ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

犯罪前科者の輸出入

2005年12月09日 | 日記
日本国内では偽名の日系をかたった性犯罪歴のあるペルー人が女児を殺害した事件があったが、当地では過去に性犯罪歴のあった日本人男性が非難の的になっている。といっても彼がこちらで再び性犯罪を犯したわけではないのだが・・・、彼の子供が身体を張ってそれを食い止めたと言えるかもしれない。

数週間前に日本人女性による幼児虐待殺人のことを記事にしたがその時鍵は夫にあるのでは・・と書いたけれど案の定誰でも思うことは同じらしく夫婦の年齢差と実子と継子の年齢の辻褄の合わなさ加減から彼の素性がネット上で暴かれてしまったのだ。日頃絶対にタッチしない2Chであるけれど今回はついつい見てしまった。何しろこんなに狭い日本人社会で起こった事件であるからして。

以下はネット上にあった記事のコピー
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神戸新聞平成10年10月24日付社会面より引用。
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女子高生眠らせわいせつ行為 神戸、塾講師逮捕

学習塾の夏合宿で、講師が女子高生二人に睡眠薬を飲ませてわいせつ行為をしたとして、葺合署は二十三日までに、強制わいせつの疑いで、神戸市垂水区泉ヶ丘三、塾講師○崎○史容疑者(三十九)を逮捕した。

調べでは、同容疑者は七月二十二から三日間、学習塾の生徒と鳥取県内のホテルで夏合宿。初日の夜に女子高生二人の部屋に上がり込み、「早飲み大会」と称して睡眠薬三錠をを混ぜた野菜ジュースを一気飲みさせ、意識不明になった二人にわいせつな行為をした疑い。女子高生が二十四日に帰宅後、母親に相談し、同署に被害届を提出。八月二十四日に逮捕した。

寺崎容疑者は神戸市内で家庭教師もしており、学習塾は無料で開いていた。
睡眠薬は「海外旅行に行くので不眠症の薬がほしい」と医者に相談し、購入していた。

で、さらなるネット記事によると、
1998年(平成10年)にこの男性は逮捕されるのだが、このときに当時結婚していた第一夫人と離婚
2001年に3年の服役後に出所した再びこの第一夫人と再婚
2003年初頭に子供誕生(今回亡くなった)
2003年4月 現夫人(第二)と不倫・妊娠、同じ頃第一夫人も2人目を妊娠
2003年9月頃 第一夫人と離婚成立
2003年11月現夫人と結婚
2004年初頭 現夫人との第一子誕生、同じ頃第一夫人との第2子誕生
2005年2月頃 現夫人第2子妊娠
2005年11月 第一夫人の第1子が亡くなる。現夫人は虐待殺人の罪で取調べ中、しかも妊娠8ヶ月目だった。

この男性、2年の間に2人の女性の間に4人もの子供を作っているのだ。しかも、現夫人はまだ21歳。学習塾に来ていた頃の高校出てすぐの頃にこの男性に手をつけられたらしい。

しかも、彼のやってた悪事は性犯罪だけじゃなく、日本でやってた塾に講師を募集しては給料未払いを繰り返し、神戸簡裁に民事訴訟を起こされてもいるらしい。
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何が恐ろしいって、この男性は前科のある日本じゃやっていけないとみたのか、当地へやってきて再び学習塾を開いていたのだ。あやうく性犯罪の犠牲者となる若い女性がいたかもしれないのだ。これまでの所いなかったと思いたいが、真相はわからない。

全くこういう変態オヤジは去勢でもできないのだろうか・・。こんな男こそアフガニスタンあたりの秘密刑務所にでも連れて行ってリンチでもしてもらいたいもんだ。

第一夫人が何ゆえに我が子を手放してこの男性に預けたのかという事情もわからないし、第二夫人が本当に虐待をしていたのか、殺人の動機があったのかもわからないが、この男が見境なく若い子に手を出して子作りに励んでなければ起きなかった事件だ。

全くやりきれない。

あれから25年

2005年12月09日 | 音楽・アート
Lennon Legend: The Very Best Of John Lennon
John Lennon
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またやって来ましたね、ジョン・レノンの命日が。

25年前の今日乃木坂にある仕事場から渋谷経由井の頭線に乗って当時住んでいた三鷹台のアパートに帰宅の途中だった。車内の向かいに座っている人が読んでいた夕刊フジだか日刊ゲンダイだかの一面に「ジョン・レノン射殺」の大見出しがあって私はショックで茫然自失状態。

小学校の6年生のときだったか、週刊誌にのっていた写真を示して父親が「イギリスじゃこんなのが流行っているらしいよ。」と教えてくれたのが始まりだった。あまり好きではなかった父親ではあったが、この1点については感謝しているw。それ以来私の青春はビートルズと共にあったというわけだ。もちろん、彼らだけを聞いていたわけではないけれど。何しろ当時はグループサウンズの全盛期でエド・サリバンショー以外にもローリング・ストーンズなんかが出るテレビ番組もあったと記憶している。いろんな海外の音楽番組があって恵まれていたなあ・・。

25年前のレノン射殺事件後の年末私はハワイでゆっくり本でも読むか・・ま、当時年末ひとりでいなくちゃいけない事情があったのだが・・と本を数冊スーツケースに入れて飛行機に乗ったのだけど、その行きのフライトで隣に座っていた広告業界で働く同年代3人組の男性たちと意気投合し、約2週間近くの滞在中ずっと一緒に行動していて読書どころじゃなく楽しい休日を満喫したのだった。フライトとキッチン付きホテルだけ決まっていてあとすべて自由というパックだったので、我々4人は早速レンタカーを借りてあちこちと遊び周り朝晩は一緒に自炊して・・といっても自炊は彼らが3人の部屋でやってくれたので私は用意が出来た頃に食べにいくという超ラッキーな役回りだった。

で、レノンの死が信じられない私達は、ハワイの新聞を見つつ「あれは嘘だった。ガセネタだった。」という記事が出ないかと思ったりしたのだった。

男性3人組とは旅行の後もボチボチとコンタクトがあり翌年六本木に出来たビートルズのコピーバンドがライブをやるキャヴァーンクラブへ連れてってくれた。それ以来このキャヴァ-ンクラブが私の遊び場所となり大体週のうち2,3回はそこに通ったものだった。

レノンが殺された翌年長年住み慣れた吉祥寺界隈を離れて等々力に引っ越した私は、仕事から帰ると原付きバイクに乗って目黒通りを突っ走り六本木に通ったのだ。おまけに当時はドイツ語学校に通いつつ日本語教師養成講座も取っていたし、それで週2,3回は深夜過ぎまで夜遊びという・・いや~~タフだったのね。今じゃとても出来ませんわ。

そんなわけで、ジョン・レノンの死というと80年のハワイ旅行、六本木のキャヴァ-ンクラブを思い出してしまうのだ。あの頃のコピーバンドの名前は忘れたけどメンバーの呼び名は覚えている・・チャック・近藤さん、げんちゃん、ひろし君そしてリンゴさん。皆今はどうしているんでしょう。

ア~そう言えば3人組の1人は数年前に「知ったかブッッタ」の漫画を出して一時話題になっていたけれどその後どうしているのかしら?


耐震強度偽装問題

2005年12月09日 | 日記
全く日本は一体全体どうなってるの?悪徳リフォーム業者に耐震強度偽装設計・・最近はモラルハザードが目に余るようになっている気がする。 

海外にいてこの問題について知れるのは私の場合は日経新聞か新聞・テレビ系ネット内情報が主なものなんだけど、新聞に書かれていることより個人のネット情報のほうが先を行っている、もちろん真偽の程はわからないのだけど。

耐震強度偽装をすることによって誰が一体得をしてきたのか?誰がその利益の甘い汁のおこぼれをもらっていたのか?その辺りまでちゃんと掘り下げて追求されるのだろうか?つまり、強度を偽装した建築士、建設業者、デベロッパー、民間検査機関の癒着による詐欺の裏でそれらの業者を動かしていた黒幕とそのまた裏の黒幕の政治家や官僚や省まで徹底して追及するのだろうか・・。森派がヒューザーからの献金を返却するらしいけど、そんなことでお茶を濁して政治家や政党との癒着をなかったことにしてもらうつもりなのか?

あまりにも簡単に公的資金で援助するなどという結論を出しているところを見ると、さっさとけりをつけて問題を大きくしないうちに国民に忘れてもらおうとしていると勘ぐってしまうけど、大方政治家が慌てふためいてあらゆるところに圧力かけて真相を隠しているとしか思えないんだけど。

過去数日分のきっこの日記を読むと新聞に書かれている上辺の情報とは大違いの詳細情報が暴露されていて驚いてしまう。きっこをかたっている人が誰なのかは別として、この人相当の情報通のようなのだ。もしこれが真相だとなると大問題だ。

それはそうと、耐震強度偽装がばれた建築物は今回問題になった建物だけなのだろうか?それともこれは氷山の一角で今回問題になっている連中はスケープゴートで他にもうようよ悪事を働いている連中がいるってことだったら、一体何を信じればいいのだろうか?実際毎日のようにやばい建物が見つかっているんだものねえ。

それに今回問題になってないすべての残りの建築物が耐震設計されているわけではないでしょう。そんなことが問題にもならなかった時代があったんでしょう。

海外にいて思うのは老後は日本かこのままこちらに住むかという問題なんだけど、地震大国の日本に帰るのはやっぱり考えものかもしれない。地震はあるわ、台風は来るわ、梅雨が終ったと思ったら猛暑・酷暑の夏だし、う~ん、やっぱりおだやかなヨーロッパのほうがいいのかも。こっちの冬寒くても室内は日本より暖かいし・・。