閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

据え置きにモンハンが帰ってきた(画像略)

2017年06月14日 00時53分01秒 | モンスターハンター
ひっさびさにモンハンのことでドキっとしたので日記で長文でも書いてみよう。


自分モンハンは初代からやっておりますが、プレイしたのはP3まで。なぜそこで辞めたかっていうと、懐古厨乙と言ってもらって構わないのですが、まあ簡単に言うと「違うそうじゃない」という方向に進んでしまったから、です。

やはり初代の、それまで他のゲームに無かった雰囲気に魅了されてしまったのが大きいのです。そのオープニングムービーで展開された、

『食物連鎖の頂点に飛竜が君臨する世界』

これですよ。これが鮮烈だったのです。
その世界を闊歩するモンスターたちは、あくまで野生動物の延長線上で、決して悪い魔法使いが造りだして倒せば煙になって消えてゴールドと経験値になる、ような存在ではなく、倒して殺せば肉と骨が残る。そんな世界観にとても魅力を感じてしまったのです。

またそうして持ち帰った飛竜の肉体を様々な素材として生かして、産業が成り立ち街が発展し、人の生活が潤っているという、その生活感とか生活臭。ドラクエやFFなどでモンスターを退治することはあっても、そこには「安全を確保する」以上の意味はあまり感じられませんでしたが、モンハンでは狩猟し活かすことで人間が発展していく(モンスターたちの領域を脅かしていく)のです。

(いや設定資料集の中に、過去の大戦で作り出された人造生物兵器なんてイラストもあったりしましたがね)


いやあ新鮮でしたね。圧倒的な体躯を誇るモンスターたちに対して、人間は彼らの爪一本、牙一本を武器に加工し、彼らの鱗を鎧に転用し、少しでも圧倒的な差を埋めるべく、彼らから取れた素材で武装する。しかしそれですら彼らを真っ向から打ち破るには足りない。
でも人間には知恵がある、道具がある、それを使って狩猟を為す勇気がある。もうねえ、好きだったんです、この独特の世界。

まあそれだけ惚れ込んだからこそ、二次創作小説なんてもん書いたりもしたんですがね……w


が、ね。主な戦場が携帯機に移って、まあ集まってさくっとプレイするというスタイル上、仕方がない部分もあるのですが、どんどんそうした生活感や狩猟感というものが薄れていってしまい、ただひたすらにバトルを繰り返すだけという、なんだか他のゲームと変わらない雰囲気しか、シリーズが進むにつれ感じられなくなってしまいました。

初代の頃あったスローライフ的なテイストを、リアルで4人集まってところでやるわけにもいかず、テンポよく次の戦闘に向かわせるという、そうした変化をするのが必然だった(そしてそれが大ヒットした)のだろうと理解は出来るのですが、初代の雰囲気が好きな者にしてみれば、違うモンハンってそういうんじゃないんだ、という思いばかりが大きくなりまして……。
(だぁからリオレウスはドラゴンじゃねえワイバーンっつってんだろぉ!! っていやこれは違いますが……)

ていうかどんどん罠や道具の効果が縮小化されて、落とし穴や閃光玉がほとんど意味を為さない、高低差の利用も許さん真っ平らな地形で正々堂々戦え、みたいな調整されちまっちゃあ、いやこれ狩猟じゃねえハンティングじゃねえ、ファイティングだろってねー。

またそれに従って、ただの脆弱な人類であったハンターは、モンスターと真っ向勝負が出来る超人へと進化していってしまう。


モンスターの隙もどんどん消していく、動きが無茶苦茶?生物の動きじゃない?そんなん知るか簡単に倒されたら(略)生物としてどうとかよりゲーム的なアイコン的な動きのほうが優先! みたいなねー。ああどんどん昔モンスターたちに感じた、生命の息吹のようなものが薄れていってしまう……ていう。

初期の頃感じてた、モニター越しの生きたモンスターたちとの知恵比べは無くなって、開発者たちの顔が透けて見えるような、嫌がらせみたいなものばかり濃くなっていく。

肉体的にどれだけ強大であっても、所詮奴らは獣で、人間様の知恵には敵わないのですよ。そのはずなのですよ。その爪一つで簡単に身を裂かれるとしても、知恵の力によって一段上の世界から奴らを見下ろすことができる。言葉は悪いがその優越感が、狩猟の楽しさじゃないのか、と。

それが「バーカ引っ掛かったぁ!」とばかりに反撃を繰り出し「隙があると思った?ざーんねん隙は消しときましたあ」といわんばかりの挙動を盛られちゃあ、俺はこのモンスターと戦ってない、この向こうの開発者の悪知恵と戦わされてる、と、すんげえネガティブな感情がプレイしてて募ってきてー・・・。


そういうことを強烈に思わされたのがP3だったので、P3を最後にモンハンから離れてしまいました。
いや最近の作品が好きな人には胸糞な文章書いて申し訳ない。初期の頃が好きだった懐古厨の戯言です。


で、そんな懐古厨が今回のモンハンワールドのPVを見ての感想。

「これはひょっとして・・・」

です。いやなんでしょうな、元々の「トライ」が、PS3でなくプラットフォームをWiiに変更してから、閉ざされてしまっていた『リアル志向のモンハン』への進化。なんか、ひょっとして、幾多の年月を経て、ようやくその夢の続きを見てもいいんですかい!? と。

よりリアルになったグラフィック、エリア切り替え無しのオープンワールド、様々な地形のギミックを生かしてのハンティング。こういうの、無印Gをやってた頃よく妄想してました。そんな、こうなれば良いなというモンハンの続編への期待みたいなものが、PVの中に見事に炸裂してて、なんか……なんか逆に不安になるんですけど……w

大丈夫なんすかね、これ。初代の頃の生活感漂うモンハンが好き、なんて層は、今のモンハン人口の中では少数派もいいところだと思うんですが、そんな少数派が「おおっこれこれ!」と思うゲームへの路線変更ってほんと色々大丈夫なんかいな・・・。
まあハンターの動きは最近のシリーズを経ての動きらしく、派手なアクションも増えとりますが。

プロデューサーの辻本氏(うーんこいつかあ・・・)の「今までモンハンと思っていたものを見直して、本当に進化したモンハンというものを作ってみたくなった」という言葉は、そりゃあ初代好きにとっては、よくぞその心境に立ち返ってくれた! と喝采を送りたいものだけど、モンハンじゃねえモンハンにしていったのもコイツだしなあと、うーんどうなるんかなあ。


ま、でも、久々に、絶対発売日に買う、と決めたモンハンです。久方ぶりに引退ハンターが狩猟の場に現役復帰と相成りますかねえ。
なんか勢いで書いたせいで読みにくい文章になってしまいました。しかも引くほど長文だこれすんません。

コメント (3)
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