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不愉快なことには理由がある 橘玲

著者の本は3冊目だが、どの本もタブー視されている本音をズバリと指摘する筆致が面白い。本書でも、進化論をベースに様々な事象を通説を疑いつつ物事の本質を考察していく文章に度々ハッとさせられた。特に、源泉徴収よりも確定申告の方が捕捉率が悪い「進化論」的な理由とかは、読んでいてなるほどなぁと感心してしまった。物事にはとにかく色々な側面があるということを実例を持って示してくれる。すでに本書の続編が2冊もでているようなので、機会を見て読んでいこうと思った。(「不愉快なことには理由がある」 橘玲、集英社文庫)

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