2つ目の原因は、患者の希望である。
対症療法薬では睡眠導入薬や抗不安薬としてベンゾジアゼピン系薬がよく希望される。
薬に対する依存と期待がある。
急性上気道炎のほとんどはウイルス性であるが、抗菌薬がよく希望される。
万が一のためのためという恐怖からきている。
そして3つ目は、処方カスケード(prescription cascade)。
カスケードは滝という意味だが、ここでは、ある薬剤によって出た症状に対してある薬剤が次々と「滝」のように追加されることを意味する。
ある薬剤による副作用に対症療法的に薬剤が処方され、さらに副作用でドミノ的に処方される場合である。
これらの原因から、多くの高齢者が多剤を併用している。先進国では、高齢患者の約30%がポリファーマシーの状態にあるとの指摘もある。
写真:沖縄本島南部、豊見城市の風景です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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