やわらかい螺旋

徒然なるままに

2014-12

2015-01-01 10:08:36 | 短歌
2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:70冊
読んだページ数:19157ページ
ナイス数:1314ナイス
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■ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 (創元推理文庫)
エフゲニーの行動を、他の数多のヴァイオリニストは「才能を何だと思っているんだ、チャンスがある人間なんて一握りしかいないんだ」と憤慨しそうだし、同時に、自分の意志で始めたわけじゃない音楽に支配される生活に疑問を抱く気持ちも分かるんだろうなあ。探偵役のジャンニが若造じゃないからこそ、持ち込まれたイル・カノーネを目の前にしたときの緊張感や、どんなに優れたものでも人の命に勝るものはないという説得力がある。
読了日:12月31日 著者:ポール・アダム
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■焼かないで作れる! きれいになるロータルトレシピ (講談社のお料理BOOK)
見た目はフレッシュな果物が盛り沢山でさぞおいしいだろうとは思うけれど、アガベシロップとかデーツなんて普通の小売店では扱ってないだろうなあ。アガベシロップをわざわざネット通販で買ってまで作りたいかと問われると、そこまでの情熱はないかもしれない。
読了日:12月30日 著者:仲里園子,山口蝶子
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■世界路地裏・食紀行―続・商社マン、世界を駆けめぐる
「はじめに」にもあるとおり、食紀行とはなっているけれど、ほとんどつけたし程度。どういう印象の国なのかということに頁を割いている。しょっぱなのスウェーデン「ストックホルモン」だの「ノーメル賞」だのの駄洒落でうんざりしてしまい(最初でこの調子なんだから、残りの国が全部これだったらどうしようという気分)真面目に読もうとする気が削がれた。
読了日:12月30日 著者:財前宏
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■世界の島々―かけがえのない風景99島 (世界名景紀行)
図書館で借りた本。誤字に業を煮やした利用者の誰かが赤ペンを入れてますw気持ちは分かるけど図書館本だから駄目だから。それどこにあるの?な島は割と少なく、あの場所はこんな感じなのねと、島の名前と風景を一致させやすい。
読了日:12月29日 著者:
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■日本の島々―かけがえのない風景99島 (世界名景紀行)
人が住んでる大きな島、無人の小さな島。色んな島があるものです。淡路島の北にある無人島「絵島」は多くの和歌が詠まれた景勝地として有名だそうで、うーん知らなかった。そして淡路島は神話的に一番最初に出来た日本の島。
読了日:12月29日 著者:
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■プリティが多すぎる
表紙を見てタイトルを理解。きっと自分も南吉と同じ気分になるだろうなあ。社会人は必ず自分が望む仕事が出来るとは限らない。異動先がまさかのティーン誌なんてなかなか納得できないだろうけれども、そういうことも含めて「仕事」なんだよねえ。ほんとに1年なんてあっというまに過ぎちゃうんだろうな、頑張れ南吉!
読了日:12月28日 著者:大崎梢
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■探偵稼業はやめられない (光文社文庫―『ジャーロ』傑作短編アンソロジー)
イヴァノヴィッチなんて名前なのにアメリカ出身なのかと気になって図書館で借りた本。探偵小説を集めた短編集。エドワード・D・ホック「動物病院の怪事件」は既読。サム先生がアナベルと出会った記念すべき事件。ジャネット・イヴァノヴィッチ「消えた死体」死体を追いかけるはめになった女たちがかしましいことw38口径の銃でチキンを撃つようなステファニーのおばあちゃんって何者だ。
読了日:12月28日 著者:サラ・パレツキー,マイクル・コナリー,ジャン・グレープ,ジェレマイア・ヒーリイ,キャロリン・G.ハート,エドワード・D.ホック,マーシャ・マラー,ジョゼフ・ハンセン,S.J.ローザン,ローレン・D.エスルマン,ジャネット・イヴァノヴィッチ,ローレンス・ブロック
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■最初のペンギン ストーリーでわかる! らくらく外国語習得術
小説仕立てで外国語の習得方法を紹介。「エクスプレス」で実際にマイナー言語を勉強していますが、本当にこれで出来てるのかなあと不安に思っていたのでコツが分かるのは嬉しい。1.自分に合った外国語を選ぶ(目立つためにマイナー言語を覚えたいわけじゃないんですが;) 2.良質な入門書を一冊買い、早めに三周する 3.優しい日常会話フレーズ集を使い、繰り返し聴いてシャドウイング 4.ネイティブの友達と毎日会話しながら「マイフレーズ」を身に着けていく マイナー言語だと選べる入門書が少ないのが悩みですが、めげずに頑張ろう。
読了日:12月28日 著者:杉原洋紀,堀口美奈
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■野崎洋光のだし革命 トマトジュースと豆乳で和食がつくれる!
希釈タイプのめんつゆを水じゃなくて豆乳で割る、ってのはやるけれど、豆乳そのものを水で割ってめんつゆのように使うっていうのは考えもつかなかった。トマトジュースと豆乳を水で割る割合を覚えておけば応用はかなりききそう。
読了日:12月27日 著者:野崎洋光
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■元気でいてよ、R2-D2。
ほんのりダークな短編集。北村薫は文章の上品さがウリのひとつと思っていますが、上品だからこそ、決定的に突きつける怖さじゃなく、もやもやといつまでも纏わりつくような感じ。「マスカット・グリーン」カプリパンツかよ、って悪態をつくところがリアル。眼のツボは足の中指の腹。「腹中の恐怖」妊娠中のときとマタニティブルーのときには読まないほうが。
読了日:12月27日 著者:北村薫
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■驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)
話し言葉としての日本語は学ぶには最も平易な言語のひとつ。外国人にとって難しいのは、日本文化の複雑さや行動様式から派生する多くの慣習。しゃべるだけ、に限定すればそうだろうなあと思う。日本語が世界中で使われるのはあまり想像できないけれど、外国で日本語で話しかけられたらびっくりするし嬉しいかも。
読了日:12月27日 著者:ロジャー・パルバース
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■野菜のチップス 果実のチップス 揚げる焼く
酸化しにくいオリーブオイルを使うとはいえ、揚げ物は揚げ物なので、おいしくても食べる量には気を付けないと。オーブンで焼く方法もあるのでそっちを試してみたいです。フルーツのチップスを作ってみたいな。なんとなく皮の厚みで切れないようなイメージがあるんですが、柑橘類もスライサーでおろせるんですね。
読了日:12月26日 著者:藤田承起
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■スノーフレーク
仲の良い幼馴染がもしかしたら一家心中から生き延びたかもしれない、っていう思いにずっと振り回されるのはとてもつらい。速人の真実がものすごく突拍子もないぞと困惑したんですが、どうして「速人はいつもほんとうの自分を殺していたのだ。偽りを演じ続けていた」って文章があったのかようやく納得。真乃も亨も速人を忘れるわけじゃない。
読了日:12月26日 著者:大崎梢
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■風のかなたのひみつ島 (新潮文庫)
あちこちの島を巡る旅。こんなに小さい島にも住民がいてちゃんと暮らしてるんだもんね、不便なのが良いからとわざわざ越してくるひとの気持ちもなんとなく分かる。愛媛県・怒和島で玉ねぎとみかんを作ってるひとの「わしらが作っても値段はシホンシュギが決めるからなあ」は蓋し名言。
読了日:12月26日 著者:椎名誠
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■13 (角川文庫)
図書館のリサイクル本棚から貰って来た本。響一とローミはそれぞれ自分の意志で「特殊」になったわけじゃないのに周りがそれを許さない。ある意味とても窮屈な生活。鬱葱としたジャングルでの描写から一転、チェリーコークを片手に食事しているサンフランシスコのココがとても眩しい。そしてふたりの女は天使を名乗る。あたしはガブリエル。
読了日:12月25日 著者:古川日出男
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■シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK 2―蒸す、煮る、炒める、ゆでる、焼く、5通り調理で毎日活躍!! (主婦の友生活シリーズ)
登録し忘れ救済。赤も買ったので黄色も。ふたつあると意外と便利です。グラタンやカレーなんかはもうこれでしか作っていません。カレーのルゥは顆粒のものにするか、固形の物なら刻んで小さくしておくのがコツ。
読了日:12月25日 著者:
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■シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK―レンジでチン! 蒸す・煮る・炒める・炊く・焼く 5通り調理で毎日活躍 (主婦の友生活シリーズ)
登録し忘れ救済。炊飯器が壊れたときこれでご飯を炊きました。その後、親戚から炊飯器を貰いましたが、たまにしかご飯を炊かないからこれで充分だったかも。蒸し器を引っ張り出さずに済むので、温野菜サラダを食べる機会が増えました。
読了日:12月25日 著者:
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■ポーの一族 (3) (小学館文庫)
中洲にある寄宿学校の話は「トーマの心臓」のセルフオマージュかな。炎に包まれた館の中でエドガーとアランがどうなったのかはっきり描かれてはいないけれど、二人とも、永遠の時間の輪から解放されていることを願ってしまう。バンパネルラにとっての終わりは死ではなく消滅だと分かっているのに。
読了日:12月24日 著者:萩尾望都
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■ポーの一族 (2) (小学館文庫)
エドガーとメリーベルがどうしてバンパネルラになったのか。エヴァンズ家とのかかわりが見えてくると人間の業の深さを感じざるを得ない。みんなわたしをおいていったと嘆くオズワルドを慰めるマドンナの強さにうたれる。
読了日:12月24日 著者:萩尾望都
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■ポーの一族 (1) (小学館文庫)
少女漫画の金字塔。死から解放された生に意味はあるのか。バンパネルラたちは永遠の輪に閉じ込められ、人間たちがつむぐ時間に少しの足跡を残し、夢のように去ってゆく。
読了日:12月24日 著者:萩尾望都
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■県民性マンガ うちのトコでは4 (県民性マンガ・うちのトコでは)
あんなの普通に身近にごろごろいるので、カナちゃんへのツッコミを見るたびにそれが普通じゃなかったのかと驚く神奈川県民です。こちら側、を意味する「こっちかし」(私はこっちかぁし、と発音します)が神奈川弁だったとは。そして芦ノ湖の水利権をまさかしずちゃんが持っていたなんて知らなかった!ベルリンで花火を打ち上げるときの秋田さんのスピーチに感動し、地方病と闘い続けた山梨さんの「病気がなくなった後の自然を頼む」に泣きそうになり、色々とやられた4巻でした。淡路さんの玉ねぎ攻撃になぜか和む。
読了日:12月23日 著者:もぐら
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■重力ピエロ
考えさせられるようなずしんと重たい話になりそうなところを、親子のやりとりのとぼけた味わいに救われている。暗号解読しようと張り切ってる父親は楽しそうだし、競馬場の回想シーンなんて、母親の度胸の良さと揺るぎない愛に胸が熱くなる。あの最低男が放火の意味に興味なんか持つはずないのに、それでもそれは生きるためのチャンスだったんだ。仙台名物カスタード菓子は地元のひとも貰うと嬉しいのかな。
読了日:12月23日 著者:伊坂幸太郎
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■この世の涯てまで、よろしく
矛盾しているかもしれないけれど芸術を壊せるのは芸術家だけ。真の意味を芸術から汲み取れるのも芸術家だけ。死後50年たってから蘇ったアルトゥアとパヴェル。風変わりな音大生たちに混じると幽霊のほうがまともに見える。はじまりと同じくらい唐突なおわりは、なぜかこちらが取り残されたような寂しさを感じる。
読了日:12月22日 著者:フレドゥン・キアンプール
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■かがみのもり (BOOK WITH YOU)
神社の裏山の奥宮をめぐるミステリ。どちらかというと中学生の男の子ふたりと先生の大冒険活劇かな。神社の裏山が立ち入り禁止区域だってことはそれほど珍しくもない気がするけれど、そうなった経緯が経緯なので地元の人たちも警戒せざるを得ない。先生からレオナの様子をあれこれ聞き出そうとするふたりを見てたら、まったく男の子っておばかさんなんだからwと思いましたが、イザというときに意外と逞しい。探偵・与木さんの曲者っぷりが半端ない。
読了日:12月22日 著者:大崎梢
http://bookmeter.com/cmt/43660792

■UFOの捕まえ方―天才・龍之介がゆく! (ノン・ノベル)
体験ソフィア・アイランドもどうやら好調なようで一安心。「身代金の奪い方」身代金の運搬をあれこれ指示してきた犯人の狙いがそこだったとは。五大宝石あとで検索しました。「UFOの捕まえ方」ボリュームがあるので読みごたえがありました。多原元彦さん怖かっただろうね;そして犬たちが可愛そう。千夜子さんの息子の優介くんと龍之介のやりとりが微笑ましい。
読了日:12月21日 著者:柄刀一
http://bookmeter.com/cmt/43631701

■ヒヨコの猫またぎ (文春文庫)
相変わらず笑えるけれど、お金の苦労も相変わらず。支払う予定の税金が8000万円もあるのに銀行口座には55万円しかない、なんてもう確かに人生最大のピンチ。でもなあ、見た目が地味なのは慎ましい生活だからってわけでもないと思うんだけどなあ。分かりやすく派手なもののほうが安かったりすることもあるし。(似合う似合わないがあるけれども)知り合いのPさんの食べっぷりはもうお見事。
読了日:12月21日 著者:群ようこ
http://bookmeter.com/cmt/43631588

■短編工場 (集英社文庫)
いくつか既読があるけれど、それも含めて、その作家らしさが出ている短編ばかりで楽しめました。奥田英朗「ここが青山」仕事を失った夫、復職した妻。ふたりとも水を得た魚みたい。石田衣良「ふたりの名前」おしゃれに暮らしてるのは普通ですよ、な感じと仔猫への態度のギャップ。乙一「陽だまりの詩」体内のモーター音はアナログ時計のたてる音のイメージ。かちこち。
読了日:12月21日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/43631436

■目玉焼きの丸かじり (丸かじりシリーズ)
アボカドがお嫌いなんですね?wおでんにカラシがない不幸と、トンカツにカラシがない不幸と、サンマに大根おろしがない不幸、どれが一番不幸かと問われれば、私はサンマに一票。子供のころ、出来心でカルピスの原液を飲んだことがあります。あれ以来カルピスは薄くていいやと思うようになりました。カルピスウォーターの販売は衝撃的だったなあ。
読了日:12月20日 著者:東海林さだお
http://bookmeter.com/cmt/43606890

■だから、鶴彬―抵抗する17文字
治安維持法違反容疑で検挙され、獄中で赤痢にかかり29歳の若さで死亡した川柳作家・鶴彬。権力を持つ者にも恐れず、諦めたり黙ってやり過ごしたりせず物申す川柳の数々。「立禁の札をへし折り夜狩の灯」「これしきの金に主義!一つ売り二つ売り」「弱き者よより弱きを虐げる」ページの体裁の作りの煩さに最後まで馴染めず、気が散って仕方なかった。
読了日:12月20日 著者:楜沢健
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■サーカス象に水を
レイルウェイサーカスに獣医として潜り込んだ青年ジェイコブ。介護施設で暮らしている老人ジェイコブ。どちらの時代も飛びぬけて幸福だとは言い難い。けれど、その時々を懸命に生きようとしているのはどちらも同じ。サーカスの見せかけの華やかさを維持するために、アンクル・アルがやってるあれこれはどれも結果的には裏目に出て、行く末がどうなるのかは見えているけれど、出ていけない人間たちはすがるしかない。彼女が彼の頭に鉄杭を打ち下ろしたとき、何を思っていたんだろう。
読了日:12月19日 著者:サラグルーエン
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■もっとコロッケな日本語を (文春文庫)
出だしの「ドーダの人々」からもう、くすくす笑いっぱなし。どうやら私はドーダ感知センサーが鈍いらしくて、これを読んでようやく「はっ、あれはドーダだったのか!」と気が付く始末。倉田真由美が解説で書いてるとおり、彼らは自分こそが「ドーダの人々」だってのは絶対に分かっていない。だからこそ面白がれる。阿川佐和子との対談も楽しめました。
読了日:12月19日 著者:東海林さだお
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■文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
木場が「鉄鼠」に登場せず同じ時期に発生したこっちの事件に乗り出していたっていうこともあり、最初は、山中の仏教の男たち・海辺のキリスト教の女たち、と対になってるように思えてしまった。冒頭、京極堂と対峙している女はまさに、蜘蛛の糸を巧みに張り巡らせ自分の姿を見せずに獲物を絡め取る。益田は警察を辞め榎さんのところに探偵として弟子入りすることになり、これから出番が増えてくるんだろうな、ちょっと楽しみ。
読了日:12月18日 著者:京極夏彦
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■かんたん!勝負ごはん
気合いが入った「勝負ごはん」だけど作るのは簡単。厚揚げを使った白和えはマネしてみたいなと思いました。厚揚げだからうまみが凝縮、ってのもあるけど、なんせ水切りする必要がないから時間も短縮。卵焼きのエピソードにほろっとしました。
読了日:12月17日 著者:小栗左多里,小栗一江,トニーラズロ
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■懐かしくて新しい昭和レトロ家電―増田健一コレクションの世界
家電なんて大きくてかさばるものが家じゅうにゴロゴロしていたら「床が抜ける!」とか「じゃま!」と言いたくもなるでしょうwけれどこれだけの数があればもう立派なコレクション。昭和30年代の家電や雑貨たちのデザインのレトロ感は見ていて和む。
読了日:12月17日 著者:増田健一
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■なんたってドーナツ: 美味しくて不思議な41の話 (ちくま文庫 は 38-2)
ドーナツアンソロジー。給食の揚げパンは大嫌いだったのに、ドーナツはそこそこ好きなんです。だいたい同じはずなんだけど、どこで好き嫌いが分かれたのか自分でも良く分からない。編者解説でプルースト「失われた時を求めて」のプティット・マドレーヌを引き合いに出してくるほど郷愁を誘う食べ物だっていうのは納得。作り方に触れてる第四章が参考になりました。西川玄房和尚の精進料理ドーナツ食べてみたい。
読了日:12月16日 著者:
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■傘が首にかかってますけど フクダカヨ絵日記 (ココログブックス)
そんなにうまい絵じゃないんだけど、段々なれてくると、この絵じゃないとしっくりこないなあと思わされてる。首に傘がかかってるって意味が分からないなあと思いつつ読んでいたら、ほんとに首に傘がかかってたw出産のときに「痛みを盾に暴君のごとく振る舞っていた」のところ、助産婦さんと旦那さんはそういうものだと思ってくれていたのかも。
読了日:12月16日 著者:フクダカヨ
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■文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
今回は木場の出番なし。悟ったものから悟った順に。どれだけ修行しても得られないことはそりゃあるでしょう、と無知な自分は思う。誰かと競争しなくちゃいけないのは俗世間だけで充分とも思う。再登場の久遠寺翁が自分の娘たちを思い出すたび関口も無傷じゃいられない。捜査の陣頭指揮をとることになった山下警部補は気の毒に。彼が無能なんじゃなく、ただ今までの経験の範囲外だっただけ。釈迦も弥勒も榎さんの下僕!
読了日:12月15日 著者:京極夏彦
http://bookmeter.com/cmt/43498027

■高脂血症 とうまくつき合うために読む本 (気ままにホームドクター)
健康診断でコレステロール値が高いという結果が出て、気になって図書館で借りてきた本。食事面では心当たりが全くないんだけどなあ、やっぱり運動不足なんだろうな;
読了日:12月14日 著者:山田信博
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■バルバラ異界 (4) (flowers comics)
人間はそれぞれの寿命を生きればそれで充分に幸せ。本当に?本当にそうなら、青羽が救ったバルバラ、キリヤを未来に託した時夫は幸せじゃないってことになるのかな。自分じゃなくて誰かに生きていて欲しいと思うことと、自分の寿命を納得して生きることは別だと言うのはエゴだろうか。
読了日:12月14日 著者:萩尾望都
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■みんなの機内食
滅多に飛行機に乗らないので、機内食ってこんななのね~と楽しめました。クラスによって内容が違うのは当たり前にしても、エコノミーでもおいしそう。航空会社それぞれに飽きさせない工夫が見えるし、お国柄が出るものだなあ。
読了日:12月13日 著者:機内食ドットコムRikiya
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■絆ストレス 「つながりたい」という病 (青春新書INTELLIGENCE)
震災のあと、ひととの絆が重要だと言うひとが多い。誰かが居たほうが安心だってのは分かるけど、それは距離感をとっぱらってベッタリするってことじゃ無い。そんなことになったら自分も相手もストレスの塊になってしまう。ほどほどに、適当に。
読了日:12月13日 著者:香山リカ
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■ポケットに外国語を (ちくま文庫)
どうして自分が英語にそれほど興味が持てないのか分かった気がします。「不動の地位と人気を確立した代わりに、地域文化を捨てざるをえなかった」からで、授業で習う英語からは、他の国の文化の良さや面白さがあまり見えてこなかった。大人になり教科書から解放された今のほうが外国語って面白いかもと思えます。
読了日:12月12日 著者:黒田龍之助
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■なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)
へんな体験をいっぱいしているのにそれでも霊感がないと言い張っているのがミソ。でも認めちゃったらそれはそれでやっぱり怖いような気がする。伽羅の香りは霊を呼んでしまうのでお香を焚くなら退ける白檀が良い。岩井志麻子との対談も面白い。「死霊より生霊のほうが怖い」なんて、そんな怖い思いはしたくないなあ。
読了日:12月12日 著者:工藤美代子
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■そして誰もいなくなる (中公文庫)
本家のクリスティを先に読んでいれば、どこまで本歌取りをしてくるのか想像しながら楽しめる。その本家のこともあってだいぶ惑わされましたが、別荘に呼び出して云々のところで真相に気が付きました。けれど実は目に見えている連続殺人なんかより、自分の口で語ることの無かった皆川夕美の心情に気が付くとぞっとする。
読了日:12月12日 著者:今邑彩
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■津田陽子の100のおやつ
ブロワイエの材料のローマジパン、なんて、お菓子の名前も材料もどっちも馴染みのないものもあったりしますが、焼き菓子はある程度は味の予想がつくし、作ってみて自分なりの微調整がきくので良さそうです。驚いたのは、水250CC・上白糖20g・アガー10gで作る水のゼリー。えっ砂糖水をゼリーにするんだよね、「とてもとてもおいしいゼリーです」って想像つかない。アガーあったかな、作ってみたいな。
読了日:12月11日 著者:津田陽子
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■思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)
明里のために秀司が作っている腕時計はきっと素敵なものになるんだろうなあ。なんせ作ってるひとの気持ちがこもってるから。明里と先輩にやいてる秀司の態度を気にしつつも、なかなか素直に自分の感情を表に出せない明里。急に恋人らしく振る舞えってのは無理だと秀司もきっと分かっていて、二人は二人のリズムで時間を刻んでいけばいいよね。太一の存在がすごく謎。
読了日:12月11日 著者:谷瑞恵
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■便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~ (美人開花シリーズ)
ダイエット目的より便秘解消目的のために図書館で借りた本。便秘外来にかかるのに初診が4年待ちって、それほど悩んでる人は多い。便秘になりやすいひとは3パターンに分類され、自分がどこに当てはまるのかを確認しつつ、生活習慣を改善したいです。水溶性の食物繊維が圧倒的に足りてないと反省。
読了日:12月10日 著者:小林弘幸
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■プラリネク―あるクリスマスの物語
絵はミヒャエル・ゾーヴァ。父親が息子に話すクリスマスの物語はきっと素敵なプレゼント。物語のなかでアルトゥアのお父さんはプラリネクにとても喜んだだろうし、そして息子もきっと幸せだったと思う。階段の手すりを滑り降りてく絵が好き。
読了日:12月10日 著者:アクセルハッケ
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■陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
成瀬にむかって「この策士め!」と言いたい気持ち。カジノでのあわやのピンチをどう乗り切るのかドキドキしてたら、まさかの柔道部に大笑い。緩急のついた場面転換に飽きない。久遠が人質になって、救い出すために必死に日本にやってくるニュージーランドの羊たちの姿をちょっと見たい気がする。
読了日:12月10日 著者:伊坂幸太郎
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■タイムスリップ忠臣蔵 (講談社ノベルス)
今回は、人間が犬に支配された世界のウララ・香葉子・七海が生類憐みの令を終わらせるために江戸時代に向かう。七海は犬側についているいわば敵方、赤穂浪士の討ち入りを成し遂げるために協力しろと言われても、犬が自分たちの主人というのが当たり前だと思わされてきているから、そう簡単に納得できるはずがない。シリーズをとおしてずっと七海と薔薇之介が似ていると書かれてきたけれど、ここで理由が明らかに。それなら似ていて当然だよねえ。
読了日:12月9日 著者:鯨統一郎
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■短歌を楽しむ (岩波ジュニア新書 (342))
ジュニア新書なので丁寧で分かりやすい。戦争が始まった時にも終わった時にも時局に迎合しかできなかった短歌は真の芸術ではない、という批判にめげず、歌人たちは自分の肉声を届け続けてきた。日常生活には短歌の材料がいくらでもあって、それをどう切り取り歌にするのか、そういう面白みを見つけられる。
読了日:12月9日 著者:栗木京子
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■根付 (NHK美の壺)
帯の下をくぐらせる、という制約があるから、緻密な彫刻ではあるものの実用品としてちゃんと機能する。その制約のなかで作られる根付は本当に独創的。白蔵主(はくぞうす)なんてジブリ映画にでも出てきそう。
読了日:12月8日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/43337413

■阿川佐和子の世界一受けたい授業―第一人者14人に奥義を学ぶ (文春MOOK)
雑誌での対談をまとめたムック本。関係者のほとんど全員に反対されたということですがセーラー服なかなかお似合いです。多岐にわたるジャンルの著名人に話を聞けることなんてそうそうないから、番外編も含め楽しく読めました。最後の村上龍・阿川弘之の「娘の職人仕事に時々文句をつけるのは当たり前なんだけどね」「ヘイ、棟梁(笑)」のやりとりが、良い親子だなあと思いました。
読了日:12月8日 著者:阿川佐和子
http://bookmeter.com/cmt/43337265

■さあ、犬になるんだ! (村上春樹の翻訳絵本集)
名前に見覚えがあると思ったら「ジュマンジ」のひとだった。表紙の絵とタイトルが繋がらずなんとなく不気味な感じなのが気になって(しかも原題はセルクロ語だし)図書館で借りた本。催眠術ショーを見に行ってすっかりその気になり、妹に「犬になれ」とかけてみたのはいいけれど、元に戻らなくなってさあ大変。話は簡単だしオチも意外性はないけれど、子供たちの表情が本当にいきいきしている。スパゲティは来年のお楽しみ。
読了日:12月7日 著者:C・V・オールズバーグ
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■陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
「本に書いてあることはたいてい、でたらめだ。目次と定価以外全部嘘だ」それならその嘘にトコトン付き合いますよ。銀行強盗なんて世間的に後ろめたいはずなのに、自分の家族にはちゃんと打ち明けていて、その家族が何も文句を言わずむしろ普通な態度で居るのが良いよねえ。隅から隅まで無駄な伏線は一つもなく、そして軽快で分かりやすいのがきっとポイントで、驚いたり笑ったりと素直に面白がれるエンタメ作品。この4人が強盗に入った銀行に居合わせて響野の長い演説をぜひ聞きたい。
読了日:12月7日 著者:伊坂幸太郎
http://bookmeter.com/cmt/43311377

■バルバラ異界 (3) (flowers comics)
キリヤのお母さんの明美のエキセントリックなところは突き詰めればキリヤのためを思ってのこと、と思ってきたけれど、ひょっとしたら自分自身のためでしかなかったのかもと少し疑ってしまう。火星では誰もが同じ記憶を持っていてそこにはもう「個」の個性は必要じゃないから寂しさを感じない、っていうなら分かるけど、青羽はむしろ自分から寂しさを求めてるみたいに見えるけどなあ。
読了日:12月7日 著者:萩尾望都
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■ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫)
登場人物の平均年齢が高いので作品に落ち着きがあります。音楽の歴史を支えてきたクレモナの雰囲気を堪能しました。同業者で親友のトマソが殺害され、音楽仲間で刑事のアントニオに協力することになった楽器職人ジャンニ。ジャンニ自身の苦い思い出も呼び起こされ、最後、マルゲリータと一緒に見た炎でようやく決着がついて安堵しただろうなあ。トマソの孫娘、ソフィアは形見になったあのヴァイオリンを相棒に頑張れ。
読了日:12月6日 著者:ポール・アダム
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■ねぇ、こっちを向いて? (ディアプラス・コミックス)
見るたびにこんな絵柄だっけ?と思うんだけど、可愛いから問題なし。人数合わせの合コンに自分で誘っておいてもう帰れっていうお姉さん、弟がその後どうなったのか、きっと知らないほうがいいよね。
読了日:12月6日 著者:ホームラン・拳
http://bookmeter.com/cmt/43286393

■山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)
乙一の別名義だとは知らずに図書館で借りた本。グロくてホラー寄り。だけど人間の弱さや強さを否定せず、距離を置いて見守っていたはずなのに突然引き寄せられるような感じ。「長い旅のはじまり」遠い果ての地までびくびくした様子で旅をしているそのこと自体がきっと二人には幸せ。「黄金工場」森の中のうめき声はやむことなく聞こえ続ける。
読了日:12月5日 著者:山白朝子
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■消滅島RPGマーダー―長編痛快ミステリー (ノン・ノベル―天才・竜之介がゆく! (844))
表紙の龍之介は雨カッパだけれど、お地蔵様っぽい蓑笠姿をつい想像してしまう。体験ソフィア・アイランドは上々な滑り出しのようで徳次郎さんもきっと安心してるだろうなあ。せっかくのお墓参りなのに台風だし地震だし、落ち着いていられない。長編なので登場人物が多くて、松野と新島の名前の謎を持ち出されても「そういえばそうだっけ?」な感じで印象に残りにくい。最後、ゲームをやっているのが誰なのかが分かってほっとしました。
読了日:12月5日 著者:柄刀一
http://bookmeter.com/cmt/43265572

■盗まれて (中公文庫)
電話と手紙が運んでくるミステリ短編集。わりと展開が読めるし意外性っていう点ではインパクトはないけれど、派手さが無いおかげでじっくりと登場人物に向き合える気がします。「盗まれて」したたかなのは男か女か。「ゴースト・ライター」最後の一言で陽子は幽霊から実体になったのかも。「ポチが鳴く」ポチが見つけたそのあとはどうするつもりなんだろう。
読了日:12月5日 著者:今邑彩
http://bookmeter.com/cmt/43265332

■ヒートアップ
「魔女は甦る」は未読、もし読んでいたら犯人の正体はもっと衝撃的だったかも。麻薬取締官の七尾に暴力団員の山崎、普通ならあり得ないコンビが自分の所属する組織まで振り回しヒートを追いかける。七尾の特異体質を生かした最後の大脱出は映像として頭に浮かびやすくあまりにも現実感がなかったせいで、爆撃の情報を掴んだ釣巻のやり方が妙にしっくりくる。
読了日:12月4日 著者:中山七里
http://bookmeter.com/cmt/43244261

■喰いたい放題 (光文社文庫)
医者から痩せろと散々忠告されているのに、食べること食べること。有名店の美味しいものも食べてるけれどグルメな感じじゃなくて、そのへんで食べられるもので美味しいなら尚良し、な感じ。まだ新幹線に食堂車があった時代、都ホテルが一番で次が帝国ホテルとか、そんなことまでチェックしているすぎやまこういちも凄いwそんな食いしん坊なお友達もたくさん居て、さぞ賑やかな食事風景だったんだろうなあ。それにしてもナルコプレシーって大変な病気なんですね。
読了日:12月4日 著者:色川武大
http://bookmeter.com/cmt/43243908

■簡単でおいしいメープルクッキング
メープルシロップは砂糖やはちみつと比べてだいぶ優しい甘さ。はちみつと比べて低エネルギーで栄養的にも良いのは分かっているけれど、どうも物足りない気がしてパンケーキ以外でほとんど使っていません。粉寒天が家にあったので試しに「メープルシロップ羹」を作ってみたら、飽きずにずっと食べられるような甘さでおいしかった。優しい甘さは弱点じゃなくて利点なんだなと思い直しました。
読了日:12月4日 著者:健康づくり栄養士の会
http://bookmeter.com/cmt/43243855

■50歳から輝く人、30歳で老ける人
紫外線対策を怠らず、筋肉を増やし、バランスの良い食事を。まあそうだよねと思いつつ読んでいたけれど、読み終わってみれば、自身が関係するパワーブレードとコスメ推しだった。パワーブレードがどういうトレーニングマシンでとか、もうちょっと言及があればいいのに。
読了日:12月3日 著者:戸澤明子
http://bookmeter.com/cmt/43222977

■バルバラ異界 (2) (flowers comics)
若返った姿で渡会さんを誘惑するマリエンバード。バルバラ住人のはずのパインに現実で出会うキリヤ。千里が見た夢の内容よりも、なぜ千里がそんな夢を見る役割を与えられたのか気になる。バルバラでは心臓を食べるのは儀式の一環、それじゃまるでバルバラが先にあって、現実世界で青羽がそれを踏襲したみたいだ。青羽の呪いは恋。
読了日:12月3日 著者:萩尾望都
http://bookmeter.com/cmt/43222878

■着ていく服が見つからない 洋服選び受難女子 応援コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
おしゃれさんたちにしてみれば、そんなの当り前じゃない?と思うようなことばかりなんだろうけれど、何をどう着ていいのか分かんないってひとには多少の手助けになると思う。同じ値段のシンプルなブラウスとフリルのブラウス、どちらにしようと選ぶ時に「布が多いから」って理由でフリルのを選ぶのが笑ったwしまむら、一度行ってみたいな。
読了日:12月2日 著者:曽根愛
http://bookmeter.com/cmt/43202841

■モルグ街の殺人・まだらの紐 (嶋中文庫―グレート・ミステリーズ)
この世界に推理小説というジャンルが生まれ、定着した記念すべき作品。ポー「モルグ街の殺人」「盗まれた手紙」・ドイル「赤毛組合」「唇の捩れた男」「まだらの紐」「グロリア・スコット号事件」が収録。「モルグ街の殺人」なんてそんなのアリかよといまだに思うけど、これが世の中に出たときにはどれだけ衝撃的だったことか。
読了日:12月2日 著者:エドガー・アランポー,アーサー・コナンドイル
http://bookmeter.com/cmt/43202782

■三つの名を持つ犬 (徳間文庫)
表紙の犬が可愛くて図書館で借りた本。自分の人生だから自分でどうにかしなくちゃいけないのは分かっているのに悪事に手を染めることになり、どうしてこうなったんだろう?っていうところは都と江口は同類かも。そして悪事をやり遂げられるほど強くなかったのが幸いだったし、きっとエル/ササミが居たからこそ。都が戻ってきたときに江口とササミが出迎えられますように。
読了日:12月1日 著者:近藤史恵
http://bookmeter.com/cmt/43181460

■歴史のかげにグルメあり (文春新書)
近代日本の歴史と食事の関係。世界的に認知されてきた和食は、黒船が来て鎖国じゃなくなったから広まったと言えるけど、逆のことが日本にも起きていて、外国から来る客をもてなすために洋食の腕を磨いた料理人たち。ペリーへの本膳料理から10年後、イギリス公使パークスが接待されたときの料理の数々は本当に江戸時代とは思えない。材料を揃えるだけでも相当な苦労だったと思うけれど、幕府側の意地が見える。
読了日:12月1日 著者:黒岩比佐子
http://bookmeter.com/cmt/43181374


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