ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

季節の便り

2010年02月16日 | 日々のつぶやき
わたしの住んでるところはまだまだ寒いのだけれど、
暦の上ではもう春。
ということで、テンプレートも替えました。
ちょっと和風で・・。

学生の頃、最初に住んでいたアパートは、
小高い丘のふもとの山道を大学まで歩いて15分ぐらいのところにありました。
裏道なので、帰りが暗くなった時には歩いて帰宅する気にはなれませんでしたが・・。
途中、梅の林(個人の畑?)があって、そこは日当たりが良く、
1月中旬~2月頃にはもう白い花が咲いて、小春日和の晴れた日には、
上品な薫りが鼻孔をくすぐるのでした。

この時期、実家の父からの季節の便り代わりの電話ではいつも雪の話題。
こっちは、もう梅の花が咲いたんだよ。
という私の近況報告を、父はさも嬉しそうに聴いていたっけ。
今だったら、携帯の画像を送信するところでしょうかね。

あの頃、電話ばかりではなく、たまには手紙も書きなさいと両親に言われましたが、
当然のこと、わたしは生返事でした。

うちの子どもたちも、いまどきの若者よろしく、ろくに便りもよこしません。
手紙などは、年賀状以外(それもほんの数枚)書いたことがないんじゃないかな。
(親の教育も至りませんでした。ははは・・・)
いずれ社会人になったら、失敗しながら苦労して覚えるしかないのでしょう。

若者はこんなものだと思いつつ、
当時、わたしの両親もわたしの便りを待っていたんだなぁ、ということを、
同じ立場になってみてしみじみ感じています。

世代は繰り返す、ってか・・・?(^_^;)