みなさん、こんにちは。
19世紀にウイーンの医師 Chvostek により初めて示された。
耳介の前面下部にある顔面神経の走行部位を打腱器で軽く叩く。
筋肉の過敏性亢進による表情筋収縮を見れば陽性。
これは反射ではないのでクボステック反射とは呼ばないこと。
図で示すように、C領域(クボステック点)とS領域(シ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
アキレス腱反射による腓腹筋収縮の速度は甲状腺機能亢進症で増加する。
また甲状腺機能亢進症ではアキレス腱反射における弛緩相時間が短縮する。
逆に、甲状腺機能低下症ではアキレス腱反射の弛緩相時間が延長する。
しかし、様々な疾患でアキレス腱反射の弛緩相時間に異常を見ることがある。
特定の神経 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
振戦が悪化するというのは振幅が大きくなること。
パーキンソン症候群での振戦は安静時に振幅が大きく、動作で振戦のスピードが速くなるが、振幅は小さくなる。
なので安静時振戦という。
逆に、小脳性振戦は意図した動作で悪化するので企図振戦という。
内分泌代謝性疾患で起こる振戦は単位時間の振動数が比較的に速い姿 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
低ナトリウム血症では、急性の筋肉の圧痛をみることがある。
また、感染症や多発性筋炎などでもみとめることがある。
慢性的な全身の筋肉の圧痛は、副甲状腺機能低下症や膠原病類縁疾患、マッカードル病などの代謝性筋疾患でも認められる。
アステリキシスとは陰性ミオクローヌスにより姿勢保持障害をきたす . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
下腿前面の粘液水腫を英語では pretibial myxedema という。
オスラーによって初めて記載された、紫色の皮膚の硬結である。
下腿の前面および足背に生じる。
逆説的ではあるが、甲状腺機能亢進症で認められる。
粘液水腫とはもともと粘液性の浮腫と言う意味である。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
大腿動脈を聴診器の膜面で圧迫しながら聴診すると収縮雑音が聴かれる。
これは正常である。
デュロジェ徴候とは、この時に拡張期血管雑音も聴取されることである。
そのためダブル雑音とも呼ばれている。
この徴候は大動脈弁閉鎖不全症で認められることが有名である。
甲状腺機能亢進 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
甲状腺機能低下症による粘液水腫では心臓が拡大する。
心臓の拡大の評価では最強拍動点の触診は重要である。
胸骨垂直中線から水平で10センチ以上外側に最強拍動点がシフトしている場合は心臓の拡大があると考える。
心囊液の貯留を疑った場合には必ず心臓の聴診を行う。
心膜摩擦音が聴取された場合、 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
両耳に上腕が接する位まで、患者に両上肢をまっすぐに挙上させる。
この状態で、3分以内に顔面が赤くなると陽性である。
Pembertonは20世紀のリバプールの医師。
大きな甲状腺腫大や上大静脈症候群、群胸郭出口症候群なので、頭からの静脈の流れが遮断されるために陽性となる。
女性の乳 . . . 本文を読む