閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

夏になるとエナジーブレイカーをやりたくなる

2015年08月11日 23時49分22秒 | エナジーブレイカー
唐突に需要の無い趣味の話をするよ。

自分には、これがベスト! と言い切れるRPGがありまして、それがタイトー発売製作ネバーランドカンパニーの『エナジーブレイカー』なのです。ま厳密にはSRPGだけど。

ハードはSFCだけど、出たのはSFC末期の96年。94年にはプレステサターン等32ビット機が出てたから、もう末期も末期、世間的な関心からSFCが忘れられだした頃に、発売延期を繰り返した末、ひっそりと出てたゲームなのです。

で、これがちょうど発売が夏でしてね……。7月下旬ぐらいだったか。実際自分が買ったのは8月下旬の晩夏ぐらいの季節だったんだけど、思い出に残りすぎてて、夏になるとエナジーブレイカーを思い出す……ていうか夏といえばエナブレ、ってぐらい自分の中では思い出深い作品です。

何がそんなに印象に残ったかっていうと、とにかく登場キャラの言動(特にセリフ)ですなあ。とにかくもう活き活きと喋って動いてくれるんですよ。

序盤の一番好きなイベントシーンの一部抜粋GIF↓


なにせ主人公のマイラですわあ。おっちょこちょいで頼りにならない21歳女、っていう、おおよそ普通のゲームじゃ主人公にならないようなタイプなんだけど、彼女のセリフ回しが本当に活き活きとして愛嬌があってねえw

またこの時のBGMがSFC音源を最大に生かして虫の鳴き声を再現しつつ、非常に心落ち着くメロディの曲で、曲名が『シチューの匂い』
うーんたまらんですよ、当時プレイしててシチューの匂い感じ取れましたですよわたしゃあw

結局このゲームでガッツリキャッチザハートされたおかげで、その後どんなRPGをプレイしても、全然キャラが活き活きと感じない、どれもこれも色褪せて見える、そんなふうになってしまって、何をプレイしてもイマイチ感情移入できなくなってしまいました。どんなフザけたシーンでも、エナブレほどの悪ふざけ(いい意味での)を感じない、どこまで行ってもどいつもこいつも真面目すぎる、と感じて楽しめなくなってしまったのな……。
もっとひどく言うと、どいつもこいつも結局定型文通りというか、型にはまったセリフ回しでしかないと感じるようになって。

ああもうエナブレをプレイした時のような感情移入度は味わえないのだ、と分かってから、まともにクリアまで行ったRPGはFF7ぐらいだったように思う(それも一回中断したあと、義務感から再開して、だし)

それくらい、自分の中では存在の大きなゲームです。しかしああ願わくば、色々と未完成なゲームだったから、エナジーブレイカー完全版をサターンかプレステで出してくれたらと願っていたんですが、まあそれも遠い過去の話。エストポリス伝記、カオスシードと並んで、ネバーランドカンパニー3部作と称された本作ですが、なんだかんだで続編も出て一般への認知度もあるエストや、文字通り完全版がサターンで出たカオスシードに比べると、ややマイナーな感は否めない。

そしてネバーランドカンパニーの解散でそんな夢も消え去ってしまいました。せめてバーチャルコンソールで出てくれたらなあと思うんですが、それすら難しそうだしな……(今実機でプレイし直してるけど、エナブレってデータがちょっと消えやすいんですよ)

トライガンや血界戦線などで知られる、しかし当時まだ全然無名だった頃の内藤泰弘がキャライラストを手がけているというのは一部では有名な話。仮にリメイクや続編の話が出ても、もうおいそれとは仕事頼めないんだろうなあw

まあ、唐突にそういう自分の趣味の話。動画キャプチャーしながらプレイしてるから、エナブレ名場面集みたいなGIFをもうちょっと作ってみたりしたいけど、面倒くさがりなんでどこまでやるやら。

これでも語りたいことの半分も語れていない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 禁断の、この手の話 | トップ | あいたたたた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エナジーブレイカー」カテゴリの最新記事