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横浜駅SF(1)〜(3) 柞刈湯葉

先日初めて読んだ著者の小説「まず牛を玉とします」がとても面白かったので、昔買って積ん読になっていた著者の本を読むことにした。自分の記憶では、彼の小説とそれを原作とする漫画の両方を買ったのだが、小説の方が見つからないので漫画版をとりあえず読んでみた。横浜駅の拡張工事や改修工事が何年も延々と続いていることは横浜市民にとっては有名な話だが、本書はそれをパロディ化して、横浜駅が何百年にもわたって自己増殖を続け、ほぼ本州全域を制圧、ついに津軽海峡や関門海峡に迫るというとんでもない設定の近未来SFだ。前に読んだ作品同様に設定はとんでもないが、話の展開は至って真面目というか、何となく正しい科学知識に裏打ちされたようで深みさえ感じる内容。一つ非常に困ったのはセリフの文字がものすごく小さいことと、書かれたせリフが誰のものなのか分かりにくかったこと。漫画を読み慣れていないせいかもしれないが、3冊読み通すのに大変苦労した。(「横浜駅SF(1)〜(3)」 柞刈湯葉、角川書店)
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