ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

「空海と密教美術」展

2011年09月10日 | 日々のこと

 

彼に逢いたい。

もうずいぶん逢ってない。
いっときは、京都に行くたびに逢いに行っていた。
京都駅についたとたん、歩くのももどかしく、人並みをかきわけるようにして、小走りになりながら急いだこともある。


彼の目を見つめていると、自分の進むべき道が見えたような気がした。
口元にうっすらと浮かぶほほえみは、私に生きる希望をくれた。

最後に逢ってからなんども逢いたいと思ったけれど、その時は何もかもがどん底で、実際には逢える自分じゃなかった。笑顔の曇った、そんな自分では逢いたくなかった。

 


でも、今、近くに来ているという。
それを知ってから、胸がざわついた。すぐにでも逢いにゆきたい・・・そう思いながら、どきどきした。
どうしよう。大丈夫か。
・・・よし。今日、逢いに行こう!!


そう決めて、向かいました。上野へ!!

 

そうです。彼は仏像界のアイドル、貴公子、東寺の「帝釈天さま」です♥

 

 

へへへ。ちょっと凝って書いてしまいました。

思い入れが有りすぎて書けなかった記事でございます。

行ったのは先月。浴衣を着物風に着て逢いに行った「彼」は、帝釈天さまでございました(^^;)

 

 

 

「京都で好きなお寺は?」・・・と尋ねられたら、そりゃあいっぱいあるけど、今思いつくのは、高山寺、光悦寺、そして、東寺です。

東寺って、京都に住んでるときは「弘法さん」毎月21日に開かれる大規模な縁日のお寺って印象で、特に好きとか思わなかったのですが、横浜に来てから京都に里帰りするついでにお寺をいろいろ見て回るようになって、はまってしまったところです。

何が好きって、いやもちろん帝釈天様がいらっしゃるからなんですが、講堂の立体曼荼羅がとにかくすごい。

入ったら仏像が二十一体もいらっしゃって、それも至近距離でお目にかかることができるのです。

もうほんとにものすごい迫力です。

 

そこで彼に一目惚れしたのはもう何年前だったでしょうか。何回か通ううちに、ついにお顔のアップのポスターまで買ってしまい、毎朝ご挨拶をしているのであります♥

 

今回はその帝釈天様を始め、東寺講堂からは梵天様など八体がいらっしゃっていて、周りをぐるっと回って拝見できるのです。

 

早く行きたかったのだけれど、ゆっくり見られる日をと考えていると、会期も半ばに差し掛かってきて、慌てて足を運んだのでした。

 

 

テレビの特集もあったし、お盆の少し後で休みの方も多いだろうし、と覚悟して行きましたが、混んでいますといいながら外までの行列はなく、わりと快適に観ることができました。

 

展示作品約100点のうち98.9%が国宝・重文というだけに、見ごたえがあります。

それに、これ、何も帝釈天様の展覧会じゃなくて、「空海と密教美術」ですもの。空海直筆の書を始め、東寺・神護寺、和歌山金剛峯寺などのお寺から密教美術品の数々の展示。本当に素晴らしかったです。

私は「血曼荼羅」と呼ばれる大きな曼荼羅図に、もっとも圧倒されました。

 

 

彼・・・帝釈天様には展示の後半でやっと逢えます。

縮小版の仏像曼荼羅の端の方にいらっしゃるお姿を見かけて、初めは遠くで拝見し、目の端で追いながら順番に見ていき、・・・やっと逢えました。

ぐるりと一周して、最後は正面からじーーっと。

なんか私、アヤシイ。でも、でも。やっと逢えたし。いいやん。・・・たぶん20分くらいはそこに居たと思います・・・。

 

久々にお逢いしましたけど、本当に凛々しいお姿。私もしっかり生きなければ。頑張ります!!・・・と、お話して帰ってまいりました。

 

トーハク(東京国立博物館)のウェブサイトでは、今回の仏像の人気投票が行われていますが、やはり帝釈天様がダントツ一位なのよね。

でも、二位の持国天様もかなりかっこいいなあ♥・・・と、今回魅力発見。

 

 

はぁ~。逢えてよかった。でも、まだ東京にいらっしゃるので、もう一度逢いに行くつもり。

 

見ごたえありの展示でしたが、でも、いつもトーハクで仏像の展示を見ると思うのですが、やはり絶対的にお寺で見るのとはちがっていて、いくら全方向から仏像を至近距離で見られても、あの荘厳さとかただ何かが迫ってくる感じとかには勝らない・・・そんな感じがするのです。

美術品としての鑑賞の仕方としてみれば、意義のあることなのだと思うのですが。

だから、空海が伝えたかった「曼荼羅」の世界を本当に体感したければ、やはり東寺に実際行ってみるのがいいと思います。

 

でも、でも、逢えてよかった(涙)♥

 

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「空海と密教美術」展

2011年7月20日(水)~9月25日(日)

東京国立博物館 平成館 特別展示室

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おまけ 1089ブログがおもしろいよ。マニアックです。

 

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明日も晴れるかな

2011年09月10日 | 日々のこと

 

夕方、ふと空をみあげると、きれいな夕焼け。

これは撮らなきゃいかん・・・とパチリ。

でも、ほんとはもっと赤かったんです。残念。

 

 

今週は震災のニュースに加え、甚大な被害を出した台風12号の猛威の様子をずっとTVで観ることになりました。

台風の被害の大きさは平成最悪と報道されていますね。

和歌山の那智勝浦も、奈良の天川や十津川村も、昔遊びに行ったところ。いろいろ思い出しながら、胸を痛めています。

自然の前では人はあまりにも無力だと、また思いました。

 

 

まだ昼間の残暑の暑さはきびしいけれど、やっぱり明日も晴れてもらいたい。

そう思って、今日夕焼けが見られなかったみなさまに、ちょっとお届け。

明日も晴れるといいな。

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つるむらさきのまぐろ節しょうゆあえ

2011年09月10日 | ごはん

初夏から初秋まで出回るつるむらさき。

ちょっとだけ苦味とくせがあるけれど、私は大好き。

茹でると粘りが出る野菜です。ねばねば野菜は元気のもと!!

お肉を焼いて付け合わせにしてもいいけれど、(塩こしょうだけでもおいしいよ)、うちの定番はさっと茹でておかかじょうゆあえにします。

 

それを今回は、「京昆布舗 田なかさん」の「まぐろけずり節」を使って作ってみよう。(あえて、昆布でなく・・・ ^^)

 

ん?まぐろ節・・・?? かつお節と間違ってないかって!?

 

  ほら、これです。

 

写真、夜に携帯で撮ってるので、わかりづらくてすみません。白くてきれいです。

 

まぐろ節・・・そう、まぐろです。

「流通量が非常に少ない、希少な鹿児島県枕崎産のまぐろ節を血合いを丁寧に取り除き、削り上げた」ものだそう。(HPより)

 

このままちょっと口に入れてみると、あっさりしてるけど深い旨みを感じます。

 

さて、

つるむらさきは熱湯でさっと茹でます。

このとき、茎の下の方から少しずつ滑らせるように入れていくと、葉先がふにゃふにゃになりません。

水に取り冷やします。

水気を切って、小口切りにして器に盛りつけます。

まぐろ削り節としょうゆを上からかけて、できあがり(^^)。

 

え、それだけって(^^;)そんなんレシピちゃうやんって(^^;)(^^;)

 

だって、こうして食べるのが美味しいんですもの。

それに簡単だったら、なおいいじゃない(^^)v

ささっとかき混ぜて、いただきましょう♪

 

子どもたちは朝の忙しい時にこれがあると、あつあつごはんに乗せて、豪快にかきこんでいきます。あんまりよくない食べ方なんだけど・・・(**)。

 

食べてて思ったのですが、これにマヨネーズかけて和えてみても合うと思うんです。

ほら、ツナ缶・・・ツナって基本まぐろでしょ。

何となく風味がとっても似てる。そりゃあそうか。

 

結局やらずじまいだけど、そのうち試してみようかな。いや、たぶんやらないな。

うちは子どもに卵アレルギーがいるから、マヨネーズは料理に使わないんですよ。

 

このまぐろ削り節、買いに行ければいいんですけど、宅急便でお取り寄せもできます。

  ほれ、このとおり。他のものもこちゃこちゃと。

 

ちょっと写ってるけど、あられもおいしかったですよ。

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「京昆布舗 田なか」さん 催事のお知らせ

2011年09月10日 | 日々のこと

今日は、大変お世話になっている「京昆布舗 田なか」さんが東京にいらしているのでお知らせします。

 

9月7日(水)~13日(火) 

場所は、新宿伊勢丹、地下催事場・・・です。

 

田なかさんと言えば、おぼろ昆布の手漉き実演!!

めったに見られない職人さんの技、削りたての昆布のおいしさ、なにものにも代え難いライヴ感・・・♪

・・・と、べた褒め。 

(今度、なんかおまけしてね)(^^)v

冗談はおいといて、ほんとそれが楽しく素晴らしいのですが、今回はスペースの関係で実演はないそう。残念。

でも、今回ならではの趣向があるそうですので、私もとっても楽しみにしています♪

 

本当は記事はいつものように出向いてから書きたいのですが、今回私が伺えるのは最終日になりそう。

なので、できれば多くの人に行ってみてもらいたいので、書かせていただきます。

 

思えば田なかさんとの出会いは、このブログを初めて直後。まだ数ヶ月前。

でも、本当にいいご縁のひとつです(^^)

ぜひ、どうぞ皆様ごひいきに。

・・・田なかさん、おまけしてね(^^)v

 

まじめに、ぜひ行ってみて。たぶん試食もあるでしょうから、味わってみてください。

気さくな店主様とのお話も楽しいですよ。新宿ですから混んでいると思いますが。

この週末は、神宮前の「小さな和み展」と新宿伊勢丹のはしごでいかが?(^^)

 

なお、田なかさんはこの他全国津々浦々おこぶとともに催事に出向かれています。

HPに情報がありますので、ぜひ実演を見に行ってみてくださいね。

そして、あなたも昆布生活始めましょう!!(なんかアヤシイ昆布教みたいですな ^^;)

 

次に、田なかさんとこの商品を使ったレシピを紹介します。

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