ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

コメントの承認について

2011年07月14日 | 東日本大震災

これまで、個人が特定されるもの以外、コメントはできるだけ承認しておりました。
また、コメントで寄せられた情報サイトは、できるだけ確認してから承認しております。
なので、かなり遅れることもご了承下さいますよう、お願いいたします。
それから、できれば投稿者名はUnknownではなくハンドルネームでお願いいたします。
もちろん、今後も、反対意見であっても原則として承認はいたします。

ただ、今後、わたしのブログはできるだけ「医学的に正確と思われる情報提示」を目指したいと思います。
わたしから拝見して不適切と思われる情報(恐怖心を煽る映像など)のコメントは、
大変申し訳ございませんが、今後は承認しないようにしたいと思います。

ミスリードするのか!? というご意見は必ずあると思いますが、
現実に、今、ネットや週刊誌等で流されている情報の多くが、バイアスのかかったものが多いと感じています。
しかもやっかいなことに、
それらの情報の大筋はまともなことなのに、正しい情報の中に、誤った解釈が含まれている、
これがさらに情報が混乱する状況に拍車をかけていると思っています。
ひとつひとつの、ここは本当なんだけど、それをこのように表現するのはどうかなぁ、というものもあり、
わたしがそれらを全て検証して、ご説明するのは困難です。
もとより、そのような能力もありません。
(なら、書くな、とまた突っ込まれそうですが・・・)

チェルノブイリの事故と福島原発事故との、どこが似ていて、どこが異なるのか、
多くの「専門家」の方々のご意見が分かれます。
また、同じ内容でも、「伝え方」によって、受けての「感じ方」も異なってきます。

今後の福島県がどのように復興していくのか、それは可能なのか、
福島県及び近隣の子ども達が、心もからだも健康に成長していくためには、
今、わたしたちここに住む大人はどのような態度で臨むべきなのか、
しっかりと考えて日々を送りたい、わたしはそう考えております。

健康被害や遺伝に関しては、今後、もしかしたら起きるかもしれない、でも起きないかもしれない、
(放射線医学の専門医の方々の御講演などを拝聴し、それらを総合すると、その可能性はかなり低いと思っていますが)
そのことについて、恐怖心を与えるような方法で、放射線の影響を語りたくはない、と思っています。

今、必死に暮らしている人たちに向かって「恐怖」を与えることはしたくないし、すべきではない。
それはわたしの医師としての信念です。

冷静に、現在わかっている状況を伝えたいと思っています。

申し訳ありませんが、このような理由から、一度は承認したコメントをひとつ、削除いたしました。
(ちゃんとサイトを確認しなかったわたしのミスです)

  具体的に書けず、歯切れが悪くてすみません・・・。