「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「非常勤国家公務員」

2020年09月06日 | 地域活動

           
「私を誰だとお思いか」。「今は単なる田舎の爺やに身をやつしているが、かく申すわたくしこそ、人知れぬ非常勤の国家公務員なるぞ!」。
なんのこっちゃ?とお思いでしょうが、実はわたくし、ここだけの話だけど非常勤の国家公務員なのだ。「常に公務員としての自覚を持って行動しなければならない」という注意書きがついている。そんじょそこらで出会っても、気安く声など掛けないでたもれ。

ちゃんちゃらおかしな話であるが、実は、9月14日から始まる国勢調査の調査員に任命されたのだ。
任命されたと言えばかっこいいが、順番で回ってきた自治会長さんの許に「貴自治会から国勢調査員を推薦してください」という、連合自治会長発信のお願い文が届いた。何をどうするのかよく分からないまま取り敢えず近くの二人に声を掛けてはみた。
「そんな難しいことは出来ん」と断られた。じゃあどうする。「まだ一度も手がけたことのない体験。やってみっか~」ということで我が身を推薦した次第。高市早苗総務大臣の「委嘱状」を受けたからには、吾輩は目下非常勤国家公務員なのだ(笑)

引き受けたはいいが、さっすが公務員さんのお仕事。説明会に参加しなさいと言われて行ってみれば、ダラダラ参考書を読み上げるだけ。
小生以外はみんな頭良さそうな人ばかり。初めての作業の上に、固くなったこの脳みそには馴染まない内容。1時間15分の読み上げに耐えて、「質問」と手を上げれば「コロナの関係でこれ以上時間が使えない。質問者は残って直接担当者に訊きなさい」と。
一旦引き受けたのだからしゃーない。「調査員のしごと」「調査の手引き」などという分厚い参考書をひもとき予習に専念。説明用DVDが最も解りやすくて、内容を自分なりに分析しながら作業手順を整理した。

『調査員は調査の内容を十分に理解していただき、決められた方法で調査を行うことが最も重要なことであり、その事務の良否が調査結果に大きな影響を及ぼすことになります』。と大書してある。それほどの重大な仕事をなんで素人の、非常勤国家公務員に依頼するんじゃろう。
ありあまっている感じのするホンモノの公務員さんに駆け回って頂くのが一番じゃない?と思う。

まいいか、生涯一回こっきり。こんな目に遭ってみるのも何かの縁。せめて柔和な作り笑顔で、与えられた100世帯近くを巡回してみよう。
5年に1度行われる国勢調査。今回が100回目に当たるという。
調査員も頑張るから、肝心な調査を提出する国民の一人一人に、積極的に協力しなさいと呼びかけて欲しいものだ。
そこのあなた、大切な国勢調査、面倒がらないでね。

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