拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
帰宅したのが午前1時頃で、今朝は寝不足と二日酔い気味の頭で朦朧。とりあえずうるさい猫たちに餌をやり、再び寝てやっと昼前に起床。
外は相変わらずいい天気だ。散歩するとさぞかし気持ちよさそう・・。だけど、頭がすっきりせずにそんな気分にもなれず、ソファに座って読書。
読みかけだった新書「拒否できない日本」の続きを読み始める。この本は昨年日本に帰国したときに古本屋で買ったもの。途中まで読んですっかり忘れていた。
政府の進める構造改革というものが日本独自の政策ではなくてクリントン政権が考え出した1994年以来の日本に対する「年次改革要望書」に基づいて行なわれているという話。アメリカの国益に沿うように日本を改造しようとする要求。それは日本の産業分野の規制緩和だけではなく、経済、行政から司法に至るまですべての分野に対しての様々な要求を列挙している由。詳細は在日アメリカ大使館の公式HPに日本語で公開されているので誰でも閲覧できるようだ。そのうち見てみよう。
しかし、本書にあるようにここまで日本を改造してアメリカに都合のいいようにしようと要望書を毎年出してくるとは、そこまで日本のことを研究しつくしているということで、ある意味私はアメリカに感心してしまった。・・と、同時に、安全保障だけではなく、経済、金融、行政、司法などすべての事に渉ってここまでアメリカに骨抜きにされるがままになっている日本に情けないというか・・悲しくなってくる。
そういえば、郵政民営化に反対していた連中の中には日本の金がアメリカに流れるだけだと言ってたっけ。当然郵政民営化もアメリカの要求だったわけだけど。
構造改革、日本改造が日本の既得権益層を破壊して日本人のためになるのだったら悪いことではないけれど、アメリカに都合よく利用されたのではたまらないな・・。
先頃亡くなった市場原理主義の教祖、ミルトン・フリードマンについても書かれていている。
ここまで全くオープンに公開されたアメリカの対日政策が存在するのに日本のマス・メディアではほとんど語られていないのは何故?「アメリカの内政干渉を拒否できないのは何故なのか?拒否しないことによるメリット・デメリットは?」ということをちゃんと説明するような政府やマス・メディアの話はないわけ?
・・・などと、ソファの上で読みつつ、半分居眠りしつつの読書の午後。
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じっとしていても運動不足なので夜のダンスのレッスンには出かける。昨夜のパーティで皆遅くなったにもかかわらずちゃんと来ていた。ウィナーワルツ、サンバ、ルンバの練習で汗びっしょり。
クラブには、ラテンやスタンダードのグループ以外にカオス・グループもあって、この全国大会コンテストもあるらしい。うちのクラブのカオス・グループはいい線を言ってるらしい。カオスだけあって、太っちょの女性がいたりしてコメディグループのようだった。