「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「災難はどこにも」

2022年06月03日 | つれづれ噺

                
         
             災難は だまっていても やってくる

             災難は 善人悪人 へだてなし

およそ災難とは縁の薄い善良なる高齢者が、善良なる軽いスポーツ「グラウンドゴルフ」を、いつも手入れをしている善良なる団地公園で、いつもの通り午前9時に始めようとしていた。最初の打者の女性が狙いを澄まして軽く素振りを。そのとき「キャー、何これ?」と飛び下がって叫んだ。なんだ大きなミミズじゃないか、追っ払ってあげようと、よく見るとミミズにしては動きが早く鋭い。ウン?なんだこりゃ。ヘビではないか。それも細身で短い。ヘビの子供と判断。公園に隣接する山から下りたのか落ちたのか、幼い命なのだ助けてやろうと鷹揚に構えていた。

数年前までゴルフ場のキャディ経験を積んだおばさまが「これはマムシです、生かさない方がいいですよここは公園ですから」と厳しい表情。「ゴルフ場では何匹も殺して来ました。お客様の安全を守るために」と。おっしゃる通りここは公園である。午前中は主に我々がG・ゴルフに興じる。午後から夕方には多くの子どもたちの遊び場となる。誰が被害に遭ってもいけない。ここはひとつ心を鬼にして、幼いマムシの命を絶った。そしていち早く自治会長に連絡し「マムシ注意」の回覧を流すことにした。

公園に隣接する森には持ち主がいる。しかし、定期的な刈り込み作業はしない。あまりにも枝葉が公園に伸びてくると、市の公園景観課に書面をもって伐採の依頼をする。これも自治会長のノルマである。
兎に角このような大小問わず、災難や災害はいつどこからやって来るとも計り知れない。お互い気をつけたいものだが、気をつけるその方法は?と訊かれると、相手が千差万別だけに答えも千差万別。具体的な返答に困ってしまう。

今回のマムシ事件の災難被災者の一番は、公園をうろついていた幼いマムシである。そして、その幼い命と出会ったばかりに、この手で引導を渡す羽目になったワタシも災難被災者の一人なのだ。出会わなければ、鍬を振るって殺すことにもならなかったのに。あ~~あ、災難なんてどこから降って湧くやら。気をつけようもないし困ったモノだ。
ただし、発達した天気予報などの災害情報には注意深く気を配り、早めの避難で自分の命は自分で守りましょうねご同輩。

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