最近、「日本も、核兵器を持とう!」
などという、意見をする者がいる。
いわゆる核武装論だ。
ヒット大地は、大反対だ!
「日本は絶対、核を持ってはいけない!」
・・・ヒット大地は、何が何でも、核保有に反対する!
核保有の意見の者は、言う。
「なぜ日本だけが持ってはいけないのだ?」
「中国の脅威に対抗するには、核は必要だ」
ヒット大地は、まったく逆だと思う。
もちろん、ヒット大地は、中国の尖閣諸島を初めとする
蛮行には、「アホじゃないか」と思い、
石原慎太郎と同じように、「ヤクザ国」だと思っている。
心の底から、中国を軽蔑する。
しかし、
ヒット大地が、「こいつアホ」と思うのは、
中国の指導者だけなのだ。
ついでに言えば、韓国の指導者だけなのだ。
これは、ヒット大地が、いつも言っていることだ。
こいつらは、「中国人民」「韓国人民」を犠牲にして、
自分の名誉・出世・金のために、
自分の国を、生き恥をさらすような目に遭わせているだけなのだ。
ヒット大地は、このことを、いつも言っているだろう!
まだ、わからないか!
指導者という者は、たいていそうなのだ。
「自分の権力」がかわいいだけなのだ。
そのためなら、国民が不幸のどん底に堕ちようと、知ったこっちゃない!
共産主義国家のシクミは、たいてい同じだ。
自分が権力を得るために、市民を踏み台にしているだけなのだ。
(注:共産主義自体を否定するつもりはない)
韓国でも、全く同じだ。
戦後、韓国政府が、
1950年に起きた保導連盟事件で、韓国市民を30万以上殺している!
(韓国市民は、日韓併合時よりも何十倍も、韓国政府からひどい目に遭っているのだ)
日本も同様だ。
福島の原発が爆発したとき、
菅は「これで、あと2年は、首相ができる」
と言った・・・と、ネットには書かれている。
ヒット大地は、本当かどうかはわからないが、
指導者の70%は、自己保身のために、そのようなことを考えるものなのだ。
野田も、選挙前あれだけ「消費税反対」と言いながら、
首相になるために(あるいは、その前の財務大臣を勤め上げるために)、
消費税に賛成したのだ。
まだ、わからんか!
官僚も、国会議員も、市長も、小役人も、
その70%は、財政の危機なんて、屁のカッパと、
心の中では思っているんだ!
で、せっせと、建築業者の喜ぶ予算を組むのだ!
(ウラで、リベートをもらったり、パーティ券を買ってもらったり、
選挙協力や票をもらっている)
いかに、国民の地獄の目に遭おうと平気の平左なのだ。
(その証拠に、自殺者数は全然、減らない!)
まだ、わからんか!
戦争も同じだ。
戦争すれば、苦しむのは、国民と兵士だけ。
指導者連中は、どこかに隠れて、
楽しく暮らすのだ。
うまいもん食い、若い女とセックスをするのだ。
もちろん、自分たちが戦うことはないし、死ぬこともない。
まだ、わからんか!市民よ!利巧になれ!賢くなれ!
騙されるな!
指導者という者は徹底的に、自分がかわいいんだ。
・・・というよりも、政敵があまりにもたくさんいて、
彼らをやつけるために、
国民を敵に回すしか方法はないのだ!
かわいそうなものよのぉ!
理由?
国民が一番弱く、発言力もないからだ。
弱い国民をどんどんイジメればいいのだ。
話を戻そう。
日本と中国では決定的な違いがある!
国土の広さだ。
中国は日本の25倍だ。
つまり、日本は、東京に、核を一発落とされたら、それで終わり。
広島級の原爆を、都心に1発落とされたら、死者は何十万・・・
100万に達するかもしれない。
首都圏のライフラインは、働かず、
生き残っても、地獄が待っている。
ところが、中国はどうか?
北京に落とされても、
上海も、南京も、香港・・・たくさん大きな町があるぞ。
中国戦争指導者が生き延びる確率は100%だろう!
だから中国指導者は、
「核戦争でも、自分は困らない」と思っている。
「核戦争で、日本に、負けるはずはない」とも思っている。
また中国という国は、国民の死に対しては、きわめて冷淡だ。
文化大革命でも、1000万くらい殺されたと言われている国だ、
(真相は、わからないが、ネットでは、そのように出ている)
天安門事件では、市民を戦車でひき殺す国だ。
死刑も、ばんばん行う国だ。
(これは間違いが無い)
列車事故が起きても、死者の数を、適当に、発表する国だ。
(これは間違いのない事実だ)
子供が道端で死んでいても、通り過ぎる国だ
(これはネットに出ていた)
チベットという、伝統ある民族を、どんどん虐殺し、
文化を徹底的に破壊する国だ。
ウイグルの悲劇もある。
(これも、まちがない)
そういう国であれば、
いわゆる人海戦術で、「日本鬼子」を殲滅するために、
あるいは、沖縄を、自国の領土とするために、
自国の国民が、300万くらい死んでも、納得する国民なのだ。
(ただし、中国国民が悪いのではなく、
指導者たちが、そのように、国民を洗脳教育しているのだ!
その証拠に、日本に来た中国人はほとんど、日本人を愛してくれている!)
ヒット大地自身、実際に、すばらしい中国国民はたくさんいると思うし、
個人的にも、たくさん知っている。
・・・というわけで、
日本がいくら核を持っても、
領土が小さく、「人間の死」への価値観が違う以上、
核保有の効果は、実質的に無いということになる。
もうひとつ、大きな理由がある。
それはイギリスやフランスのような核保有国は、
(ちなみにイギリスは日本より領土は3割くらい小さい)
まわりに、友人だらけということだ。
つまり、ヨーロッパは、NATOあるいはEUで結ばれた共同体であり、
いわば、ヨーロッパ全体が、一つの国のようなものだ。
アメリカだって、広い国で、周りに敵は、
小さなキューバくらいしかいない。
近隣諸国全部が、友好国と言っていいだろう。
こういう国は、核を持っても、
とくに国家滅亡の危機感はない。
ところが、日本はどうだろうか?
悲しいことに、まわりには、敵(または非友好国)ばかりだ。
中国、韓国、北朝鮮、ロシア・・・
強いて言えば、台湾は、友好国であるが、
この国と日本は、尖閣では対立している。
また台湾は、将来中国の一部となる可能性もある。
周りが非友好国だらけの国が、核を持ったらどうだろう?
その緊張感は、想像を絶するものがあろう。
幸い、日本には、アメリカという友好国がある。
日本国民に、民主主義を、教えてくれた国だ。
日本国民に、男女平等を、教えてくれた国だ。
(戦前の日本の女性には、ミジメだった。
参政権、財産権、親権など、存在しなかった。
日本の女性は、アメリカのおかげで、こういう権利をもつことができた!
感謝せい!
女よ!日本の男がくれたんじゃないぞ!アメリカだ!)
とにかくアメリカは、日本国民に、さまざまな文化と新技術を、教えてくれた国だ。
現在、私たちが、自由に発言できるのは、アメリカのおかげだ。
(昔の日本には、治安維持法があり、どんどん逮捕された)
労働三法、教育基本法・・・全部、アメリカのおかげだ。
その他、外部監査のシクミは、アメリカの教えてくれたものだ。
ヒット大地の専門分野、医療の進歩も、かなりの部分は、アメリカのおかげだ。
また、アメリカは、日本の工業製品をたくさん買ってくれている。
だから、日本人は、戦後の繁栄を享受できたのだ。
アメリカは欠点もある国だが、
ヒット大地は、すばらしい友人だと思っている。
ヒット大地は40歳頃、アメリカで2ヶ月暮らしたことがあるが、
実際に体験してみて、アメリカは想像以上にすばらしい国だった。
想像の3倍は、すばらしかった・・・というのが実感だった。
今も、その気持ちは全く変わりはない。
むろん、日本は、自立しなけりゃならない。
しかし、ヒット大地は、日本史を調べると、
日本は、国際的視野においては、あまりに未熟すぎる・・・と言わざるを得ない。
太平洋戦争の日本側の無線は、ほぼ全部と言っていいくらい、アメリカに筒抜けだった。
開戦前の在米日本大使館と日本首脳との通信も、筒抜けだった。
あの真珠湾攻撃だって、真珠湾に向かう空母の位置は、
アメリカ首脳は、わかっていたということだ。
アメリカ首脳とチャーチルなどの連合国は、
真珠湾攻撃・・・大歓迎だったのだ!
(ただし被害は予想外に大きかったのは、ちょっと誤算であったが)
ついでに言えば、
ミッドウェー海戦も、山本五十六の死も、
無線が全部、アメリカに筒抜けだったから、やられたんだ。
アメリカは日露戦争のあと、
オレンジ計画というものを作った。
日本との戦争に準備した。
そして、その計画通りに、太平洋戦争で戦い、勝ったのだ。
日本は、世界の中では、精神的に政治的に文化的にトップにはなれない国だ。
箱庭国家だ。
とすれば、日本は、兵力がどうのというよりも、
世界一の「平和国家」をめざせばいいのだ!
「核を持たない宣言をした先進国!」
・・・これを「売り」とすればいいのだ。
(これはアメリカには、できないぞ!)
どんな国にも、得意不得意がある。
日本は、得意な「平和国家建設」をめざすのだ。
それを世界に訴えればいいのだ!
そのリーダーになればいいんだ!
ついでに日本は、宇宙のすばらしさを信じ、訴え続ければいいのだ!
もしも「他の国が持っているから、日本も持つ」とか
「自分の身は自分で守るべきだ」という論理が正しいなら、
日本人は皆、「ピストル」を持参しないといけない。
政治家は、ボディガードなしで、自分の身を守らないといけない。
日本には防衛力はある。
しかし、「個人のピストル=国家の核兵器」・・・は、必要ないのだ。
ピストルを持って、逆にアメリカでは、殺人事件が増えている。
物騒な社会になっている。
もう一度言おう。
日本は、自分の得意分野で、世界で勝負をすればいいのだ。
平和憲法を持つ国だ。
平和のメッセンジャーとして、
任天堂やアニメや精密電気機器を輸出して、
尊敬され愛されていればいいのだ。
危険かって?
ヒット大地は、『北風と太陽』の話を思い出す。
北風がいかに、相手のコートを脱がそうとしてもダメだ。
温かい太陽が、コートを脱がせるのだ。
ハートが、人間を動かすのだ。
学校に、ネコがいても、殺さないだろう。
しかし、凶暴な熊がいたら、殺そうとするだろう。
つまり、核兵器を保有する物騒な日本だからこそ、
逆に、「日本を、やつけてしまえ!」という論理も正しいのだ。
美しい蝶は殺さないが、気味の悪い蛾は殺される。
核兵器を持って、日本が蝶から蛾になった途端、
「殺してしまえ」ということにもなるのだ。
かえって、危険になる・・・とも言えるのだ。
「過ぎたるは、及ばざるが如し」・・・とはこのことだ。
(つづく)