ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

春を追いかけて・飯坂町

2013年05月04日 | 日々のつぶやき
これも先月の17日のこと。
水曜日の午後、保育園の健診の帰り。
お天気がいいので、ちょっと寄り道して、もう終わりかけの桃畑を見てきた。

  
  市内よりもやや標高があるせいか、桃の花はちょうど満開だった。

  
  これは飯阪学習センターそばの公園。
  休日はかなり人出があったらしい。(いいことだ!)
  
  
  近くに行くとこんな感じ。
  ここも桜がまだ咲いていた。飯阪の方が市内よりも少し遅いのかな。


飯坂町は、もちろん飯阪温泉があるところなのだけど、
東北随一といわれた温泉街が斜陽になって、もう何年になるだろう。

この10数年ぐらい前から温泉街に活気を取り戻そうと、
道路や共同浴場を改修したり、古いお宅を文化財として一般開放したり、街の人たちは努力してきた。
それがこの震災で、かなりのダメージを受けたのだけど、
今年は「花桃の里」やこの公園にも、多くの人が訪れてくれたようだ。
たまに出掛ける公衆浴場も、土曜日なんか結構混んでるもんね。

そうそう、震災前なら1ヶ月前だったら予約とれたホテルも、今は1ヶ月前じゃだめらしい。
なんでだ? 震災前より予約が取りにくいなんて。

ともかくも、がんばってるじゃないか、飯阪温泉!

お花がテーマの記事だったんだけど、飯阪温泉の話になってしまった。



春を追いかけて・酒田

2013年05月04日 | 日々のつぶやき
先月の27日、土曜日。
昼過ぎ、夫が急に、酒田に行くぞ! と言った。
わたしは3月のお彼岸に墓参りに行って来たけど、夫はここ何年も帰ってない。
福島から酒田までは車で片道約3時間。
お産はいつあるかわからないから、前もって留守番の先生をお願いでもしない限り、
クリニックをそうそう空ける訳にはいかないからだ。
でも、たまたまこの日は、半日ぐらいならお産もなさそうとのこと。
 いつ行くの?! 今でしょ!! 
って感じで、とにかく急に決めたのだ。
行くなら当然墓参りも兼ねるから、急遽お花やらお土産やらを調達して出掛けた。

福島を発つ時のこちらの天気は曇り空ながらまぁまぁだったけど、
山形道の県境のあたりから雲行きは怪しくなり、
寒河江を超えて月山道にはいると、まだ冬の名残。
なるほど、月山のスキー場は冬じゃなくて春に開くというのもうなずける。

  

  
  まだ山には雪がこんなに!

  そしてようやく酒田へ。
  空はどんより雲が立ちこめていて、鳥海山も全然見えなかった。

  
  ここは夫が通った中学校の前に広がる田圃。これは南の方角。
  晴れた日にはこのずっと向こうに月山が見える。
  夫にとってのふるさとの風景は、こんな風にずーっとはるか遠くまで田圃が広がる景色なのだそうだ。

  亡くなった姑は、いつも自宅からこの南の方角の月山を眺め、
  あの山の向こうの、その向こうには、息子がいる、今日も無事で働いていますように、
  と毎日思わない日はなかったという。

  
  夫が通った中学校の校庭の桜。ちょうど満開だった。
  晴れてたらもっと見事だっただろうなぁ。残念!

  
  実家の近くの神社。(電柱と電線がじゃま!)
  このあたりは由緒ありげなお寺や神社が多い。

  
  
  八重桜が色鮮やかだった。

  
  ここの桜も満開だった。
  
慌ただしく出掛けてはきたけれど、お天気も悪かったけど、
ほんの少し、お花見気分にもなれた。

墓参りを済ませ、夫の実家にも立ち寄ってお仏壇にも手を合わせ、
実家の方々と少し世間話などして、帰路についた。
案の定、途中で、出血してるかも?!という妊婦さんからの問い合わせ電話。
ぎりぎり間に合った。あぁ、よかった・・・。ふぅ・・・。

  あ。もちろん、制限速度は守りましたとも。(エヘン)

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【おまけ】庄内土産
 
  福島にも美味しいお土産はたくさんあるけれど、山形だって負けちゃいない(いや、勝ち負けじゃないけどね)。
  酒田に行った時によく買って帰るのが、この「からからせんべい」。
  これは庄内・鶴岡のもの。(だけど寒河江のサービスエリアでも売ってる。)
  
    
       外箱はこんなの。                  内箱もきれいなんです。


       おせんべいの中にはこんな包みが入っている ↓
       
       包みを開くと郷土玩具の手毬でした。