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メガバンク銀行員グダグダ日記 目黒冬弥

三五館シンシャの◯◯日記シリーズを読むのはこれで6冊目。現役銀行員が銀行での30年間の様々な出来事やその感想を綴ったもの。特に印象的なのは、勤める銀行の合併時の混乱とその後のシステムトラブル、職場での上司の壮絶なパワハラ振りなどの記述だ。パワハラに関しては、著者自身が上司に非常に恵まれなかったのか、それとも著者の会社がもともとそういう体質の会社だったのかは分からないが、著者を取り巻く日常的な犯罪的ハラスメントには驚かされる。就職先選びは慎重にというしかないが、将来どんな会社と合併するか予想困難だとすれば、一つの会社に拘らない、リスクをとっても自立するといった昨今の若者たちの風潮が正に時代にマッチした合理的なものに思えてきた。(「メガバンク銀行員グダグダ日記」目黒冬弥、三五館シンシャ)
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