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『 無敵の生き方 』

2009-11-24 | 生き方
『 無敵の生き方 

                  小林 正観 著

               

 

  久しぶりに正観さんの書籍を読みました。

   勝とうとせず

   思いを捨て

   すべてを諦める。

   すべてを受け入れ感謝する。

   それが「無敵の生き方」。

 

  あと出しジャンケンで、どれくらい「負ける」ことができるか?
私たちはいかに「勝つ」訓練ばかりしてきたか
 

 

ジャンケンをする時に、あと出しジャンケンをしたことはあるでしょうか。「負けるジャンケン」という実験をしたことがあります。
「ジャンケンポン」と言って、負けてもらうという実験です。
私が先に出しているのですから、負けるのはとても簡単なように思えます。

講演会に参加して下さった方々と、この「あと出しジャンケン」の実験をしました。最初はふつうに「勝つ」ジャンケンをしてみました。私がジャンケンポンと言って「グー」を出したら、会場にいる人が、一秒後に

あと出しで「パー」を出して勝ってもらうのです。

負けた人、あいこだった人には手を下ろしてもらいます。これを五回くらい続けて五連勝できる人は、大体、会場にいる九十五パーセントくらいの人です。
次に、「あと出しジャンケンで負けて下さい」と言い、同じようにジャンケンをします。今度は私が「グー」を出したら、一秒後にあと出しで「チョキ」を出して負けてもらいます。これを同じように五回続けます。
あと出しジャンケンで「負け続けられる人」はナンパーセントいるかというと、会場の約三十パーセントの人です。
勝つジャンケンの九十五パーセントに比べて、非常に低い数字です。
この数字から、多くの人は「負ける選択をする」ということに慣れていないことが分かります。

あと出しジャンケンは、勝つことも、負けることも、脳内の情報量はまったく一緒のはずです。相手が出したものを見て、「勝つ」ことを選ぶか、「負ける」ことを選ぶかだけの違いです。
それなのに、あと出しジャンケンで五連勝できる人は九十五パーセントで、五連敗できる人は、三十パーセントにまで減ってしまうのです。

どうしてこのような現象が起こるのか分かりますか?
それは、私たちは、今まで勝つ訓練ばかりやってきたからです。とくに大人の人は、この負けるジャンケンをすると途中で混乱してきます。
「なにごとにも勝つ」という、それまで刷りこまれた思い込みで、どうしても勝とうとしてしまうのでしょう。
すべては訓練次第ですが、私たちはそれほど「勝つ」ことに執着するよう教育されてきたのです。

 

お任せすると面白い人生になる。
  お任せとは、目に見えない四者と、
  目に見える四者に、感謝をして生きていくこと

 

宇宙には、「自我+お任せ=百」という方程式があります
自我とは、好き嫌いで物事を選ぶということ。
お任せとは、目に見えない四者(神、仏、精霊、守護霊)と、目に見える四者(友人、知人、家族、自分)にお任せするということです。

自我が九十パーセントの人生を歩んでいる人は、お任せが十パーセントしか入り込んできません。
自我が十パーセントの人は、お任せが九十パーセント。自我がゼロパーセントの人は、お任せが百パーセントということになります。

お任せが百パーセントになると、とても面白い人生になります。
私は過去に、努力してがんばって自分で自分の人生を作り上げる、ないものを手に入れるという努力型の人生も経験してきました。
しかし、「自我+お任せ=百」という宇宙の仕組みを知ってしまった後は、努力もがんばることもしていません。お任せだけの人生です。
お任せの人生とは、目に見えない四者と、目に見える四者に「ありがとう」と、感謝して生きていくということ。
こうしなければいけない、こうであるべきだと思って努力している人は、自分も他人も追いつめてしまうようです。
自分に厳しい人は、同時に他人にも厳しさを求めてしまいます。その結果、自分にも他人にも感謝できずに許せなくなる。このような人は、実は多くいます。

「許す」という言葉の語源は「ゆるます」といいます。
こうしなければいけない、こうであるべきだというような、ピンと張り詰めた価値観を「緩ます」という意味ではないでしょうか。
すべてを委ね、周りにお任せして、自分の神経を緩ませてみてはいかがでしょう。もっと頑張らなくてはいけない、と思っている神経を緩ませ、「よく頑張った」と褒めてあげる。

すべてをお任せするという解決方法は、自分にも他人にも穏やかになり、そしてすべてを許せるようになるという解決方法のようです。

自我がゼロの状態になると、何が起こるのかがまったく分からなくなります。それがとても面白い。
この「何が起こるか分からない」という状態を面白がっていくと、人生がさらに面白い方向に流れていきます。
できるだけ自我をゼロに近づけて、お任せ人生を味わってみてはどうでしょうか。
努力やがんばる人生とは、まったく違う人生が広がっていきます。

 

  負けたら勝ちのジャンケンって、なんだか気力がなくなりますね。勝ってもそれほどうれしくない。これもやはり「勝つこと」へのこだわりなんでしょうね。

                    

          

          最後までお読みくださって ありがとう 

 

           つながっているすべての人に ありがとう