よーく噛んで食べないと……

「よーく噛んで、食べないとだめですよ！」
子供の頃から何べんも言い聞かされてたように思うができてなかった。
何がダメなのかよくわかってなかった
ひょっとしたら、そういってる大人たちもどう駄目なのかわかってなかったのではなかろうか？
今75歳の私がつい最近までわかってなかったように。

前にも書いたように昨年末に腸閉塞の緊急手術を受けた
その時になぜ自分がこんな痛い思いをしてるのかよくわからなかった
なぜ腸閉塞になったのかがわかっていなかった
そこで自分なりに結論めいたものを見つけた

パートナーからよく「ちゃんと噛まへんから……」と言われてた。
ガキの頃に母親から言われてたようなことだが
パートナーが私に言うのは誤嚥のときだ、嚥下障害のときだ
南京豆が好物の私は、豆さんをぼりぼりかじっては「ゲホゲホゲホ」とやったり
むせて「ヒーヒイイヒー―」と悪戦苦闘することが何度もあった
その都度「ア～も―豆は食わんほうがええなあ」と言っていた

そんなことが頭のどこかにあったのか、腸閉塞イレウスをネットで調べてるうちに
腸の中で食べ物が詰まる（現に腸閉塞になったときは食物が詰まっていたのか飲んだ水をことごとく戻してしまっていた）
のだから詰まらえないためには口の中でよく噛んで、できるだけ砕いてから胃から腸へ送ってやればいいはずだと
そこで入院中に重湯から三分がゆになった時から噛むようにした。
三分がゆを噛んで噛んで食べた。家に帰ってからも続けたお粥さんの時も
普通のご飯になってからも口の中でできるだけお粥さん状態にしてやろうと
三十回ではだめで50から60ぐらいは嚙んだ。
少しは緩めてはいるが基本そんな感じで食べている
パンだってパンの耳だって40から50回ぐらい噛めば結構ドロドロ状態に近くなる

さあそうやってこのよーく噛んで食べてるとどんな利点があるか
三か月近くの実体験で見えてきたことをすこしずつ

まず、尾籠な話だが、快便になる。詳しくは書かないが消化が良くなってくる結果だろう。
続いて歯がきれいになるというか、口の中の菌が少なくなって歯をコーティングしてくれるようだ
よく噛むとそれだけ唾液がいっぱい出てくれる唾液はすごい液体で色んな成分を含んでいるそうで
その一つに歯にやさしい成分があるようだ
ここんとこ毎月のように通ってる歯医者が驚いていた「最近歯がきれいになってる」って

まだまだあるが続きはまた