みなさん、こんにちは。
まず、患者の希望も関係する。
対症療法薬では睡眠導入薬や抗不安薬としてベンゾジアゼピン系薬がよく希望される。
薬に対する依存と期待がある。
急性上気道炎のほとんどはウイルス性であるが、抗菌薬がよく希望される。
万が一のためという恐怖からきている。
そして3つ目は、処方 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
ポリファーマシー(多剤併用)が世界中で問題となっている。
ポリファーマシーは、不適切処方を生じるリスクが高く、薬剤性の有害事象を生じる最大のリスク因子である。
ポリファーマシーの原因には様々なものがあるが、主要なものは3つと考えられる。
最大の要因は、ガイドラインなどによる薬剤の推奨、で . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Q 気管支喘息で聴かれるwheezesの重症度分類を教えてください。
A 末梢性の高調性連続音であるwheezesは気道の狭窄を示唆する。
その重症度分類を下記に示す。
Ⅰ度:強制呼気時のみ聴取
Ⅱ度:平静呼気時も聴取
Ⅲ度:平静呼吸で呼気・吸気とも聴取
Ⅳ度:呼吸 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
くちすぼめ呼吸
COPDで呼気時に肺胞が虚脱しないように患者自身が行う呼吸法。
呼吸生理学てきにはautoPEEPとなり、運動耐用能が改善するなどの効果がみられる。
無意識に行っている患者もいるので、路上でこれを認めてCOPDを診断できることもある。
気管短縮
&nb . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
左心不全やCOPDの診断における各所見の尤度比は、それぞれ下表のようになっている。
分析的診断(システム2)を行う場合にはこれを参考にして、Faganノモグラムで検査後確率を算出するとよい。
写真:お気に入りから、中城村の海岸です。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
上気道付近で聴かれる高調性連続音をストライダーstridorと呼ぶ。
上気道付近の狭窄を示唆するので、緊急な対応が必要である。
その他、胸膜摩擦音pleural friction rubがある。
これは握雪様音であり、雪を踏む時の「きゅ、きゅ」という音が呼吸に合わせて聴取される。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
異常な呼吸音を呼吸副雑音(肺雑音)と呼ぶ。
呼吸副雑音には断続性と連続性がある。
その他として胸膜摩擦音がある。
断続性呼吸副雑音にはクラックルcracklesがある。
細かい高調性のソフトなクラックル音を捻髪音、粗い低調性で大きなクラックル音を水泡音と呼ぶ。
クラッ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
胸壁ラトリングの存在は重度の畜痰を示唆する。
声音振盪では、背中を手掌または手刀部で触診しながら、患者に「ひとーつ」などの大きな母音を発声してもらう。
胸水貯留では声音振盪が減弱する。
心尖拍動の触診は必須である。
胸骨正中線から10センチ以上左外側へシフトしているとき . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
肺の正常打診音は共鳴音である。
胸水貯留部位では濁音となる。
気胸や大きなブラでは鼓音となる。
わずかな胸水貯留を検出するには、打聴診auscultatory percussionを行う。
背部で胸水貯留部位を聴診しながら、前方から胸骨を軽く叩打する。
胸水貯留部位で . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
呼吸補助筋の発達は慢性呼吸器障害を示唆する。
慢性閉塞性肺疾患では胸鎖乳突筋が発達し、拘束性肺疾患では中斜角筋が発達する。
慢性閉塞性肺疾患が進行すると、呼吸補助筋以外の全身の筋肉は萎縮する。
胸郭の視診では、変形や拡大に注意する。
高度の側弯や後弯による胸椎の変形 . . . 本文を読む