アタシだって言いたかないよ、言いたかないけど言わせてもらうよ

その時に思った事、面白かった事を書きます

欧米

2018年09月22日 21時12分06秒 | Weblog
この前読んだ「玉岡かおる」の「お家さん」という本に書いてあった


(明治10年~昭和10年くらいの話)


日本は、ずっと「帆船」を使ってたから、空気は汚れなかった


でも、外国から「蒸気船」が入ってきて、空気が悪くなった


それを見た、主人公の言葉




実際、欧米人の近代化というのは


何億年前の間、地底で眠り続けた化石たちを掘り出し


それを燃やして蒸気を起こし


そして、とほうもない熱と煙を放出させて、大きな物を動かす


昔からの日本の、土地や空気や空といった


「神々の領域」には影響しないやり方とは、そもそも出発点から違ってる




なるほど、解る気がする


でも、今の日本に「化石燃料を使うな」といっても無理だろう



この話のモデルになってる「鈴木商店」というのはスゴかったんだな


本の最初から


結局「鈴木商店は潰れた」と書いてあったから


(悲惨は話なんだろうなぁ)と思ってたら、


子会社は、今でも(というか、今では)大会社になって頑張ってる


ただ、読んでて違和感があったのは


(俺なら、こんな大きな商売はしないな)と思いながら読んでた


どう考えても「そんなでっかい器じゃない」



最後の方で


「儲かってる会社だけ残して、後は売ってしまった方がいい」


と言われたけど、それを断って倒産した


どっかで聞いた話だな?と思ったら


「ダイエー」がそうだった


確かに昭和30年代には「安い物」がよく売れたけど


最後の方は「高くてもいいから、自分が欲しい物」が求められる様になった


社長は、最後までそれを認めなかった


「歴史は繰り返す」なぁ・・・