やわらかい螺旋

徒然なるままに

2013-01

2013-02-01 11:07:31 | 

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:54冊
読んだページ数:11168ページ
ナイス数:889ナイス
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■たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年) (集英社文庫 コバルトシリーズ)
ロマンチックなSFファンタジーの傑作選。「たんぽぽ娘」ビブリア古書堂で紹介されていたので気になっていたんですが、全文を読めて良かったです。心温まる物語。「ペンフィールドへの旅」悪魔と取り引きした夫はスキー事故で失った妻を救えるのか。悪魔の話し方が教養のある紳士みたいだ。
読了日:1月31日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25712577

■チョコレート語訳 みだれ髪
ただ現代語にするだけじゃなく、与謝野晶子の狂おしいほどの情熱を殺さないように気を配っているんだなあと随所で感じさせられました。「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君・燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの」「恨みまつる湯におりしまの一人居を歌なかりきの君へだてあり・それぞれの時間を過ごすバスタイムあなたは私の歌を詠まない」晶子は与謝野鉄幹のことをこれだけ歌に詠み込んでいるのに鉄幹はそんなことをせず、温度差を感じて寂しく思うんだろうなあ。
読了日:1月31日 著者:俵 万智,与謝野 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25712450

■九つの殺人メルヘン (光文社文庫)
読み終わってから各章扉絵を見ると、なるほどなあと思います。事件を童話になぞらえて解決に導いてしまう桜川東子の酒豪っぷりが羨ましい。ここに出てくる日本酒はおいしいものばかりなんだろうなあ。厄年トリオの昔話がやけにマニアックで面白い。文章にこっそり他のミステリの題名が紛れ込んだりしていて(鏡は横にひび割れて、など)ちょっとニヤリ。「小人の靴屋の秘密」そういう終わり方になるなんて予想外。美人の天才歴史学者ってあのひとなのかな。
読了日:1月30日 著者:鯨 統一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25686054

■サラダ記念日―俵万智歌集
短歌を表現方法として選んだらうまいことハマった、というよりも、短歌のほうが表現されたくて俵万智を選んだ、って感じがします。他の媒体で表現できることを短歌という定型にする必要は無いわけで、短歌だからこその、連続した時間のある部分を切り取り尚且つ前後の時間をどう表現するかというところを、大勢の人に知らしめた偉大なる作品群。有名な『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』の他にも暗記して言えそうなほどしっくりする言葉遣いの数々が魅力。
読了日:1月29日 著者:俵 万智
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25662522

■この国。 (ミステリー・リーグ)
一党独裁の管理国家「この国」が舞台の連作短編集。ケルベロスの異名を持つ治安警察所属の番匠少佐と、テロリスト松浦との攻防戦にはらはらしながら、国のあり方を考えさせられました。テロ組織の長・菱田の今後の動向が気になります。教育システムを題材にした「ドロッピング・ゲーム」で空恐ろしくなりました。トップエリートとはかくあるべきか。
読了日:1月28日 著者:石持 浅海
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25627941

■江戸のなぞ絵〈3〉野菜・勝手道具ほか
寺子屋の普及で識字率が高い江戸の駄洒落エッセンスがつまった判じ絵は、裏に正解が書かれていて、文字が読める人のために作られたものというのが興味深い。道具の判じ絵は、今の時代にはそういう言葉を知らない人がいるかもしれないなあと思うものも混ざっていて(へっついとか遠眼鏡とか)それも面白い。
読了日:1月27日 著者:岩崎 均史
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25593102

■まっすぐ進め
どうして腕時計を二つしているのかなど、分類するなら日常の謎系短編集だけれど、秋と直幸の恋愛物語でもあるかなあ。秋がなにかを抱えているのを分かっていて、直幸が真正面から受け止めている真摯なところに誠実さを感じます。当事者がもういないから本当のことは知りようが無いけれど「まっすぐ進め」での解釈は秋を揺り動かしたし、時計が時計の役割を果たせるときがきて良かった。
読了日:1月26日 著者:石持 浅海
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25557309

■図説 あらすじで読む日本の神様
日本の神さまは読み方が難しいので慣れるのが大変。代表的な神さまだけじゃなく、神として祀られたひとたちも掲載。
読了日:1月25日 著者:
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■江戸のなぞ絵〈2〉虫・動物ほか
「輪」がふたつと真ん中が消えている「とっくり」で「にわとり」、縫い物をしているひとが逆さまになって「犬」など、今の時代でも分かるダジャレ。判じ絵を書いた歌川国盛は浮世絵師、一宝斎国盛は二代目歌川国盛。
読了日:1月25日 著者:岩崎 均史
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25535292

■江戸のなぞ絵〈1〉いろは・江戸名所ほか
江戸の洒落がぎゅっと詰まった目で見るなぞなぞ・判じ絵の数々。天狗は「ま」と読むなど決まりごとがいくつかあるけれど難しくないし、ヒントがあるので気楽に楽しめます。
読了日:1月24日 著者:岩崎 均史
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■はらぺこあおむし
シンプルなストーリーなのに全く飽きません。色遣いがダイナミックで温かみがあるし、あおむしが食べたものに穴があいてて、食べ過ぎておなかがいたくて泣いてる顔ですら可愛い。
読了日:1月24日 著者:エリック=カール
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■世界の蒸気機関車 JTBキャンブックス
少なくなったとは言え、まだ現役で働いている世界の蒸気機関車。キューバでは沿線脇に自宅があって運転を止めて子供に会いに帰った機関士が満足そうに子供を抱いて写真に納まっている。まるで路面電車のようにバザールの中を走るインドのヒマラヤン鉄道いいな。
読了日:1月23日 著者:都築 雅人
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■うさたまの霊長類オンナ科図鑑
ここに分類されているような女は山ほど居るけれど、分類されないゾーンに生息している女は果たして居るのだろうか。
読了日:1月23日 著者:中村 うさぎ,倉田 真由美
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■僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)
あとがきを読んだときに衝撃を受けました。そんな遠まわしなことをしなくてもいいじゃないか、でもこのスタイルだから良かったのかもしれないし、としばらく葛藤。「高機能自閉症」を地球人に紛れ込んだ異星人っていう表現にしているのが分かりやすくてナイス。妻さんは地球人らしさを身につけようと本当に頑張ってるんだなあ。「僕らの結婚から、診断までのこと」でやりきれない気持ちになりました。
読了日:1月23日 著者:泉 流星
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■その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
あちこちで断られていたツレうつの出版を企画会議で通した幻冬舎に拍手。どれだけのひとが勇気を貰い自分だけじゃないと心強くなったことか。症状が良くなったり悪くなったりしながらも、薬を手放すところまできたツレさん素晴らしい。色んな苦悩はあったけど、こうやって貂々さんと二人三脚でやってきたんだよね。
読了日:1月23日 著者:細川 貂々
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25483703

■イヌのいいぶんネコのいいわけ―イヌとネコにともだちになってもらう本
ペットを飼うにあたって知っておくべきことを分かりやすく説明。子供が読めるように平仮名が多めですが、大人も、生き物の命を預かるための基本を確認するために読んでもよさそう。犬の耳やしっぽを切ることがあるんですね、そんなことしたくないなあ。
読了日:1月22日 著者:なかの ひろみ
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■謎の絵師 写楽の世界―東洲斎写楽全作品集 (講談社カルチャーブックス)
島田荘司「写楽 閉じた国の幻」を読んで、どんな作品なのかを見たくなって図書館で借りました。こうやってまとめて見られると、写楽って本当に他の浮世絵師とは違うのが分かります。
読了日:1月22日 著者:高橋 克彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25453569

■プレゼントしたいナッツとドライフルーツのお菓子
ラッピングのアイデアも一緒に掲載されているので、見た目も可愛らしいです。ナッツやドライフルーツなら保存がきくので、思い立ったらすぐ作れるのがいいな。ドライパパイアの蒸しケーキが美味しそう。
読了日:1月21日 著者:小山 律子
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■ガーディアン (光文社文庫)
石持浅海の本を読むと、集団というのは一個のかたまりじゃなく思惑の違う個人の寄り集まりだと思い知らされます。勅使河原冴の章は、ガーディアンという特別な力があるがゆえに「なぜ」と葛藤することになり、その理由を探る意味ではミステリ。栗原円の章では、ガーディアンの力を見せ付けられた立てこもり犯が受けてるプレッシャーは相当なものだろうけれど、円と一緒に行動している奈々子のほうが気になります。
読了日:1月21日 著者:石持 浅海
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25423287

■君がいなくても平気 (光文社文庫)
最初から最後まで自分の保身のために動いていた主人公の水野はある意味ブレがなかったのかも。最後に見せた感情が本当だったとしても、それをいま思うのか!と突っ込んでしまい、早智恵に同情してしまいました。水野が偶然見つけたレシートから、今後の自分のための方策を練っているあいだ、早智恵の着メロが「てんとう虫のサンバ」であり続けたのが少し泣ける。でも古いよなあ、てんとう虫のサンバ。
読了日:1月20日 著者:石持 浅海
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■暮らしの哲学―気楽にできる101の方法
やってみたらどんな気持ちになるかなあ、と想像する楽しさ。実際にやってみたら想像とは違った気持ちになるかもしれない。読んですぐ実行できることもあるけれど、ひとによっては出来ないこともある。(私は免許を持っていないので車で森のなかを通れません)全部は無理だけれど、まずは音声を消してテレビを見てみましょうか。
読了日:1月20日 著者:ロジェ=ポル ドロワ
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■アジアンテイストのお菓子 (おいしいホームメイド)
洋菓子には欠かせないバターや生クリーム、小麦粉をあまり使わないアジアのお菓子。入手しやすい材料でのレシピなので気軽に作れます。杏仁豆腐は固めとゆるめの両方を紹介していて、くこの実はなかったけれど試しに両方作ってみたら、食感の違いがあるから分量も材料も多少違うんだと納得。
読了日:1月20日 著者:小川 聖子
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■またたび
旅行記としてはちょっと微妙かなあ。もうちょっと写真があれば一緒に面白がれる気分になれたかも。それでも、気軽にあちこち出かけるフットワークの良さと、買い物に夢中になったりする楽しさは伝わってきます。どこに行ってもおいしいものを食べられるのは幸せ。チベットでの高山病は本当につらかったんだろうな;
読了日:1月19日 著者:さくら ももこ
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■梅干しと梅料理―梅を使った家庭料理87選 (レディブティックシリーズ (1685))
実家で漬けた梅干を毎年もらってきていて、普通に食べるだけなので、どんな料理に使えるかと参考のために図書館で借りました。基本の梅干の他に梅酒や青梅のしょうゆ漬け、梅酒の梅を使ったジャムなどのレシピも掲載。梅ジャムを使ったようかんがおいしそう、寒天で固めるだけなので簡単だしいいなあ。
読了日:1月19日 著者:
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■ダークルーム (角川文庫)
短編集。この先の展開はこうかもしれない、となんとなく先が見えつつ読んでいたんですが、それが嫌だったわけじゃなく、むしろ、書かれている登場人物たちの気持ちの動きが細やかで、紡ぎ出された文章をちゃんと掬い取れたんだとほっとした気分です。「コワス」愛と憎しみは紙一重。「水仙の季節」双子の微笑みは水仙のように清楚で可憐、そして毒を隠している。
読了日:1月18日 著者:近藤 史恵
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■ご機嫌の法則100
機嫌がいいのも悪いのも、ひとから伝染するし伝染していく。24時間ずっと機嫌がいいのを保つなんて無理かもしれないけれど、24時間ずっと不機嫌よりはずっといい。「すべてよかった。あなたの選択はすべてよかった。正しかったかどうかは知らないけれど、でも、よかった。」
読了日:1月18日 著者:伊藤 守
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■チョコレート パーフェクトブック (講談社のお料理BOOK)
バレンタインにむけて、チョコを使ったお菓子ってどんなのがあるんだろうと気楽に考えて図書館で借りたんですが、テンパリングの道具が必要な本気のチョコ本でした。それほど頻繁にチョコ菓子を作ることはないだろうから道具を揃えるのはちょっとなあ、と尻込みしましたが、この本に出てくるお菓子そのものはとてもおいしそう。自分で作るには難易度が高いけれど、見ているだけでも幸せになります。
読了日:1月18日 著者:加藤 千恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25327204

■真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)
シリーズ3冊目にしてようやく表紙に馴染めました。アンジェリカと共に登場した孝太郎のノリがこのままずっと続くのかと思っていたら、思いがけずシリアスな展開。こだまの卵サンドと織絵さんの祈りに胸を打たれました。安倍医師は自分自身で胡散臭さを分かってやってるような気がします。希実の記憶とフルーツサンド、そして舞い戻るのかカッコウ母。
読了日:1月17日 著者:大沼 紀子
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■あなたが名探偵 (創元クライム・クラブ)
犯人あてアンソロジー。最後に解決編がまとめてあるので、本編を読み終わったあと考える時間があって、ああだこうだと自分の推理を組み立てられて楽しい。「お弁当ぐるぐる」肝心な推理より、乙女な音無警部の趣味と警部に夢中な則竹刑事の心の中の落差で笑いました。法月倫太郎「ゼウスの息子たち」なるほど双子かあ。芦辺拓「読者よ欺かれておくれ」欺かれました!w
読了日:1月17日 著者:泡坂 妻夫,西澤 保彦,小林 泰三,麻耶 雄嵩,法月 綸太郎,芦辺 拓,霞 流一
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■ケンタロウの121レシピなんでもありッ! (Gakken hit mook)
葉つき皮つきのままのかぶのピクルスとか、アボカドは変色を防ぐために種を入れておくとか、ケンタロウテイスト満載。たこ焼きの作り方があると思わなかったなあ。冷凍ポテトは冷たい揚げ油に入れてから火をつけるのがポイント。野菜のオーブン焼きのチーズクリームソースがおいしそう。
読了日:1月16日 著者:ケンタロウ
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■蒼い月  なみだ事件簿にさようなら! (ノン・ノベル)
レイプ殺人の捜査の過程で今までに登場してきたひとたちが集結、そして波田煌子の両親殺害事件の真相にどう絡んでくるのか。真犯人が見つかり、煌子が自分捜しの旅を終え、次に何をやるのかが決まるまでゆっくり待ちます。
読了日:1月15日 著者:鯨 統一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25248006

■地味めしダイエット (知恵の森文庫)
言っていることは良く分かるし、半分くらいは実践しているので、ダイエットとは単にやせることじゃなくて体調を整え健康の基盤を作ることだと再確認。これくらいゆるいほうが、結局は長続きするものです。
読了日:1月15日 著者:横森 理香
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■偉いぞ!立ち食いそば
立ち食いそば屋「富士そば」のメニューを全制覇しようと毎日ちゃんと通っていたのに、改装してしまったから頓挫、っていうのが何だか無念。春菊天とかコロッケとか、自分が食べたことの無いメニューについての感想を読むのがとても面白くて、近所に富士そばがないのが悔しいとか思ってしまいました。
読了日:1月14日 著者:東海林 さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25212334

■本日もご立腹なり (ヴィレッジブックス+)
腹を立てるポイントって本当にひとによって違うんだなあ。自分はきっとこういうことじゃ怒らないだろうって思うものもあったりして、そうなんだぁへぇ~、って感じでした。そんな中「図書館利用者から図書館利用者へ」は一緒に怒りたくなりました、借りたら返せ!欲しいなら自分で買え!
読了日:1月14日 著者:岡林 みかん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25212279

■デビルマン(3) (講談社漫画文庫)
飛鳥了はデーモンと合体し損ねただけだと思っていたけれど、時空を超える能力を身につけていて、それが正体ってことなのかな?アドルフ・ヒトラーの絵はそう悪くないと思うんだけれど、歴史って残酷。
読了日:1月14日 著者:永井 豪,ダイナミックプロ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25212184

■あなたが怪 (幽BOOKS)
こうしてみると、教訓を隠している日本の妖怪は生活に密着していたんだなあ。小豆をしょきしょき洗う小豆洗、寝ている間に逆位置に枕を置く反枕あたりはあんまり害がなさそうだし、会ってみたい。
読了日:1月13日 著者:大田垣晴子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25181338

■ケンタロウのごはんがうまいこの一品 (LEE クッキング) (Lee cooking)
ケンタロウさんの味が恋しくなって、図書館で借りました。ハンバーグを焼くときにお湯をハンバーグの厚みの半分くらいまで入れるっていうのが、最初に聞いたときには目からウロコ。おいしく素敵なレシピを紹介しているケンタロウさんとまた会えますように。
読了日:1月12日 著者:ケンタロウ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25147074

■海馬が耳から駆けてゆく〈5〉 (新書館ウィングス文庫)
動物を飼うと必ず最期を看取るときがやってくるんだけれど、それでもニャン太への愛情はずっと忘れられないはず。自分が飼ってたわけじゃないのにとても切ない。月夜野女史の10年後のウェディングドレスに期待。
読了日:1月12日 著者:菅野 彰
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■デビルマン(2) (講談社漫画文庫)
うっかりシレーヌとカイムを応援するところでした;このエピソードが一番印象的。話の流れとはいえ、サッちゃんみたいな小さい子がひとりで新幹線に乗れる日本はすごい。
読了日:1月12日 著者:永井 豪,ダイナミックプロ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25146951

■皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)
新訳版になって読みやすくなり、イヴ・ニールが元夫のネッド・アトウッドに抱く感情とか、向かいに住む婚約者のトビイ・ローズとローズ家のひとたちとのやりとりがとても自然。警察の捜査がずさんで、キンロス博士がいなかったら真犯人は永遠に分からなかったんじゃなかろうか。日本には「三度目の正直」って言葉があるので、今度こそイヴには幸せになって欲しい。
読了日:1月11日 著者:ジョン・ディクスン・カー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25122381

■写楽 閉じた国の幻
回転扉の事故からどういう展開で写楽の正体に辿りつくのか全く想像できなくて、このボリュームにも関わらずほぼ一気読み。ページ追加が許されない状況で小説としては未完とも思えるのでぜひ続編を。十ヶ月という短期間とは言え、綺羅星の如く居並ぶ浮世絵師を押しのけて江戸屈指の版元・蔦谷重三郎がなぜ従来の売り出し方を無視してまで写楽に肩入れしていたのか。そういう解釈もあるのかと驚かされたし面白かった。
読了日:1月10日 著者:島田 荘司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25097548

■にぎやかな外国語の世界 (地球のカタチ)
世界には色んな言語があって、英語のように話す人口が多いものもあれば、話すひとがいなくなり消えていくものもある。エスペラントみたいに人工的に作られた言語は、自分はそれはそれでアリだなって思います。外国語習得の際には丁寧な話し方を目指したほうが吉。
読了日:1月9日 著者:黒田 龍之助
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25072299

■漂流教室 (2) (小学館文庫)
翔のお母さんの必死の思いと、池垣くんの勇気に泣きました。唯一助かった信一くんの「こどもだから」の台詞にこれほど頼もしさを感じるとは。
読了日:1月9日 著者:楳図 かずお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25072209

■漂流教室 (1) (小学館文庫)
自分の中では、このまんがは「色々と覚悟が無いと読めない分類」です。どういう事態になっているのか把握しなくちゃ、っていうときに、大人が真っ先に壊れていく。冒頭の親子喧嘩はありふれた日常のひとコマのはずなのに、これほど「帰れたら」と思わされることはないだろうなあ。
読了日:1月8日 著者:楳図 かずお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25047223

■デビルマン(1) (講談社漫画文庫)
子供の頃アニメで見たはずなのに、子供過ぎて内容を覚えてないので読んでみる事にしました。飛鳥了の頼みで、一緒にデーモンと合体する儀式に臨んだ不動明。気が弱い明がデーモンの体を手に入れて、気の強い飛鳥が合体しそこない恐怖で震えることになるとは。別人のようになった明にきゃあきゃあしている美樹の気持ちがちょっと分かる。
読了日:1月8日 著者:永井 豪,ダイナミックプロ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25047136

■京都花名所 (Suiko books (129))
京都を彩る四季折々の花。桜のような堂々たる主役もいれば、境内の一角でひっそり咲かせている花もあり、しばし見とれてしまいます。嵯峨野の夜の満月に照らされるススキの風情が秋の夜のなぐさめ。
読了日:1月7日 著者:水野 克比古
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25019478

■田舎の紳士服店のモデルの妻
梨々子が感じている焦りや逼迫感に息が詰まりそう。アサヒとお茶を飲む時間はあのとき本当に必要だったと思います。うつ病の夫のせいで田舎に来たこと、学校に馴染めない長男、発達が遅れていると担任が心配する次男。そういうものとは無縁の梨々子そのものの時間。引越しの餞別に筒石さんがくれた十年日記、ひょっとしたら筒石さんも自分の感情を吐き出すのに使っていたのかなとも思いました。
読了日:1月6日 著者:宮下 奈都
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24982200

■煽動者
「撹乱者」の串本は出てくるけれど、同じ組織の別細胞で起きる殺人。テロリストなので警察を呼ぶわけにもいかず、テロのための準備(じゃがいもの皮むきとか)を粛々とやっていくしかないという特殊な状況設定が面白かったです。選挙が終わった後のタイミングで読んだので、組織の正体でニヤリ。そういえば春日たちを監視していた細胞はどうなったんだろうと思い出させる、ちょっと含みのある終わり方。
読了日:1月5日 著者:石持 浅海
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24950927

■熊の場所 (講談社ノベルス)
収録されている3編がそれぞれフォントの種類とサイズが違うし、「バット男」は二段組みにする必要があるのかって感じだけれど、それもまた味。「熊の場所」このまま猫の話で終わるかと思いきや衝撃の上田修士くん。恐怖から逃れたければ、できるだけ早く、熊の場所に帰らなくてはならない。「バット男」愛があってもすれ違い続けるし、阿呆と思われても仕方ないこともある。バット男は恐怖をもたらし続けるのか。「ピコーン!」エリファス・レヴィのバフォメットをあとで検索しました。
読了日:1月4日 著者:舞城 王太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24924472

■なみだ学習塾をよろしく! (祥伝社文庫)
猟奇事件ばかりを扱っていた前作から一転、今度は日常の謎を取り上げていて、肩の力を抜いて読めました。波田煌子は相変わらずマイペースでほんのり毒舌。塾講師の海江田真央みたいな気の強い女性はどの作品でもあまり違いがない感じがして残念ですが、脇役はステレオタイプでいいのかも。じゃあ、はごろもフーズは「はごろも誰のもの」って意味なんだ、のところで笑ってしまいました。「基本的人権と涙」のテスト問題、「女川」だけ不正解でした、なんか悔しい。
読了日:1月3日 著者:鯨 統一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24896504

■旅でバビデブー―旅コミック決定版
気合の入った旅人は本当に色々と気合が入ってて凄いよなあと思う。ぼーっと歩いていても大丈夫な国内旅行とは違って、海外の治安の悪いところは旅行する気になれないので、あちこち旅するひとはトラブルも楽しめるくらいでないと駄目なんだろうなあ。旅行用品としてエアラインの毛布が優秀で持ち帰る人がいるっていうのが驚き。エールフランスの毛布を触ってみたい。
読了日:1月3日 著者:さいとう夫婦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24896473

■大人のふんわりかわいい服―冬でも夏でもずっと着られるONE‐PIECE&BOTTOMS
表紙のシャツワンピースが気に入ったので図書館で借りました。ひとつのパターンで二種類作れるんですが、AもBもどっちもいいなあ。冬の重たい生地じゃなく、春夏の軽い生地ならいいかも。
読了日:1月3日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24896434

■京都桜名所 (Suiko books (119))
春が来る=桜が咲く、と思ってしまうほど待ち遠しい気持ちになります。あちこちに桜の名所はあるけれど、古都京都で見る桜はまたひとあじ違うものですね。青空に映える桜が本当に綺麗。そしてこの解説文が秀逸。
読了日:1月2日 著者:水野 克比古
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24871378

■愛しのローカルごはん旅
日本各地のおいしいものを食べよう、っていうくいしんぼ旅。同じ日程で同じ旅をしたら、自分は胃が壊れそうですが、その土地でしか食べられないとなるとやっぱり食べたいのが人情ってものですよね。買ってきたお土産の写真もあるので、これもまた食欲を刺激します。どこのお店に立ち寄ったのか地図がついているのが親切。
読了日:1月1日 著者:たかぎ なおこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24850077


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