横浜映画サークル

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-79)最近の事例8

2016-07-09 23:03:00 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

(その4-78)の続き。

3仙台折立中いじめ自殺事件2017:20174/30、5/19毎日新聞、他多数

下の画像は中2男子(13)がいじめを受けていた内容の報道画面。蹴られたり、腕をねじ上げられ肩を痛めたり、骨折しているなど深刻な虐待いじめであることがわかる。この画面は中1の5月16日から3月1日までであるが、いじめのほんの一部。11月18日「ズボンを下げられそうに」とあるが、朝日新聞記者の取材ではズボンを脱がされた。中1の時から「日常的に集団で毎日悪口」を言われていた(河北新報)。2017/4/26に高層マンションから飛び降り自殺

画像出典:【論説】仙台折立中いじめ自殺事件の関係教諭名がネットで告発されるhttp://www.media-japan.info/?p=4477(閲覧2018/3/10)

担任教師はいじめていた男子生徒6人と被害生徒の双方に問題があるとして指導した。指導後に自殺先生は、問題は解消したと判断していたという。【ダメ教師の典型的対応。サイコは先生にチクったことを理由に陰でさらに激しい虐待を加えるので、二度と教師に相談することはない。本シリーズ(その4-69)「(I-3)その他の注意事項(ⅰ)健康な警察官や教師が陥りやすい誤り:説得できると思う勘違いと警察を恐れるという勘違い」参照】。教師はさらに悪質で、市教委によると、女性教師は授業中にうるさくしているという理由で犠牲者生徒の口にガムテープを貼った【うるさいのは、いじめグループが原因、いじめグループには注意をしない】ほか、男子教師が自殺前日に授業中に頭をたたくなど、少なくとも2回の体罰をくわえたことを認めている。この男子教師は何か理由をつけては犠牲者生徒を叩いていたという。「嫌がらせを受けて教諭に相談しても、他の生徒の言い分が優先され、逆に怒られることが度々あった。男子生徒は周囲に『先生に言っても自分が悪いことにされる』と打ち明けていた」(遺族関係者、河北新報)。「先生に言っても直らない。学校に行きたくない」(2014年9月自殺の8カ月前の単身赴任中の父親との電話で)。母親が学校へ再び相談に行ったとき犠牲者生徒は「言わないでって言ったでしょ。言ったって何も変わらない」と。その2週間後に自殺。【サイコ生徒に教師が操作され、教師がサイコ生徒と一緒になって虐待していた。守ってくれるはずの教師がいじめに加担し、犠牲者は残虐から逃げられない絶望、感情を失い、言われたままに行動する真白後期になり、「死ね」(机に書かれたとの他生徒の話)と言う言葉に従った。自殺当日の様子を他の生徒は「顔色が悪く、ふらふらしていた」(河北新報)と話した。「教師がサイコ生徒には注意をしないのは前に述べた茨城取手藤代南中虐待いじめ自殺事件と類似】

仙台市の中学では2014年泉区館中1年、2016年泉区南中山中2年のいじめ自殺があった。その時も学校と市教委は学校名などを隠ぺいし、市教委の第三者委員会はできたが「いじめによる精神的苦痛が自殺の一因」とするだけで情報がほとんどない。本事件も学校ホームページの教師欄など関係するところはすべて削除し、「(いじめと)はっきり断定したものはない」と隠ぺいに掛かったが、河北新報と朝日新聞の記者などが関係者の取材を通して追及し、いじめの実態解明が進んだ。【例15栃木事件で示したように責任ある立場の人はサイコの行為が、何が何だかわからないので、自己保身の隠ぺいや小細工や言い訳をする当初、仙台市教育長と校長らは「いじめというより、からかい」だったと説明していた。これはいじめ実行者のサイコ生徒が「からかっていただけ」と話したために違いない。例13北九州監禁事件の松永は裁判で命を奪う虐待「通電」を「教師によるげんこつのようなもの」と説明したが、自殺に至る激しいいじめを「からかい」とするところが似ている。サイコは犠牲者の苦痛に共感することはなく、逆に犠牲者の苦痛が逆転快(快感)になっているので、軽い表現になる】サイコ生徒とダメ教師の画像はネットにはないと思われる。

下の表画像は仙台市のいじめ認知件数。16年度の対象児童生徒数は8万1110人で、児童生徒数に対するいじめの発生割合は17.6%だった。丸めれば5人に1人~10人に1人の割合で高校までの12年でいじめに遭うことを示している。いじめを隠ぺいする傾向のため自治体によってはるかに少ないところもある。サイコの数は1人で何人もいじめ、健常者を疑似サイコ化するので、この割合よりは遥かに少ない。サイコの割合は250人に1人程度である。本シリーズ(その3)「1.11 サイコパスの統計的特徴(1)サイコパスの割合」参照

表画像出典:河北新報ONLINE NEWS2017年09月27日いじめ認知1万3983件 仙台市教委16年度調査

興味ある人は下記報道参照。

・河北新報ONLINE NEWS 2017年04月30日<仙台中学生自殺>昨年の調査 いじめ訴え

・2017年04月30日<仙台中学生自殺>同級生らに悲しみ広がる

・2017年05月03日<仙台中学生自殺>いじめ「ない」一変「ある」に

・2017年05月20日<仙台中2自殺>教諭2人が体罰、報告せず

・2017年05月20日<仙台中2自殺>保護者絶句 「まさか先生が」

・2017年05月23日<仙台中学生自殺>女性教諭「体罰と認識あった」

・2017年06月07日<仙台中学生自殺>「菌扱いされていた」

・2017年10月25日<仙台中学生自殺>あす半年 調査始まらず「専門委」の人選難航

・2018年02月14日<仙台中学生自殺>教員への聞き取り来月終了 いじめ問題専門委

・朝日新聞デジタル2017年4月23日「学校に言わないでって言ったでしょ」命絶った息子

・2017年4月29日仙台市で中2が自殺 学校アンケートに「いじめられた」

・2017年4月30日いじめ調査「複数の同級生がからかう」仙台の中2自殺

・2017年5月1日いじめ自殺、遺族の思い「あったかどうか」に憤り

・2017年5月2日中2自殺「過去にいじめ」仙台市教委と校長認める

・2017年5月3日同級生「人間以下」ズボン下げられ… 仙台の中2自殺

 

4青森、中2女子いじめJR飛び込み自殺事件2016:毎日新聞2016,8月30日◇遺族が公開LINEで中傷、誹謗も。他

青森、中2女生徒(13)が、2学期始業式翌日にJR奥羽線に飛び込み自殺。下の画像は報道されたいじめ内容の例。中間サイコの特徴が出ているのは、特に「自殺の練習をさせられた」ことである。

画像出典:ポコねっと:青森中学二年女子いじめ自殺事件、スマホのメモアプリに記された遺書が見つかり壮絶ないじめ内容が明らかに2016年8月30日http://po-co.net/?p=25278 (閲覧2018/3/30)

5埼玉所沢サイコ教師による生徒いじめ事件2017:日テレNEWS24 2017-07-17教師が小4児童に「窓から飛び降りろ」

市立山口小学校男性教師(40代)が小4男子児童に、「今すぐ窓から飛び降りろ」「命が惜しいのか。早く飛び降りろ」と3階の教室から飛び降りるよう何度も迫っていた。教師はさらに「このクラスは34人だったがあすからは33人でやっていこう」などと話した。児童は「背中を蹴られたり、首をやられたり、絞められたりして」「腰が痛い、背中が痛い」と母親に話していた。学校側は、「飛び降りろ」といった発言や暴行の事実を認め、謝罪した。【男性教師はサイコ病の可能性があり、サイコ前兆捜査の対象になる。単独サイコが肉体的に破壊するのに対して中間サイコは精神的に破壊する。この教師は他の児童を巻き込んで集団で犠牲者を自殺に追い込んでいるので明らかな中間サイコである。サイコは弱いものをいじめ対象にするが、このサイコ教師は自分の生徒の中で最も弱いものを選んだと思われる。犠牲者児童は両親の努力で自殺せずに助かった。】

 

(ⅰ)10~19歳の死亡原因ダントツで自殺:中間サイコ軽視できない

下記表は厚生労働省自殺対策白書2017年版の2015年10~19歳の死亡原因である。ダントツ第1位が自殺。本来青年は成長することへの欲求が強く、自殺とは無縁である。たとえ健康に問題があったとしても周りの支えなどにより自殺することはない。自殺させることに快感がある中間サイコの存在が強く示唆される

第1位

第2位

第3位

死亡数計

自殺

536人

31.7%

不慮の事故

362人

21.4%

悪性新生物

254人

15.0%

1691人

(ⅱ)学校いじめ自殺の現実見ようとしないアンケート回答結果:深刻な問題が隠れている

下記表は児童生徒の自殺等があった学校に対し調査票(アンケート)で原因の記載を依頼した内閣府・警察庁の結果報告である。約500の学校が回答した。いじめ自殺は2012年も2013年も極めて少ない結果、表右端の1.8%から1.0%となっている。実態は他の原因動機のほとんどに中間サイコが係わり、ほとんどの実態はいじめ自殺と筆者は推察する。自殺原因の学校問題、家庭問題…男女問題などほぼすべては中間サイコがカラ理由としての述べたことを真に受けた結果と考えられる。また、「学校」と「教育委員会」は、いじめ自殺とした場合はその責任やいじめた人に対する対策が生じ、どうしていいか分からないので、いじめ以外の理由を懸命に探す。そのため中間サイコが言うカラ理由に乗ることになる。いじめ自殺が異常に少ないアンケート結果はそのためと考えられる。遺書の存在や遺族の要求などで隠しきれない場合だけがいじめ自殺として扱われる。このアンケート結果が示すいじめを隠す体質は、いじめられている人の深刻な状況を覆い隠してしまい、大問題を含んでいる。前項「(ⅰ)学校での虐待(いじめ)自殺3仙台折立中虐待いじめ自殺事件」で述べた「2016年度仙台市のいじめ認知件数」の方が遥かに実態に近いと考えられる

自殺原因・動機

小学生

中学生

高校生

割合(%)

2013

2012

2013

2012

2013

2012

2013

2012

2013

2012

いじめ自殺

1

0

2

2

2

1

5

3

1.8

1.0

学校問題(除いじめ)

3

1

37

25

70

96

110

123

39.3

40.1

家庭問題

3

3

23

17

26

31

52

51

18.4

16.6

健康問題

0

0

6

5

49

65

55

70

19.5

22.8

経済・生活問題

0

0

0

0

0

4

0

4

0

1.3

男女問題

0

0

3

3

16

28

19

31

6.7

10.1

その他

0

0

7

4

31

22

38

26

13.5

8.5

7

4

78

56

197

247

282

307

100

100

データ出典:内閣府・警察庁「2013年中における自殺の状況」

 

(b-2)企業、警察、自衛隊などの社会人組織での虐待いじめ)自殺

学校で虐待いじめを行っていた中間サイコは、一部の教師たちなどからの早く卒業して出て行ってほしいとの願いに沿って社会人になっていく。学校段階でサイコを治療へ導くことが社会全体で重要なことであるが全くできていない。中間サイコは社会人組織の中でじっとチャンスを待ち学校の時よりさらに狡猾に、中間管理職や店主などになった立場を利用しながら弱いものへの虐待を行い、自殺へ誘導する。狙われるのは最も弱い新入社員や反論をしない自閉症傾向を持つ社員や異動転入者、あるいは店員や派遣や下請けなどの弱い立場の人である。

以下(その4-80)へ続く。

筆者は別の作業があり、この続きは数カ月以上先になる可能性がありますので、ご了承ください。(2020/9/2記)

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