よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

車の話 マイカー

2022年01月17日 | アメリカ通信
今トヨタの4Runnerに乗っている。2000年モデルで、もう21年乗っている。走行距離は約45万キロに達した。昨年9月に久しぶりに大きなメインテナンスをやったので当分は大丈夫だ。

車の調子は良好である。その秘密がひとつある。この車、実は日本製なのである。だから持ちがいいのだと思う。何故日本製かというと、アメリカで4Runnersを販売を開始するにあたり、初期の販売車は日本で製造しアメリカに持ってきたもので、車にもMade in Japanが刻印されていた。購入した時はそんなこととはつゆ知らずだったが、幸運にも良い買い物をしたということになる。

その点、1995年に購入したカムリはいただけなかった。日本でカムリに乗っていたので、95年にアメリカに来たときは迷わずカムリにしたのだが、その後一度エンジンのリコールがあり、直してもらったのだが、ケチがつくとはこのことか、数年後に走行中突然大きな異音がして、トリプルA(日本で言えばJAF)を呼ぶ羽目になった。日本人の修理屋に持ち込んだが、’完全にエンジンがいかれてる、ということで廃車にあいなった。トヨタといえども、アメリカで作ると、大分様相が異なるということだ。

さて、4Runnersだが、いつまで乗れるだろうか。目標は60万キロか、日本へ帰る迄。はてさて、どちらが先に来るか、楽しみである。

お酒の話 

2022年01月12日 | アメリカ通信
我が家のお酒事情である。

アメリカでも日本酒を置くリカーショップが増え、金さえ出せば飲めるのだが、高くてとてもじゃないが飲めない。日本で2000円台の日本酒が5000円以上するとなればサヨナラするしかあるまい。ただ、月桂冠、大関、松竹梅はアメリカで生産されているので、手ごろな値段で買える。この中で松竹梅が純米酒で出しているので、味も口に合う。輸入品だが白鶴純米酒も他の輸入品と比べ格安で手に入るので、好んで飲んでいる。やれ、男山だとか八海山だとか言わなければこれらで十分なレベルだ。

ビールもキリンやサッポロがカナダで生産しているので、比較的リーズナブルな値段で飲めるが、それでも缶ビールが100円くらいする。こちらの相場からいえば高い。我が家では業界7位のジェネシー・ビールを好んで飲んでいる。50円くらいだから現在のアメリカでは最安値だろう。

ウィスキーはカティサークを飲んでいる。デカボトルで2200円は安い値段だ。日本のウィスキーもアメリカのリカーショップでは結構いろいろなブランドが出ている。高いことは高いが、日本にいたら気が付かないブランドにお目にかかる。10種類以上は出ている。サントリーやニッカだけではないぞ、と言っているような気がする。その中で安く買えるのが「岩井」で、750mlで3000円はアメリカで手に入る日本製としては手頃だ。竹鶴さんの師匠にあたる岩井氏が創業者と聞けば、手を出さないわけにはいかない。

エプスティン事件とギレイン・マクスウェル裁判の行方

2022年01月04日 | アメリカ通信
昨年11月注目のギレイン・マクスウェル裁判が始まった。背景は、ジェフリー・エプスティン事件。「男と女が共謀して未成年を含む若い女性を食い物にし、自分の知人ないしは知己を得たい有名人に彼女達をあてがい、富と名声を高めていく人身売買事件」を内容とする。

男の主役はジェフリー・エプスティン。金融業界に身を投じ、下着ブランド、ビクトリア・シークレット(VS)の会長の知己を得て上昇気流に乗り、騙した十代女性を上流階級や有名人の男たちに斡旋していた。有名ブランドVSの名前をチラつかせモデルに興味ないか、とアプローチされれば若い女性はイチコロである。2000年代に入ると女性からの訴えが増加、ついに2006年フロリダで逮捕、起訴され13か月の実刑を受け、さらに2011年にはSex Offenderとして正式に登録された。彼が再び世間を賑わすのが2019年、ギレイン・マクスウェルと共謀したた若い女性の人身売買容疑である。だが刑務所収監後自殺(とされている)で人生の幕を閉じてしまった。

女の主役、ギレイン・マクスウェルは英国の資産家の家に生まれた。父親の事業の米国進出にあわせ、1990年代に渡米、その頃上流社会で暗躍していたエプスティンと出会い、親密な関係になり、”人身売買”ビジネスのパートナーとなっていく。エプスティン逮捕後世間から姿をくらますが、2020年7月隠れていたニューハンプシャー州で身柄が確保された。

この人身売買事件が大きな注目を浴びているには理由がある。共謀事件ではあるが、むしろ主導的役割を演じていたのが女性であるマクスウェルではないか、もしそうなら、社会学的に「女性は本来備わっている”育み慈しむ”母性の故に、特に同性に対する性的虐待は考えられない」とする従来の定説を書き換える必要があると見ているからである。因みに男の本来的性の定説は、暴力、独占欲、性的制御不能である。

今後の裁判の行方が注目されるところだが、この事件をきっかけに、1994年設立の全米性的暴行虐待ホットラインでは、今までの同性間性的暴行虐待件数が殆ど皆無なのは、”母性の社会的通念”から対象事案として取り上げず、見過ごしてきた可能性があるとして、過去の未検討分の洗い直しを始めたという。