カーニヴァルのピークの週だけど、ずっと青空で気温も割りと高い日が続いている。
本日は絶好のパレード日和で会社も休みだけど私は見に行かず、家で「新撰組」のビデオを見ている。日本在住の人より約2ヶ月遅れで。「新撰組」っていろいろ考えさせてくれますね。近藤勇なんてさしずめ学歴がないけど人一倍直属上司に忠実に身を粉にして働いてきて、やっと出世したと思っていたら、会社の上層部は社員に秘密裏に他社に身売り・吸収合併を計画していたようなもの。今まで上司だと思っていた連中はさっさと自分の身の保全を考えて安穏な引退生活に入り、吸収した方の連中が組織を牛耳ってめぼしい地位を取ってしまい、近藤勇ら吸収された方の社員は新しく上司になった連中にいじめられたあげく、結局リストラされて首ってところか・・・。男性たちが歴史小説を好む理由ってよくわかりますね。組織論とか戦略論とか・・大いに学ぶところがあるってことですね。 46回まで見終わって残すところあと3回分。野田秀樹の勝海舟がよかったな。こっちにいるおかげで彼が芝居するのを実際見たことがなかったのであんなに上手い人だとは知りませんでした。っていうか、それぞれがいい味出していて本当におもしろい。徳川慶喜ってこんな感じだったの?とか、岩倉卿って本当に孝明天皇を暗殺したの?とか、竜馬が生きてたら、薩長と徳川の戦なんてなかったかも?とか・・いろいろ考えてしまう・・歴史はそこにあって今更なんですけどね。歴史プラス、ドラマとしての「新撰組」もおもしろくって、NHKの大河ドラマを真剣に見たのって初めてのような気がする・・・というか本当に初めて。