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トミー・ハース ウェア テニス

ドイツ出身のプロテニス・プレーヤー、トミー・ハースのウェアをあしらったコレクティブルである。ドイツのテニス界では、シュティフィ・グラフ、ボリス・ベッカーといった名選手を輩出しているが、1999年に両選手が引退を表明し、その後に続く選手としてきたいを集めたのが、ハース選手だった。シングルのランキングで2位まで登りつめ、優勝も11回と立派な成績をあげているが、ベッカー選手やグラフ選手と比較する物足りない感じがする。そういう意味ではやや可哀想な選手だ。彼もすでに30歳、次の世代の期待される選手も何人かでてきているが、彼にはもう一花咲かせて欲しい気がする。
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MM8 山本弘 

時々日本列島を襲う怪物を退治することを専門とする「気象庁特異生物対策班(気特対)」の活躍を描いたSF。非常に軽いノリで読めるし、「気特対」のメンバーが、予算とかマスコミへの対応等を気にするという公務員としてのお約束事をしっかり守りながら、市民のために奮闘・活動するさまが何ともいじらしくて面白い。但しこうした「気特対」日々の活動を面白おかしく描いただけの本かと思ったら大間違いで、途中から不思議な秘密組織の存在が明らかになり、「何故日本列島が怪獣に襲われるのか」「秘密組織の目的は何か」等の謎が見事なSF的な説明で明らかにされる。とにかく軽く読めてしまうので、何かの賞をとるようなことはないだろうが、本書はSFとして相当の傑作だと思う。これまで考えたこともなかったが「怪獣」と「妖怪」の違いのくだりなども結構笑えた。作者の本は初めて読んだが、次は傑作との評判の高い「アイの物語」を読むことにしよう。(「MM8」山本弘、東京創元社)
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