スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(赤木俊夫マスゴミ報道についての疑問)

2021-12-18 11:30:25 | 日記
12月18日(土)
 赤木俊夫さんについてちょっとネットでマスゴミ報道を見てみたが、どうも違和感を感じる。もともと森友問題は近畿財務局が国有地の売却について違法な値引きをしたとの、朝日新聞の報道から始まった。値引きをしたのは安倍首相からの働きかけがあったからだと疑われ、大騒動になったのだ。しかし隣接する豊中市への公園用地売却でも、民主党政権時代に辻元により、同様な値引き(補助金交付という)が行われていた、そもそも付近一帯の土地は廃棄物が充満している問題用地だった(それにしては他の売却も同様な値引きがあったのかどうか報道されていないのが不思議だが)と分かって、安倍首相または周辺の政治家の介入による違法な値引きとの疑惑はすぼんでしまった。ただこの疑惑についての国会での佐川理財局長の答弁に発して、財務省の決裁書の書き換えが行われ、その実行を命じられた赤木さんが苦痛に耐えかねて自殺したことにより、再び大問題になった、という経緯だと理解している。
 マスゴミと野党は安倍さんの「私と妻が関与していたら政治家を辞める」との発言に佐川が忖度して、書き換えさせた(安倍さんや政治家の名前を決裁書から消させた)との視点からのみ、赤木さんの自殺問題を追及した。今回の裁判でもその視点からのみ報道しているように感じて、大きな違和感を持つのだ。
 赤木さんはいわば下っ端で、しかも土地売却が終わってからこの土地の担当になっている。つまり赤木さんは何も知らないのだ。だからいくら赤木ファイルをつついても、売却の経過について、ましてや安倍首相の関与など出てくる筈がないではないか。書かれているのは改竄を命じた、佐川による財務省内の恐怖政治ぶりであろう。だから今回の認諾について安倍首相を絡ませる報道を朝日などがしているのは、安倍犯人との捨てきれない夢を追った、まったくの印象操作である。
 奥さんは裁判の場に佐川を引き出して、安倍首相に忖度してやったと言わせたいらしいから、「ふざけるな」と放言しているようだが、あまりにマスゴミ野党に踊らされた物言いである。奥さんのやることはまず、改竄前と改竄後の文章の違いを一覧表にして、何処をどう変えたのか明示して、何を目的にして佐川が改竄を命じたか、誰が見ても明らかに分かるように提示することである。だが奥さんはそこを飛び越えて、佐川が安倍さんに忖度した、そのどす黒い疑惑だけを叫ぶという、マスゴミ野党には材料になるが真実からは遠ざかることをしている。
 不思議な事にこの改竄前と後の対比を、何処のマスゴミもジャーナリストもしていない(一部あってもつまみ食いで全部やっていない)。これが真実に至る第一歩である筈なのに。歴史学で言ったら一次資料を読まずにトンデモ論をたくましくしているようなものである。だから私には本当の事が分からない。ただ赤木さんの手記を読んで想像するに、佐川が己の国会答弁の不手際を糊塗する為に、改竄させたのが真実のように考える。ならマスゴミ野党などがそんな政局にならない作業をする筈がない。
 奥さんが本当に夫の死の真実を知りたいなら、外野の声を捨てて、まずは決裁書の文言を対比させて、佐川の狙いを探るところから始めるべきであろう。
 

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