ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

機動力のない、フリーや零細ソフトハウスは、今後きびしいのかなあ。。

2005-11-02 22:31:42 | Weblog

 昨日のTDDの話で、

これをTDDに置き換えると、どうなるかは、今度かくかも

 と書きました。

 今回は、その話なんだけど、ちょうど、いい具体例(東証のシステム障害)が、昨日起きたので、その話もからめて。




 最近言われる、アジャイル開発になってくると、仕様をきっちりユーザーが固めないで開発に入れる。

 事実、いまや、きっちり仕様を固めていない。

 というか、ユーザーだけでなく、マネージャーですら、仕様が良くわかってないケースもある。 ウィリアムのいたずらの仕事なんかだと、マネージャーさんが、「これだけの情報でできますかねえ。。」とか、「うーんと、どういうのだか、よくわかんないんですけど、作ってくれますか?」とか言われることもあった。

 なんで、とりあえず、作っていくのだが、そうすると、どうなるか。。。

 問題が、先送りになってしまう。

 つまり、どんどん、やさしいところから作っていき(やさしいところから仕様がきまっていくから)、結局、あとで、

「おいおい、時間たんねーよ!」

 ということになる。

 「じゃあ、すぐに作っていかなきゃいいじゃん!ちゃんと全体を見切ってから作れよ!ウォーターフォールを守れよ!」
 って言う話になるが、そうすると、仕様決めが何ヶ月もオーバーになり、開発時間がなくなるなんていう結果になる。

 つまり、どっちに転んでも、今の開発は、納期直前に、開発量が増えてしまう。

 さらに、オープンシステムになってから、想定外なことが多く起こるようになった。
 このバージョンの組み合わせでは、動かない!というもの。
 これは、開発してみないとわかんない。

 そんなわけでも、今の開発は、納期直前に、開発量が増えてしまう。

 そうすると、カネの問題はさておいても、納期直前に、人が必要になる。

 昔の考え方だと、「そのために、ヨーク考えて、計画を練って、仕様を読みきってから、人が何人必要かを割り出し、そして、必要な人をアサインすることが大切だよ!だから、ウォーターフォールなんだよ!」ということになるだろうけど、最近の人たちに、この考えは、受け入れられないと思う。アジャイルで、とにかく開発していこう、開発しながら、考えよう!というのが、(この考えが正しいかどうかにかかわらず)世の中の空気だと思う。

 つまり、カンバン方式と考え方は同じである。

 必要なときに、必要なだけほしいのである。

 そうすると、上記の理由により、開発後期に、人を急に投入しなければならない。

 しかし、フリーや零細では、そんなこと、急に言われても困る。

 っていうと。。。じゃあ、やっぱり、急に人は必要になるから、あらかじめ、人を用意できる会社に発注しよう!

 っていうことになるんじゃないかなあ。。

 なんで、情報処理試験のPMの午後1問2の外注先のチェックリストにあったように、「機動力」がチェックポイントにはいっていくんだろうな。




 さらに、この「機動力」は、バグ修正のときにも、必要になると思う。
 今回の「東証のシステム障害」のような場合、とにかく、どうにかしないといけない。
 そんなとき、もし、そういう部分を、個人のフリーの人にまかしていたら。。。
 その人、つかまんない!(どこにいるかわんない)っていうことになる。

 そうすると、やっぱり、大きなシステムは、ちゃんとした会社で、すぐに担当者がつかまり、さらに場合によっては、修正に人手がいるかもしれないので。。。

 やっぱ、機動力!

 っていうことになるのかなあ。。
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