修行してた時に、料理長がいつも言ってた
「ピッタリは足らない」
最初は意味が解らなかったけど、商売を始めてみて解った
ピッタリの数しか作ってないと、増えた時に困る、とか
余分に作っておけば、形の悪いのを食べて
形のいい物をお客さんに出せばいい
で、例えば「50個の幕の内」の注文があった時には
55個くらい作る
残った物は、味見したり近所に配ったりする
この前、大阪から姉が来た
(用事は、保険のハンコが欲しい、という事だった)
当然の様に、おかずを持って帰る
その日は、宴会があったから、けっこうおかずがあった
天ぷらや焼き魚や煮物
まぁそれはいい
許せなかったのは
俺が「おかず用に買っておいたコロッケ」まで持って帰りやがった
「自分で作った味」は、どうしても飽きるから
たまにそういう物を買ってくる
そうだった
姉は「遠慮が無い」という事を忘れてた・・・
「ピッタリは足らない」
最初は意味が解らなかったけど、商売を始めてみて解った
ピッタリの数しか作ってないと、増えた時に困る、とか
余分に作っておけば、形の悪いのを食べて
形のいい物をお客さんに出せばいい
で、例えば「50個の幕の内」の注文があった時には
55個くらい作る
残った物は、味見したり近所に配ったりする
この前、大阪から姉が来た
(用事は、保険のハンコが欲しい、という事だった)
当然の様に、おかずを持って帰る
その日は、宴会があったから、けっこうおかずがあった
天ぷらや焼き魚や煮物
まぁそれはいい
許せなかったのは
俺が「おかず用に買っておいたコロッケ」まで持って帰りやがった
「自分で作った味」は、どうしても飽きるから
たまにそういう物を買ってくる
そうだった
姉は「遠慮が無い」という事を忘れてた・・・