「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「春隣り」

2022年02月26日 | 季節の移ろい・出来事

                                          

ヒヨ・メジロ・ジョービタキ・ツグミ・キジバト・スズメそして時々モズ。隣の空き地にエサを求める小鳥たち。
ほどほどにお腹がくちたとき、いずれの小鳥も必ず喉を潤しにやってくる。いつも満々の水をたたえて待っている水飲み場。
今朝は、この冬の最後を予感させる薄氷が、頼りなげに光を反射させている。か~るく指で押せば氷は割れて、小鳥たちの喉を潤す水飲み場になる。

昔は、家族が集まる居間のど真ん中にデンと座って、小さな手大きな手、白い息を吹きかけ揉みながらかざす指。分け隔てなくどの手も一様に温めた。家族を一つにまとめ、同じようにぬくもりを分ける父親の存在に重なる大火鉢。遠い昭和の名残をそのままに、今はテラス屋根の雨だれ受けとして、ひっそり植え込みの陰で小鳥や小動物のオアシスになっている。

昨年のこの頃だったろうか。もっともっと冷え込みの厳しい朝、大火鉢の氷が厚くて水飲み場の役を果たさなかった。特にそれにも気付かず、畑に植えたグリンピースに水やりをしていた。思いもかけぬメジロがジョーロの先の水を求めて手許に降りてきたのを改めて思い出した。
喉が渇き命をつなぎ止めるためなら、人間の手許近くという危険を冒してでも水を求める、野生の生命力に驚かされる。
「窮鳥懐に入らずんば漁師これを撃たず」

これで水飲み場の水が凍る寒さは峠を越すのだろうと思いたい。
一枚脱いで気持ちも身体もリフレッシュ! 春は目の前に!!

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