中高生の正月の部活動は、
原則として、
あらゆる意味で間違っている。
ぜひ、止めるべきだ!
理由を以下に述べる。
そもそも人間の成功とは、
「実力」と「やる気」と「運」の
3つのバランスから生まれる。
そして、「実力」も「やる気」も「運」も、
「休養」と、深い関係がある。
とくに「やる気」と「運」は、
適度に休養を取らないと、
すぐに摩滅する。
実力を上げるには、確かに継続が必要だが、
これも適度に休んでこそ、
身につくものである。
正月の部活動は、
指導者のエゴイズムにすぎない。
つまり自分が、指導者としての栄誉をほしいのである。
確かに、集中して部活をやれば、
一時的に成功を収めることもあろう。
しかし、人生を長い目で見れば、
その生徒のマイナスになる方が大きいだろう。
心身の健康にマイナスに働くのである。
競馬でも、
若いときに無理に走らせた馬は、
一時的には、速く走るが、
その後、全然、伸びない。
高校野球でも、
甲子園の優勝投手は、
プロでは伸びない。
勉強でも、中学・高校時代のガリ勉タイプは、
有名大学に入っても、
留年を繰り返している。
そして人生の落伍者になっている。
また、秋葉原事件の加藤智大を初め、
多くのガリ勉タイプが、
犯罪者になっている。
これは証明されている。
若いときは、できるだけ
「ゆったりと」がいいのである。
たとえ一生懸命やるとしても、
その生徒の自主性に任すべきなのだ。
もし正月部活を強いる指導者がいれば、
2流のエゴイストと言っていいだろう。
繰り返すが、自分が、
指導者としての栄誉をほしいだけなのである。