「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「丸14年、ひと区切り」

2020年01月24日 | 趣味・・エッセイ

 
      お別れ会の一コマ              14年間の活動の証明「花水木」14冊

いよいよその日が来た。丸14年という歳月をともに過ごした仲間とのお別れ。
O代表という素敵なリーダーがいて、取り巻く同好の士が13~19人集まって、エッセイを書く。少し知的で、実に楽しい同好会であった。
その名を「岩国エッセイサロン」と名づけてスタートしたのが2006年1月。あれから丸14年の歳月が流れた。
「随分長くやってきた。始まりがあればいつか終わりが来る。みんな元気なうちにひと区切りつけたい」というリーダーの発案に従って、昨年末までの活動をもって休止することになった。

小生が入会したのは、結成から1年が過ぎた2007年1月。65歳の誕生日目前であった。
その当時の平均年令は58歳。実に若々しいグループで元気盛ん。新聞掲載を目指したエッセイや意見・提言をたくさん書いた。書くだけでなく、人気や話題のスポットがあればクルマを連ねてネタ探しドライブにも出掛けた。お花見も忘年会も華やかだった。
あれから14年。今や平均年令72歳。高齢者の仲間入りをした。書く意欲を失ったわけではないのだろうが、投稿数そのものが減る。新聞掲載数も激減。おのずと「ひと区切り」が「致し方ないね」という雰囲気を醸し出したのも事実である。

O代表の肝煎りで、新聞掲載エッセイ1年分を1冊にまとめる「花水木」も14冊目を迎えた。
厚かったり薄かったり、その1年の投稿数で花水木の厚さは異なるが、14年間の掲載総数は1254編にのぼった。
そのうち、小生の作品は145編。総数の約12%弱で、まあまあノルマは辛うじて果たしたのかな、などと小さく小さくエッヘン。
お別れ会進行係としては少しリキが入った。別れたくて別れる者は誰一人いないお別れ会である。

どうかすると「辞めないで」「もっと続けて」と涙声の訴えも出かねない雰囲気を百も承知。油断すれば愁嘆場になりかねない。
O代表の気持ちを考えると、それだけは避けたい。明るく笑って、ひたすら感謝の拍手で締めくくりたい、と作戦を練る。
作戦が功を奏したとでも云おうか、おおむね思い通り、愚痴や未練や涙も少ない、比較的明るいお別れ会になってホッとしている。
このような会合の場合、会場の雰囲気が大きく作用することを心得ている。明るい大らかな雰囲気がベストである。

実は会場選びもO代表夫妻が、事前にランチに訪れて下調べ済み。国際観光ホテルの広い窓から絶景を見下ろせるローケーション。
有難かった。みんな喜んで食事をし、感謝の言葉を述べた。
ことの始まりから最後まで、すべてがO代表の肝いりで楽しい14年を過ごした。ほんのわずか、お手伝いできてよかった。
O代表は同い年。健康留意に気を遣う年齢に違いはない。一つ肩の荷を下ろして一休み。また新たな何かをご一緒に。

お疲れ様。ありがとうございました。

コメント (2)
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