半年ほど前に中古車とはいえ自分の車を買ってから、山中の細い道路を走るのが趣味みたいになってきまして、で、去る6月頃(だいぶ前だな…)この道はどこに通じる道ぞやと無計画に車を流しておったところ、そろそろこれは行き止まりかなあと思い始めた矢先なんと看板が。
杉立町、って!?
いや、町って、町があんのこんな山中に!?
興味に惹かれて行って見る、も、すぐに狭道&砂利道のコンボが待ち構えていて、これはちょっと危険を感じたので、その時はやむなく引き返すことに。
帰ってから地図を見てみると、どうも確かに集落があるようだ?道も無事国道側まで通じているらしい?
むー、これはしかし気になる!気になるぞー!完全に山しかないと思っていたところに町があるだなんて!?
というわけで後日、相当の狭道が予想されるため今度は車ではなく原付で、行ってきました杉立町!
青波町側ではなく国道側からスタートです。この辺はまあまだ全然普通の道。
ちゃんと路面も見えていて気持ちよく走れます。
おっと橋が。
橋の名は『杉立極楽橋』果たしてこの先に繋がるのは極楽かそれとも……w
と思ったらお大師寺がありまして。
意外と立派な大師堂でした(失礼) まあしかし、ここはまだほんの入り口。序の序の口。
大師堂を過ぎると、即座に来た! さあここからが本番のスタートだ!
せまっ! いやー車で来なくて良かったあw
ピンボケでごめんなさい。こんな感じの鬱蒼とした山の中、ガードレール無しの道が延々続いてます。
少しでも日差しが届くところに着くとほっとする…w
またもピンボケごめんなさい。前日雨が降ったせいか、路面状況は最悪。堆積した落ち葉と相まって、非常に滑りやすそうなコンディションになってやがりました。
でそんな路面状況で、うへええあああ、雰囲気ある道ぃ~w
左は剥き出し岩壁右はガードレール無しと来たもんだ!
一応轍は出来ているものの、これ、車で来るには無茶苦茶怖い道ですぞ……。原付で走るのも相当に苦労しましたけどさw
杉立町の由来?かどうかは知らないけど、こんな杉の林が見えてきたり。
なんか人工物があるw こんな山の中に人の手の痕跡があると心強いわあ。
忘れた頃にちょろっとあるガードレールがたのもしいね^^;
写真じゃちょっとわかりにくいけど、かなりの急勾配&ウネウネ道です。ってマジでこの先に人が住んでるの!?
いつの時代の道だよ!!と言いたくなる90度ターンの2連続&カーブミラー。あの、これ、対向車来たらどうするの?
道は益々落ち葉がうず高く……。
素晴らしい曲線美。じゃなくって、とんでもない道です…。
このガードレールの先も、どうやら道があるらしいのですが……。
わかるかなこれ?ほぼ落ち葉に埋もれて、さすがにこの道を行けそうな気はしませんでした。
そしてそこから後ろを振り向いた時に見える景色。
こえええええ!!ww こんな道絶っ対車で来たくねえええええ!
登るのはもちろん降りるのが怖すぎだろおこれ……。
ふと景色が拓けて、あー、どこですかここw
一応同じ松山市のはずなんだけどね……。国道から入ってそれでも30分~45分ぐらいだったはずなんだけど、もう別世界ですなあ。
そして悪路は続くよまだまだね。まあもう太陽の光が差し込んでくれるならそれ以上望むものは無いですw
で、ついに来た!ついに着いたぜ杉立町!って
え、こ、ここ? 地図で見る限りじゃここが中心地っぽいのだが……。
人の手の跡は見えるものの、人影は無いなあ……。
この地点、なんと五叉路になっております。どうやら昔、国道等が出来る前はこちらのほうが交通の要衝だったようで。
お地蔵様とかはあるんだけど……。
朽ちかけたトラック。あ、やっぱり車で一応来れるんだ、ここ…w
しかしなーんにも無いぞや。人家らしきものが見当たらない……。
ってそのまま進んだら下りてきちまったぞって、ありゃ?
下りてきた、って言ってもまだこんな砂利道なんだけど…w あれー家屋らしきものすら無かったんだけどなあ?
最初の写真の看板地点まで来てしまいました。どう、素敵な道でしょう? こんな道見たら進んでみたくなっちまいますよなあ!
ってとりあえず走破して道が繋がってることを確認したは良いが、なんか納得いかん! てわけでまた登ることに。
ちなみに青波町側から登るほうが(これでも)随分道はまともでした。本格的に狭くなってからの距離も短いしね。
で、さっきは行かなかった分岐路のほうに行ってみると、おっと!?
どうやら人の生活の匂いのする雰囲気が!
あんまりバシャバシャ撮るのも失礼なのでこっそり。おー、どうやらこんな山の中に、かなり立派な日本家屋がございましてよ!
なんかもう雰囲気は完全に日本昔話のそれ。
こちらもどうやら比較的新しいような轍の跡。木々のまとまり方なんかも、人の手が加わってる証っぽいですなあ。
一旦砂利道まで降りてから、もしやと思った分岐を登っていくと、そこにもこんな石垣と人家が。
ああ、人がちゃんと住んでるんだなあ、って……
こちらのお宅に上がるまでの道って、こんななのですが……。
倒れた竹が道を塞いでいるのですが……。
しかも車の轍の跡がない!? ってことはこの竹の放置具合といい、車を持っていらっしゃらないってことのか!?
この山の中で車無しで生活している!? 想像を絶するわあ……。
再び上まで上がってから、頑張ってくれた愛車をパチリw
放置気味熊ちゃん。
てわけで杉立町、一通り堪能した後、ふと地図を見ると、どうやらかつての道後ロープウェイの山頂駅がすぐ近くにあるらしい?
今では廃止されてしばらく経っちゃってるロープウェイだけど、これはひょっとして、こちら側から山頂駅まで行けるんじゃ!?
と好奇心が湧いてきてしまったので、それっぽい道に当たりをつけ、さらに登ってみることにしました。
ってこの道がさらに落ち葉の堆積具合が半端じゃなく、周囲にもちろん人の気配もないので少々怖くなりながら登っていったんですが、なぜか写真は撮ってないので割愛。
で、着いた!これだ!っと思ったらあらああ。鉄柵~?
まあーしょうがないか。たぶん自分と同じことを考えてチャレンジしようとする輩は他にも居るだろうし……w
まあその、実際このすぐ左に下っていってる道がありましてな、そっちに下りてから少々泥にまみれるのは覚悟で斜面を登れば、乗り越えて行けないこともないんですが…w
そろそろ自分もええ年したおっさんなので、そういうやんちゃなことは止めておきました。
代わりに、位置的にすぐ上にロープウェイのケーブルが渡してあるはずだ、と思い木々の間から探してみると、おっ、あった!?
おお、確かにあれだ。向こうに微かにケーブルを通してる鉄塔も見える。
拡大。うん、間違いない。
ああー、少し前までならこのケーブルを一日に何本もゴンドラが行き来してたんだけどなあ。なかなか壮大な現代遺物に思いを馳せつつ、下山。
そんなわけで下りてきました。いやあ、凄かったです杉立町。一つ山を越えれば、時間の流れの違う世界がそこにはありました。
興味を持って行かれる方おりましたら、青波町側から行くことをオススメします。湯山町方面から行くのはそれなりに覚悟を決めてからのほうが良いかと……w
おまけ。下山してから山頂を見上げて。
あー、あれあれ、あのてっぺんの鉄塔が多分、山頂から見た時微かに見えた鉄塔だと思う。
思えば遠くに行ったもんだ…w
あの山の裏側に、よもや人が住む町があるとは、ここからじゃ想像も出来ませんぜ。
実はこの辺一体、奥道後~石手側ダムの辺りに、もう一つ、梅木町というこれまた山の真っ只中にあるすごい物件も見つけて、で行ってきたりはしたんですが、それはまた次の機会にー。
杉立町、って!?
いや、町って、町があんのこんな山中に!?
興味に惹かれて行って見る、も、すぐに狭道&砂利道のコンボが待ち構えていて、これはちょっと危険を感じたので、その時はやむなく引き返すことに。
帰ってから地図を見てみると、どうも確かに集落があるようだ?道も無事国道側まで通じているらしい?
むー、これはしかし気になる!気になるぞー!完全に山しかないと思っていたところに町があるだなんて!?
というわけで後日、相当の狭道が予想されるため今度は車ではなく原付で、行ってきました杉立町!
青波町側ではなく国道側からスタートです。この辺はまあまだ全然普通の道。
ちゃんと路面も見えていて気持ちよく走れます。
おっと橋が。
橋の名は『杉立極楽橋』果たしてこの先に繋がるのは極楽かそれとも……w
と思ったらお大師寺がありまして。
意外と立派な大師堂でした(失礼) まあしかし、ここはまだほんの入り口。序の序の口。
大師堂を過ぎると、即座に来た! さあここからが本番のスタートだ!
せまっ! いやー車で来なくて良かったあw
ピンボケでごめんなさい。こんな感じの鬱蒼とした山の中、ガードレール無しの道が延々続いてます。
少しでも日差しが届くところに着くとほっとする…w
またもピンボケごめんなさい。前日雨が降ったせいか、路面状況は最悪。堆積した落ち葉と相まって、非常に滑りやすそうなコンディションになってやがりました。
でそんな路面状況で、うへええあああ、雰囲気ある道ぃ~w
左は剥き出し岩壁右はガードレール無しと来たもんだ!
一応轍は出来ているものの、これ、車で来るには無茶苦茶怖い道ですぞ……。原付で走るのも相当に苦労しましたけどさw
杉立町の由来?かどうかは知らないけど、こんな杉の林が見えてきたり。
なんか人工物があるw こんな山の中に人の手の痕跡があると心強いわあ。
忘れた頃にちょろっとあるガードレールがたのもしいね^^;
写真じゃちょっとわかりにくいけど、かなりの急勾配&ウネウネ道です。ってマジでこの先に人が住んでるの!?
いつの時代の道だよ!!と言いたくなる90度ターンの2連続&カーブミラー。あの、これ、対向車来たらどうするの?
道は益々落ち葉がうず高く……。
素晴らしい曲線美。じゃなくって、とんでもない道です…。
このガードレールの先も、どうやら道があるらしいのですが……。
わかるかなこれ?ほぼ落ち葉に埋もれて、さすがにこの道を行けそうな気はしませんでした。
そしてそこから後ろを振り向いた時に見える景色。
こえええええ!!ww こんな道絶っ対車で来たくねえええええ!
登るのはもちろん降りるのが怖すぎだろおこれ……。
ふと景色が拓けて、あー、どこですかここw
一応同じ松山市のはずなんだけどね……。国道から入ってそれでも30分~45分ぐらいだったはずなんだけど、もう別世界ですなあ。
そして悪路は続くよまだまだね。まあもう太陽の光が差し込んでくれるならそれ以上望むものは無いですw
で、ついに来た!ついに着いたぜ杉立町!って
え、こ、ここ? 地図で見る限りじゃここが中心地っぽいのだが……。
人の手の跡は見えるものの、人影は無いなあ……。
この地点、なんと五叉路になっております。どうやら昔、国道等が出来る前はこちらのほうが交通の要衝だったようで。
お地蔵様とかはあるんだけど……。
朽ちかけたトラック。あ、やっぱり車で一応来れるんだ、ここ…w
しかしなーんにも無いぞや。人家らしきものが見当たらない……。
ってそのまま進んだら下りてきちまったぞって、ありゃ?
下りてきた、って言ってもまだこんな砂利道なんだけど…w あれー家屋らしきものすら無かったんだけどなあ?
最初の写真の看板地点まで来てしまいました。どう、素敵な道でしょう? こんな道見たら進んでみたくなっちまいますよなあ!
ってとりあえず走破して道が繋がってることを確認したは良いが、なんか納得いかん! てわけでまた登ることに。
ちなみに青波町側から登るほうが(これでも)随分道はまともでした。本格的に狭くなってからの距離も短いしね。
で、さっきは行かなかった分岐路のほうに行ってみると、おっと!?
どうやら人の生活の匂いのする雰囲気が!
あんまりバシャバシャ撮るのも失礼なのでこっそり。おー、どうやらこんな山の中に、かなり立派な日本家屋がございましてよ!
なんかもう雰囲気は完全に日本昔話のそれ。
こちらもどうやら比較的新しいような轍の跡。木々のまとまり方なんかも、人の手が加わってる証っぽいですなあ。
一旦砂利道まで降りてから、もしやと思った分岐を登っていくと、そこにもこんな石垣と人家が。
ああ、人がちゃんと住んでるんだなあ、って……
こちらのお宅に上がるまでの道って、こんななのですが……。
倒れた竹が道を塞いでいるのですが……。
しかも車の轍の跡がない!? ってことはこの竹の放置具合といい、車を持っていらっしゃらないってことのか!?
この山の中で車無しで生活している!? 想像を絶するわあ……。
再び上まで上がってから、頑張ってくれた愛車をパチリw
放置気味熊ちゃん。
てわけで杉立町、一通り堪能した後、ふと地図を見ると、どうやらかつての道後ロープウェイの山頂駅がすぐ近くにあるらしい?
今では廃止されてしばらく経っちゃってるロープウェイだけど、これはひょっとして、こちら側から山頂駅まで行けるんじゃ!?
と好奇心が湧いてきてしまったので、それっぽい道に当たりをつけ、さらに登ってみることにしました。
ってこの道がさらに落ち葉の堆積具合が半端じゃなく、周囲にもちろん人の気配もないので少々怖くなりながら登っていったんですが、なぜか写真は撮ってないので割愛。
で、着いた!これだ!っと思ったらあらああ。鉄柵~?
まあーしょうがないか。たぶん自分と同じことを考えてチャレンジしようとする輩は他にも居るだろうし……w
まあその、実際このすぐ左に下っていってる道がありましてな、そっちに下りてから少々泥にまみれるのは覚悟で斜面を登れば、乗り越えて行けないこともないんですが…w
そろそろ自分もええ年したおっさんなので、そういうやんちゃなことは止めておきました。
代わりに、位置的にすぐ上にロープウェイのケーブルが渡してあるはずだ、と思い木々の間から探してみると、おっ、あった!?
おお、確かにあれだ。向こうに微かにケーブルを通してる鉄塔も見える。
拡大。うん、間違いない。
ああー、少し前までならこのケーブルを一日に何本もゴンドラが行き来してたんだけどなあ。なかなか壮大な現代遺物に思いを馳せつつ、下山。
そんなわけで下りてきました。いやあ、凄かったです杉立町。一つ山を越えれば、時間の流れの違う世界がそこにはありました。
興味を持って行かれる方おりましたら、青波町側から行くことをオススメします。湯山町方面から行くのはそれなりに覚悟を決めてからのほうが良いかと……w
おまけ。下山してから山頂を見上げて。
あー、あれあれ、あのてっぺんの鉄塔が多分、山頂から見た時微かに見えた鉄塔だと思う。
思えば遠くに行ったもんだ…w
あの山の裏側に、よもや人が住む町があるとは、ここからじゃ想像も出来ませんぜ。
実はこの辺一体、奥道後~石手側ダムの辺りに、もう一つ、梅木町というこれまた山の真っ只中にあるすごい物件も見つけて、で行ってきたりはしたんですが、それはまた次の機会にー。