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CygwinでSSH その3 パスフレーズ回避

2013-09-30 14:57:23 | ネットワーク
前回の続き。
前回、公開鍵を使ったが、ここでパスフレーズを入れた場合、公開鍵接続のたびに、パスフレーズ
を聞いてくる。

それは、システム上いやな場合、パスフレーズ入力を回避するわけだが、その方法は(パスフレーズを
入れないというものを除くと)大きく3通りありえると思う。

・rhosts(shosts)認証設定
・ホストベース認証設定
・ssh-agent利用

以下、それぞれについて説明するが、今日も前提は以下のとおり

【前提】

・sshdサーバーはCygwinを使っている(cygrunsrv -S sshd)
・クライアント側はRedHat Enterprise LinuxがVMWareに載っている
  →sshコマンド発行
・サーバー側IPアドレス 192.168.1.10
・クライアント側IPアドレス192.168.11.11




■SSHのrhosts認証設定

(1)Cygwin側: /etcにsshフォルダを作成

(2)RedHat側から、公開鍵転送 
    scp ~/.ssh/id_rsa.pub 192.168.1.10:/etc/ssh/ssh_known_hosts

(3)Cygwin側で ~/.rhosts ファイルを作成する。

   ファイルを作成する場合、Cygwin上で
    touch ~/.rhosts
   を実行し、空のファイルを作ってから、Windowsのエディタで編集する
    (Windows上では、.から始まるファイルは作成できない)

   ファイルの中身は

   192.168.11.11

  のように、クライアントのIPアドレス、DNSしか書かないと、
  root以外全部のユーザーがアクセスできる
  (そのあとに、ユーザー名を書くと、そのユーザーだけアクセス)

(4)Cygwinを落とし、再起動

(5)Cygwin側で
  cygrunsrv -S sshd 実行

(6)Redhat側から、SSHでアクセス
   ssh 192.168.1.10


※.rhostsでなく、.shostsでも可能

【参考】
http://www.netlab.is.tsukuba.ac.jp/~one/ssh/





■SSHのホストベース認証設定

(1)Cygwin側に /etcにsshフォルダを作成

(2)RedHat側から、公開鍵転送
    scp ~/.ssh/id_rsa.pub 192.168.1.10:/etc/ssh/ssh_known_hosts

(3)Cygwin側で
      /etc/ssh/shosts.equiv ファイルを作成する。
   ファイルの中身は

    192.168.11.11

   のように、クライアントのIPアドレス、DNSしか書かないと、
   root以外全部のユーザーがアクセスできる
   (そのあとに、ユーザー名を書くと、そのユーザーだけアクセス)

(4)Cygwinを落とし、再起動

(5)Cygwin側で
  cygrunsrv -S sshd 実行

(6)Redhat側から、SSHでアクセス
      ssh 192.168.1.10

なお、このあと、
(7)Cygwin側の/etc/ssh/sshd_configの編集
(8)Redhat側の/etc/ssh/ssh_configの編集
が必要のはずだが、しなくても動いた。

※rhosts認証の~/.rhostsが、/etc/ssh/shosts.equivに
変わっただけ

【参考】
https://users.miraclelinux.com/update/?q=node/1
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