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閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

UTOPIA 最後の世界大戦

2011年09月12日 22時52分32秒 | 漫画とか~?
一応藤子ファンの端くれの末席として外さないわけにはいきません。遅ればせながら『UTOPIA 最後の世界大戦』の復刻版を買いました。

『UTOPIA 最後の世界大戦』は、藤子・F・不二夫先生と藤子不二夫A先生の初めての単行本作品にして、最初で最後の書き下ろし単行本作品でもあります。
写真を見ると分かりますが、相当に綺麗に当時のままの姿を復刻させたことがわかります。現存している原本は世界に10冊程度とも言われている稀覯本で、なんでも鑑定団に出品された時には300万円の値がついたとかなんとか。

ちなみに今回の復刊で元になったのは松本零士氏が所有していたもの。30年ほど前にも復刊されたのですが、その時は小松左京氏が所有していたものを使ったとか。
なんにせよありがたやありがたや。

で、まあ。
まあ自分なんぞが今更この作品についてあれこれ語るのもおこがましい話。詳しいことはwikiに任せるとしてw ざっくばらんに感想はというと。

うむ。
うん、まあ、時代背景をまず考えておかないとあきませんな^^; 今読むとさすがに色々甘いというか、あれっそれでいいの?と思う部分もあったりで。
いやだから当時の漫画の状況を考慮に入れないといけないんだってば。
で、当時のことなんかわかるわけないんだってばw

だからまああれこれ語ることは出来ない。ただなんというか、迸る情熱というか、会社を辞めてこの作品を書くことに打ち込んだ、F先生の猛る若さがぶつけられている、ということはわかる。
なんのかんのでやはり面白かったしね。先が気になりながら最後まで一気に読めました。何よりこれだけの内容を、漫画創成期に高校出たての若者が描いたということが凄いと思う。
人類滅亡の瀬戸際を描いているにも関わらず、さらっとギャグも混ぜるのがF先生らしいかなと思ったり。

定価3990円を高いと見るか安いと見るかは判断に迷うところだけど、でもいい物買ったと思う。あとは大切に保存して、ウン十年後に価値が高騰するのを待t……げふげふん

この作品に纏わるエピソードは(表紙は藤子両氏ではなく大城のぼる氏が描いているとか、最終ページに奥付のために空けておいたスペースに、両氏に断りもなく別の作者が1コマ描き足して完結とされた等)なかなか面白い話が多いと思うので、興味が湧いたら詳しいことはwikiでw

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ちょっと遅れたけどフルット

2010年10月13日 05時39分46秒 | 漫画とか~?
祝! 木曜日のフルット単行本化!!

木曜日のフルットとは、チャンピオンに連載されてる、1週2ページの巻末ギャグ漫画のことです。ふわっとくすっと、がキャッチコピーの本作、イカ娘とはまた別の方向で、ギトギトの熱血かあは~んなお色気か、どちらか2つに偏ってる漫画が多いチャンピオンの中で、貴重な「癒し」の役割を持っている傑作漫画でありやす。

まあまあ細かい説明は置いといてまずは本屋で現物を手に取ってもらうとして……って言えるほどちゃんと入荷されてるのかちょっと不安だw なのでちょっと内容説明。

改めて木曜日のフルットとは、半ノラ猫のフルットと、その餌付け人で半飼い主の女性の鯨井先輩、そして彼らの交友範囲の人々(猫々)と、たまに全然関係無い人たち(^^;)を交えて描く日常系ショート連作のことです。木曜日ってのはチャンピオンの発売が毎週木曜日だからね。

可愛い系の絵柄なので単にのほほん系か、というとそうではなく、ちょびっと社会風刺やちょびっと毒気の効いたエピソードもあり、また思わず「上手い!」と言いたくなるような落語的な話もあったり。

まあ総じて言うとキャッチコピーどおり、ふわっとくすっと。安心して読める内容です。カバー絵も特に誰かターゲット層を特定するようなものでもなく、いい感じにいつもどおり肩の力の抜けた絵柄なので、男女問わず手に取りやすいと思いますよー。
書店に置いてれば……ねw

以下ちょっと個人的な単行本の感想。

収録されてないエピソードがある!? リアル鯨井先輩+リアルフルットの話が見当たらない!
いつ頃のエピソードだったか忘れたけど、1巻の範囲に収まる内にはあったと思うんだけどなあ。
ううーんこういうのはやめてくれってば! 描き直したエピソードがあるとは事前に聞いてたけど、削ったエピソードがあるとは聞いてないぞ!?

単行本化に際して読者が何を願っているかって、雑誌に載った話をそのままの状態で保存しておきたい、ってのも少なからずあると思うんですよ! 雑誌そのままでの保存ってのは場所もかさんだりでいろいろ問題あるしさあ。

そーいうとこでエピソード省いたりするってのはっっ! 作者的に納得いかなかったからって場合もあるんだろうけど、一度世に出したからにはしっかり責任を持ってですな……。
ってチャンピオンの場合編集の意向も多分にありそうだから作者だけ責めるのもちょいと無下か。ううーんもう。いや実際悩んだんだよなあ、フルットはスクラップして保存しとこうかなあ、って。

まあでもそれは、単行本化するかどうかわからないから、であって、単行本化決定!の報を聞いて安心して処分しちゃったもんで……。

は~……。イカ娘の初期の頃のカラーページを処分してしまったのと同じぐらい心残りだわ…w

あとフルット、エピソードの収録順が連載時の順番とは違うよね? てかかなりバラバラにミックスされ直してる。いやまそれはいいんだけど、いいんだけどうーん何かちょっともやもやしたものがw

っとはてしかし待てよ、ひょっとしてこうやって収録順を再構成したもんだから、今回はリアル鯨井先輩の話を収録するタイミングが無かった、ってだけなのかな?
結果的に、ひょっとして収録を2巻に持ち越しただけのかな?
そうだといいんだけどそれが確認出来るのは(2巻が発売されるのは)一体いつになることやら……w 1週2ページで1巻のページ数が大体160ぐらいで……。
気長に待つしかないか…w

ってなんかちと文句も多く書いたけど、オススメ漫画であることに変わりゃーないです。イカ娘のアニメを観て「こんな漫画あったのか!」と驚いたそこのあなた! こんな漫画もありますですよー^^;
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トライガン・マキシマム

2008年05月30日 02時06分25秒 | 漫画とか~?
(以下ちっと信者入ってて気色悪いんで、キショイと思ったらスルーでお願いしますm(__)m)

久々に本屋をブラブラ歩きながら、そういえばトライガンの最終巻っていつ出るのかな~、とか思ってたら、あ、も、もう出てたのね(--;
つーわけで即買いして読みました、トライガン・マキシマムの第14巻。

個人的には、かっこいい男の体、を描かせたら、内藤泰弘が一番だと思う。またその「体」を活かして、男の体の形だからこそ出来るかっこいいポーズやアクション、を描かせても一番だと思う。女性から見た時の男のかっこよさ、じゃなく、男が惚れる男のかっこよさ、つーか。
こういう世界もやっぱ必要やね。いつもイカ娘ばっか読んでるわけじゃねえですよw

いやはやしかし、この漫画とも長い付き合いになりましたな…。最初の出会いは本屋でコミックス1巻(まだマキシマムじゃないほう)を見かけた時。内容はどんなもんか知らなかったんだけど、ただ自分の大好きなゲームに「エナジーブレイカー」ってのがあって、それのキャライラストとトライガンの絵柄に同じものを感じた、ていうか同じ人なんだけどw

そんなわけで遅い発刊ペースとともに読み続けて、もう何年?10年はいったのか? うーんひとまずよくぞ完結まで持っていきました、天晴れ。
最初の頃は割とまだ設定なんかも適当で?今思えば一口に言ってみりゃあ「厨臭い」感じの漫画でもあったんだけど…w

段々1ページ1ページに対する「魂の乗せ方」が凄まじいことになっていって、途中休載期間もあったようだけど、そりゃあねえ…。あんなテンションで描いてりゃどっかでパンクするよそりゃあ…w

何巻だったか、ヴァッシュが血の涙を流したシーンや、ウルフウッドが死んだ瞬間の見開きの1枚絵とか、読んでて息を呑みましたもの。
ラズロ発現のシーンとか、ページ1枚めくる毎に「わ、うわっ」と心の中で呻いてたしね(自分で書いてて気色悪…w)まあその後ラズロがヘタレすぎてがっかりしたけど…w

とりあえず漫画を読んでて、1枚の絵に息を呑んだ、って経験はあんまり無いですよ。自分は絵心全く無い人間だけど「漫画家は命削って描いてる(by米原秀幸^^;)」ていうことを肌身で感じさせてくれた初めての漫画かもしれない。

なんか前振り長くなった。んで14巻の内容はっていうと…。
ああああ、が多いw いやもう究極的に切羽詰った場面の連続なんで、もう「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」と言わせる他ないんだろうけど、もうずっと「あああああ!」と「おおおおお!」の連続。ああそりゃ休載挟まんとテンション持ちませんわな…w

なんつーかもうキャラクターが、容易に言葉で表せない次元で命のやり取りやってるので、作者自身がそれについていってそれを表現するのに一杯一杯、て感じ。

最終回は、それぐらい凄まじいことをやってきた漫画のラストを飾るに相応しいかどうか、となると、どう、なんだろう?
いや、これでいいとは思うし、あれだけごった返しになった漫画の落着点をよくぞちゃんと整えた、とも思うけど、ちょいと物足りないと感じたのも事実。
個人的に、結果的にクライマックスになったのは前巻の13巻のほう、て思う。

だけどまあ四の五の言うまいな。落とさなきゃいけない部分を、何一つぞんざいでなあなあにすることなく落とし込んだんだから。まあその為に後付け設定は割とぽんぽん出てきてたけどね…w

まあとにかく、なんかタイミング遅れたけど祝完結。いや、10年に渡って付き合った漫画だから、やっぱそれなりに感慨がありますわな、って話で。

余談:無印の1巻と2巻に出てきたBDネオンてキャラ。2巻じゃ表紙にも出てきてて、もう1度会おう的な別れ方したし、ライバル的なキャラになるのかと思ったらその後全く出番が無くてアイタタタw
14巻の内表紙の全キャラ集合な絵の中にも姿が見えず、ああ、デリートされたのかwと思ったら最終回でちゃんと出てました^^
よく見ると内表紙のほうにもちゃんと描かれてました。良かったなあw

余談2:カバーの下の、表紙をパロディしたイラストも毎回どんなのか興味があったとこなんですが、今回のはどっかで見たなーと思ったらそう、ドクタースランプのどれかの表紙をパロったもんだった。
ってなぜ最終巻でそれ!? こないだドクタースランプについて書いたとこなんで、何かの縁(何の)かと思って一応。

余談3:ただこの漫画、アクションシーンがかっこいい、のだけど、ごちゃごちゃしすぎてて1回読んだだけじゃ、何かすごいことをしてるんだろうけど何がどう動いたのか分からない、てのは難点ですな…w
2回目以降前後の状況を把握してから読み返してみてようやく、ああそういう動きか!って分かる。まあ2度楽しめるってことで…w
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ドクタースランプ、なんだよね、まあ、金色のガッシュ、と同じか、違うか

2008年03月19日 03時34分40秒 | 漫画とか~?
※ごめんこの日記若人置いてけぼりなんで勘弁w

こないだ行ったMHP2オフ集会。昼と夜の部があったんだけど、ぶっ続けなのはしんどいので、途中で一旦解散、自分は休憩にネカフェへ。

さてまあただ仮眠取るだけなのもなんだし、なんか読もう。何を読もう。うろうろしてみて目に入ったのが「ドクタースランプ」

ああ懐かしい……ってか、うーんこれを懐かしいとか思ってると、なんかもう中年世代臭がしてなんかなぁ…w

子供の頃全巻揃えてたんだけど、何せまあ随分ガキの頃の話、扱いが乱暴だったもんで、カバーはほぼ全部無くなってるわ、1、2巻に到っては存在自体を無くしてしまってるわで。

1巻は相当違和感があったのを憶えてる。ただ最後に読んだのも子供の頃なんで、内容をあんまり憶えてない。
ふぬ、ここはちょっと1巻を読み返してみるか。確かアラレちゃんの頭身が高かったのは憶えているんだけど……。

で、読んでみる。
って、んな、

なんじゃこりゃあ!?

違和感どころか、別物じゃねーかこりゃ!?

アラレちゃんの頭身が高い(とはいえ大体3頭身なんだけど。当時の鳥山明の画風だと相当ほっそりして見える。後期は2頭身だし)のは憶えてたけど、性格も全然違う…。
千兵衛に敬語を使ってる(!)し、口元を押さえて「くすくす」と笑ったり(大口開けてキャハハじゃない)

うーん、こんなに違うとは思ってなかった…。全然普通に女の子らしいんだもんな…。しかし思い返せば子供の頃は、1巻の頃のこの「女の子らしさ」が凄く嫌だった気がする。後期やアニメのノリに慣れてると、子供心に拒絶反応が出たんだろうなあ。

で、だけど。

いやこっちのほうがいいぞ実際ちょっとwwww

ていうか作者も方向性が定まってなかったんだなあ、1巻の頃は…。2巻からはどうなんだ? とちょっと読んでみたら、2巻になるとほぼ方向性が定まったようで、1巻の独特の雰囲気はなくなり、お馴染みの作風が定着してた。うーんちくしょう、惜しいww

後に軸になるのは超絶ドタバタギャグで(1巻の時点でもう大概だけど…w)、そのドタバタを行うに相応しいキャラに、アラレのキャラがシフトしていった……て感じなのかな?(ウンチ手に持って普通みたいなw)
逆に1巻の頃は、可愛らしい一見普通の女の子が、アレなことを言ったりあーんなことをしたりするギャップを楽しむような漫画、って感じ。

いやあ、うん、大人になると、なんか後者のほうが良かったんだよ、なんか…w

ちくしょう不覚、まさか今になってアラレちゃんに萌えるとは思わなかったw
逆に言うと年なんかなあ、俺ぁもう…(--;


余談:主役以外の部分で目立った違和感。
まさかの葵さん大活躍!w いやーだって千兵衛がアラレを造って最初に見せに行ったのが、タロウや茜じゃなく葵さんなんだもん…w
第2話でも「映画見に行くので車に乗せて」とか千兵衛に言ってるし…。ひょっとすっと当初の予定では、千兵衛、葵、緑の三角関係みたいなのもあったのかなあ…?
マイナーキャラ好きとしてはこの違和感は嬉しいw

あと、今では絶対出来ないギャグ。耳や鼻に人骨を通していかにもこう人食いモゴモゴな風貌の裸族の人が「オ、オレコレカラスキキライシナイ、コレカラハ年ヨリモクウ」って台詞を言うんだけどやっべーこれ危なーい!ww

とはいえ昔はこれでオッケーだったんよね。それを言ったらミスターポポのデザインもどうなんだって話になるし…^^;
人食い人種に食われそうになるチャーリー山田、っていうシチュエーションのギャグもあったしなあ…w アニメの再放送でこの場面なんの修正もなく放送されててびっくり^^;;


そんな感じ。今度1巻だけ買いなおしてみようと思うw
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幻のダライアス

2007年06月28日 02時11分24秒 | 漫画とか~?
唐突ですが、ずっと昔から、古本屋に行くたび、探している本があります。
そのタイトルの名は「ダライアス=サーガイア」
間は=じゃなしに「・」だっけ? なんせもうそんなとこまで憶えてないんだけど…。

今は亡きマル勝スーパーファミコン……ん?もう電撃になってたっけ?いやもうとにかく殆ど憶えてないんだけどさあw とにかくその辺で連載されてた漫画で、ゲーム雑誌に連載されてた漫画にも関わらず、かなりすごい打ち切りを食らった作品だったと認識しております。

いや、実際さ、ダライアスってその当時、SFCで出てたのはダライアスツインぐらいだよ?(この漫画のもう少し後でフォースぐらいか)
正味な話、ほぼ完全にスーファミでしか遊んでなかった当時の自分にしてみりゃ、ダライアスに対する認識なんて、「なんか魚が出てくる変なシューティング」ぐらいのもんですよ。なんでまたスーファミ専門誌でダライアスの連載? これがまだスーパーダライアスが好評を博したPCエンジン誌上ならわからんでもないけど(そうか?)

一応、大々的に連載予告などを打って、連載開始前に登場人物や、世界観の設定をカラーで数ページ使って特集してたと記憶してます。結構力を入れてたっぽいのだけど、今思うとかぁなり変なとこありまして、まずティアットが女性じゃないし、シルバーホークは全然形が違う上、顔が付いてて喋るし。
敵側にはやたら通俗的な普通の人間ぽい連中が居るし(名前がなんか色々神話系から取ってきてたみたいなんだけど、なんでベルサー軍にそんな名前・_・;)

連載開始前の設定資料でその辺多分解説があったと思うけど、憶えてねっす。ちゅーかちゃんとした設定があったとしても、ゲームのダライアスからはイメージがほど遠すぎるよなあ。

「ダライアスの漫画」と一口に聞くと、それはもうキングフォッスルが躍動してエレクトリックファンが跳ね回って、グレートシングが威容を晒してと、そんな素敵漫画を想像してしまうのですが、事実は違う。残念ながら。
つーかゲーム中に出てた魚ボスなんて登場しませんよ? 一応オリジナルの魚っぽいのは登場するけど、その名前がラルファシムアストラエラ??? 確か読者からアイディアを募って採用したと思うんだけど、なんでまたそんな中学生が考えたような厨臭い名前ゲフゲf
(ちなみに登場シーンだけ描かれて、戦闘シーン省略されて次に出たときにはもう撃破されてたと記憶してます…)

最終回が凄かった。いや、厳密には最終1回前が凄かった。どんな内容っていうと、もはや完全にダイジェスト。恐らく打ち切りが決定して、張った伏線や設定をとにかく消化しなけりゃならなくなったのだと思うのだけど、もうひどい、幕間が繋がらないどころか、意味がわからん。1ページめくるとごっそり3話分ぐらいワープした場面に一気に飛んでたりで、当時まだ子供だった自分は、読んでて相当混乱しましたよ。マジで落丁かと思った……ってひょっとしてマジで落丁だったんかな^^;

そんなこんなで終わったダライアス=サーガイア。しかし月日が経つと考え方も変わってくるもんで、もう1回読んでみたいな、と思うようになってきたのです。
確かコミックスにはなる、みたいなことを、最終回後のおまけページで描いてたはず。書き下ろしページ満載で…ってそりゃそうだわなあw
つーわけで探してみるんだけど。
無い。
全然無い。同時期のリスティスだとか各種摩陀羅とか、聖痕のジョカなんてものも古本屋じゃ結構見かけるのに、これだけは無い。
思い余ってアマゾンで検索。
引っかからない!?
ひょっとして出てないのか!? 出たとしても余りにも数が少ないのか??
あまりの不人気でコミックス化も取りやめになった、のか……?

探しちゃいるけど見つからない。もし詳細をご存知の方が居たらご一報を~^^;

追伸:俺はダライアスツインもフォースも好きですよw いやマジでね。
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長い道

2006年01月25日 17時48分55秒 | 漫画とか~?
ふ、っと、目に留まった一冊の漫画。
普段ならこのテのタイプの漫画は読まないのですが、なんとなーく気になったので購入してみました。

「長い道」

画像クリックすると大きくなりますよと。

主人公は老松荘介と、その妻、道(みち)。
定職に就かずブラブラしているゴクツブシ荘介の元に、突然親同士が酔った勢いで勝手に決めた嫁として送り込まれたのが、脳天気な道。
これがこの漫画の基本となる設定です。

んまあ、ドタバタ萌え恋愛物にありがち~な設定? かもしれませんが、この漫画萌え系ではありません。一応短編ギャグ連作、の体は成していますが、どっちかっていうとほのぼの系。勝手気まま無軌道に振舞う荘介に、ニコニコと天然のままそっとついていく道の姿が、54の話に渡って綴られています。
一応現代の物語ではありますが、雰囲気的には昭和30~40年代、って感じです。そんな何故か少し懐かしい雰囲気の日常物語。これにピンと来た人は是非読んでみましょうw

しかしまたこの荘介がひどいもんで…w 道が家に来た初日、これから友達(女)が来るので、ヨメになって部屋を片付けてくれ、片付けたらリコンな、などとひどい台詞を平然と言います。
ふつー、この手の設定で強引に夫婦にされた男のほうは、なんとか奮起して男らしく振舞おうとするもんですが、荘介にはそんな素振りはちーともありませんw(いや、多少はあるけどね)

うーむ、こういう設定は男の作者には書けないな…w なんとかかっこつけたいという気持ちがあるからね。作者が女性だからこそ、こうもストレートにダメ男が描けるのかもしれない。

また道も天然なもんですから、貧乏で無軌道な荘介に振り回されながらも、なんだか幸せそうです。でも時々昔の男を思い出したり、実際にその男に再会してしまったり、彼女にも深い悩みがあるはずなのです、が。
作中であまりそうした内面を描いていないので(描けないのではなく、あえて描いていない)彼女の心根は読み手が想像するしかありません。

なかなか恋愛面(もう夫婦になってるからそう言うのも変ですがw)での進展がなく、付かず離れずの日常風景が淡々と描かれるので、読んでて結構やきもきさせられます。
ただそんなだからこそ、たま~に普段と違う風景が混じると、ドキっとさせられます。普段敬語を使っている道が、ふざけて荘介に過去の男について言及された時、雨の中で一言「そうよ」という場面。
これは、男のほうからすれば、一瞬思考が止まりますね^^; ドキ、というより、ギク、のほうが近いかもしれない。

まあ、結局何が言いたいのかっていうと、読後感は非常に良かったということなのですよw
ていうか道さん萌えw いや、そういう目的で読む漫画ではないんでしょうが。

しかし、だ。正直なところ、自分がこの漫画の全てを解するには、まだ老いが足りないです^^; 読み終わって「いい漫画だ」と感じることはできても、なにかこう人生の機微というか、そうしたものにもうちょっと精通しなければ、この漫画を完全に理解は出来ないと思いました。

結論:まだちょっと俺には大人の漫画でしたわ^~^;

でもいい漫画でしたよ。ほのぼの系、でも時々シリアス。一風変わった漫画が読みたいという方にオススメです。ってもう大抵の店頭には無いかもしれんが…w

てか、巻末の初出を見ると、すてきな主婦たち01年3月号~04年4月号、月刊まんがタウン05年4月号、自費出版02年3月…。
なんっか漫画の内容同様フクザツだなあw 書いた順番と実際のストーリー展開で前後している部分があるので、その辺も把握しなければこの漫画を理解することができそうにないです。

それにしてもいいのかね? 夫にじっと我慢してついていく一昔前の妻像、と見ることもできるのだけど、女性が書いてるからまあいいのかな…?


この感想文、全体的にうまくまとめられてないので、機会があればもう一度読み直して書き直したいところ。まあうん、もう一度読んでみよう、というスルメ的な面白さもありますよ、この漫画。
ってなんか絶賛だな、俺…w 新しいジャンルの世界を開拓したので、多少感動してるのかもしれないw
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