福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ナ・フナは先進国型

2008年01月23日 |   〇芸能・スポーツ

最近、様々な噂話が出回っていたナ・フナが、この25日、ついに
公開の場に姿を現わし記者会見を開くことになったのだそうだ。

日ごろ、韓国の芸能ニュースにはほとんど関心のない「ヲタク」だが、
今回の「事件」は一つの社会現象としての側面も持っているので、
ついつい関連記事にも目が行ってしまう。

今日、ナ・フナを、韓国ではほとんど類例を見ない「先進国型」の
歌手として高く評価するスポーツ紙の関連記事を興味深く読ませて
もらった。

さて、ナ・フナがどういう点で「先進国型」と言えるのか?

全文を翻訳練習してみた。

なお、例によって一度の投稿で済ませるため韓国語原文の引用は
省いている。

・・・・・・・・・・・・・・・

■ 흠집 난 나훈아의 카리스마는 ‘가요계의 손실’
傷付いたナ・フナのカリスマ性は「歌謡界の損失」
(OSEN 1月23日)

怪しげな噂話が広まっていたナ・フナだが、数々の噂話についに
終止符が打たれる見通しだ。

ナ・フナが25日、記者会見を開くことを決定して以降、様々な憶測や
疑惑も徐々に下火になっている。彼が公開の席上に姿を現すだけで
解消される類のいかがわしい噂話も多々あるためだ。この時期での
ナ・フナの釈明は遅きに失した感がある。もっと早くになされて
しかるべきだった。

本人が表立って否定するような話でもないと考えたのか、事情は
よくわからない。しかし、今回の怪情報問題が、ナ・フナ本人のみ
ならず韓国の歌謡界全体に大きな損失をもたらす事態にまで
発展したことを考えれば、もっと早期に鎮静化されてしかるべき
問題だった。

ナ・フナは、韓国歌謡界では非常に貴重な存在だ。彼は、いわゆる
「先進国型」の歌手であり、韓国では極めて稀(まれ)な存在だ。
ここで言う「先進国型」とは、全盛期の頃のように新曲を次々と
発表したりはしないが、コンサートを開けば常にホールを満員にし、
息長く歌手活動を続けて行けるベテラン歌手のことだ


欧米や日本など、いわゆる「先進的」な音楽市場では、伝説的な
ベテラン歌手たちがコンサート活動を中心に息長く活発な歌手
生活を続けながら、大衆音楽の世界で存在感のある重要な
一ジャンルを形成している。しかし、韓国にはそういう歌手が
ほとんど存在していないので、ナ・フナの価値は一層、輝きを増す

ナ・フナがそうした貴重な存在となり得たのは、卓越した歌唱力を
はじめ様々な理由が考えられる。しかし、彼が大衆を引き付けて
やまない最大の魅力は、彼の持つ強烈なカリスマ性にあると
言える。それはまさに魔法のような力だ。

他の誰も決してまねのできない熱く個性的なコンサートや秘密の
ベールに覆われた私生活から生まれる神秘性など、コンサート
会場の内と外で作られるナ・フナのカリスマ性は、テレビ番組や
ニュースに全く出なくても、コンサート情報の一つで多くの大衆を
コンサート会場に引き寄せて来た。しかし、そうした彼の貴重な
カリスマ性が、今回の怪情報事件で大きく傷付いてしまった。

今回、ナ・フナをめぐり出回った怪情報には、ゴシップのエッセンスが
全て出揃っていた。ヤクザの復讐劇などの「暴力」、女優の名前まで
取りざたされた「セックススキャンダル」、それに性器にかかわる
「身体の一部の損傷」などといった刺激的なゴシップの素材が全て
網羅されており、現実性よりも作為的な色彩の方が濃かったと
言える。

今回の怪情報がナ・フナ本人の記者会見を通じ、単なるハプニング
として笑い話で終わり、数々の噂がきれいさっぱり解消されることを
願ってやまない。怪情報の内容をファンたちの頭から完全に消す
ことができなければ、舞台に立つナ・フナのカリスマ性が、以前と
変わらず大きな魅力でファンを引き付けることが難しくなる。
繰り返しになるが、もし、そうなれば、それはナ・フナ個人の損失で
あるばかりか韓国歌謡界にとっても大きな損失となるだろう。

(終わり)

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手のひらを返す

2008年01月23日 |  〇語彙と表現


△ネイバーニュース・メインページ(1月23日)

ここ数年、韓国メディアの記事を読むことを中心に韓国語学習を
続けている「ヲタク」だが、たまには記事の内容を離れ、純粋に
韓国語の語彙や表現について考える時もある。

今日もまた、興味深い慣用句にぶつかり、しばし物思いにふけって
しまった。

1月23日のとある時間帯、ネイバーニュースのメインページで
紹介されていたSBS8ニュースの記事の見出しは次のようなもの
だった。

・・・・・

■ 시행 첫 해에 폐지? 백년대계 또 '손바닥 뒤집듯'
施行初年度で廃止?百年の大計、またもや「手のひらを返すように
(SBS TV 8ニュース 1月22日)

・・・・・

손바닥 뒤집듯」という韓国語の慣用句を直訳すると
「手のひらを返すように」という、そのまんまの日本語になる。
もちろん、意味もニュアンスもほぼ同じだ。

膨大な量の日本式漢字語が近代以降の韓国語(朝鮮語)に
多大な影響を与えていることは、再三、このブログで言及して
いることだが、漢字語以外の慣用句の面でも日本語から韓国語に
入って行ったものも多かったのではないか。

「手のひらを返すように」という慣用句に関しては、今のところ、
何の確証も持っていないが、ふとそんなことを考えてみた。



(終わり)


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