていたのかもしれない。

当時の悪役達が後年チョッと変わった親父役で結構楽しませてくれたから、彼が日本に残っていたら、どんな事になったのだろうかと想像すると、何か残念な気がする。実力の芸能界と言えども、彼にとっては出自の為の限界を感じていたのか、それとも、やはり、多くの人が抱いた「極楽黄土」を北に夢見たのだろうか。当時の新聞のインタビュー記事の詳細は覚えていないが、北での夢を語っていた印象は覚えているから、やはり、両方なのだろうな。

当時、一般の人に混じって、芸能、芸術関係で著名な人が北に渡ったと聞くが、当時の社会党は全く罪な事をしてくれたものだ。


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2 コメント

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昭和の名優 (武上五郎)
2009-11-16 12:44:47
自分にとっての「昭和の名優」とは、永山一夫
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 (よし坊)
2009-11-29 05:39:26
永山一夫をご存知とは「通」の方ですな。
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