自信を持って言うが、
「こうすれば、あなたも成功できる」
というノウハウ本は、
ウソが多い。
特に、
抽象的な内容で、
「あなたも、こういう心構えで生きれば、
成功する」は、
たいていはウソだ。
そういう本は、
その人だから成功したのであって、
普通の人には、
どだい無理なのだ。
たとえば、
イチローが、「首位打者になる方法」
という本を出版しても、
たいていの人は、
読んでも無駄だろう。
それはイチローだからできるのであって、
どだい、並みの打者では無理なのだ。
しかも、
本だと、何とでも書ける。
ベストセラーの「気くばりのすすめ」を
書いた鈴木健二は、
「あの人ほど、自分勝手で、気くばりをしない人も、
珍しい」
という意見もある。
(ただし立派な人だという意見もある)
大地一人も、若いころは、
ノウハウ本をたくさん読んだが、
「意味ない」ってことに、
40歳ころに気づいた。
人生は、結局は、
自分流で生きるしかないと思う。
そして、その場に応じて、
その時にふさわしい方法で、
対処するしかない。
ただし、
真実をきちんと書いてある
「実務に関するノウハウ本」は、
読むに値する。
料理本などはその典型だ。
また、
「ノウハウ本」を濫読して、
自分に合った方法を見つけるという手も、
否定はしない。
でも、最後は、やはり、
自分流なのだ。
鯉は、どんなに本を読んでも、
池の外では生きられない。
豚は、どんなに本を読んでも、
逆立ちはできない。
真実と個性は深く重い。
だから大地一人は、
有料版ブログを書き続ける。