ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

上の階の住人

2006年11月08日 | 日記
会社の受付に用事があって行ったら、ちょうど小包の配達人が来ていて、それが何と!私の部屋の上の階に住んでいる男だった。

以前にも通販で買ったものを会社に配達してもらったことがあるが、その時に私の服を配達してきたのも上の階の男だったんだけど、こういう形で顔を合わせるのっていやだねえ・・。と受付の女性に話したら、「ばつが悪いのは彼のほうでしょうよ。」と言うのだった。そりゃあまあ、そうではあるけどね。

上の階の男は見たところ絶対50歳は過ぎていると思う。で、籍は入れてないけど奥さんと小さい子供が2人いる。小学生低学年の女の子と幼稚園児の男の子。で、このガキ2人が最近ではちょっとマシになったけど、もっと小さい頃はバタバタ走り回り、床に物は落とすわ、椅子はガタガタ動かすわで、階下に住んでいる私はその騒音にヒステリー寸前で、あのクソガキ2人とも絞め殺したろかとまで思ったりするくらいひどかったもんだ。

たまに旅行で不在の時に隣のおばさんに猫の世話のために我が家に来てもらったりしたが、ガキが走り回る騒音に驚いていたものだ。それに、「この夫婦の口喧嘩も凄まじくって町内中で有名よ。」とおばさんは言っておった。確かに女性のヒステリー声を以前はよく聞いたな。

上の階の家族4人は借家人でオーナーは別の所にいるのだけど、このアパートの誰もがこの家族4人のことをあまりよくは思ってないようだ。まず小さな子供がいてうるさいこと。他の住人は独り者か夫婦2人だけという世帯のみ。階上の男のほうは以前ここに1人で住んでいてフリーのデザイナーかなんかだったと思う。で、女性の方も別に住まいを持っていてここには住んでなかったのだけど、いつの頃からか子供が出来てここに4人でいたり女性の方に行ってここにいなかったりで、ホント、わけがわからない。

数年前に男は多分失業したんだと思うけど、借金取りから逃れるためかポストの表札の名前を女性の方に変更したりしたことも住人に不信がられたりしているに違いない。その頃から男はめっきり老けちゃったわね・・。生活が大変なのかも。

上の階と私の部屋は全く同じ間取りで同じ広さ。寝室は二つで、広さはおよそ79平方メートルってところ。この広さは、ドイツでは1人かせいぜい大人2人が住む広さだ。家族4人でこの広さというのはちょっときつい。子供がもう少し大きくなれば、女の子と男の子をいっしょの子供部屋に置いとくというわけにはいかないでしょう。そうしたら、出て行くよね・・。それを待ってる私。

・・というか、昔は結構ちゃんとした身なりの男だったのに、いつの間にやら子供2人かかえてしがない宅配業者になってるのを見たくないというか・・(別に宅配業者を軽くみているわけではなくって、颯爽としていたデザイナーが失職したあげくにチラシ配りやったり宅配してるのが気の毒というか・・)。

ま、こんなドイツ人隣人もいるってことです、ハイ。